連荘で高校野球ネタで失礼します。やはり昨日の興奮冷めやらずということでご理解願います。
備忘録の意味で今日は私の4回目のワクチン接種でした。前回までユードームでの集団接種でモデルナでしたが、今回は県立大東病院でファイザー。一関市では60歳を超えると自動的に黄色の封筒でワクチン接種が促されます👀。今のところ体調に変化はありません。
さて、今日の本題に移ります。
仙台育英高校の優勝の大きな原動力になったのは、何といっても5人の投手陣。一週間に500球以内という一人の投手の球数制限がかかってからトーナメント方式の大会を勝ち進んでいくためには複数(最低3人)の投手を揃える必要があります。仙台育英は3人どころか5人もの投手を用意しつつ、各々の投手が実力を発揮したところがすばらしい結果を生みました。技術だけでなくメンタルも強くないと勝ち進んでいけばいくほど結果を出すことはできません。この点の日ごろの鍛錬がいかにされてきたのかが伺い知れるところです。
仙台育英の成功よって強豪校と呼ばれる学校は、さらに投手の人材確保に拍車をかけることでしょう。確保するだけでなく怪我をしないような体調管理ができ、なおかつ適切な指導ができるコーチも必要となりますし、練習用のブルペンや捕手の数も必要不可欠となります。これが可能となるのは私立の経済的に恵まれた学校のみが現実的に対応できる訳で、公立高校はほとんど無理でしょう。
岩手県では最近公立高校が県予選で決勝まで進出することも稀であり、甲子園出場となると平成8年の盛岡四高まで遡ります。
急激な少子化の影響もあり、さらに私立と公立の実力差は開いていき、公立の甲子園の出場は夢のまた夢となる可能性が高くなります。高校野球がプロ養成所ではなく学生野球の本文を貫き将来は社会に貢献する人材をつくるためとするならば、甲子園出場の在り方も考慮すべき時期にきているのではないかと思います。
確かにそれを補うためにはるの選抜甲子園で21世紀枠が施行されているところではありますが、私学強豪校の全国スカウトや他県からの野球留学がすでに固定事実として継続されていることも忘れてはならず、今一度検証することも必要かと思います。ただ他県からの人材流入は別の観点からレベルの向上につながっていることも事実としてあり、是非の判断には難しいところもあります。現に昭和44年の三沢高校は実は米軍基地関連の仕事のために全国から技術者が集まり、その子弟が三沢高校での主力選手であったという歴史的事実がありました。
いずれにせよ世の中の動きは急であり、時代に対応した大会運営をもっと模索すべきと思います。私としては高校野球は健全な人材の育成に寄与するものであって欲しいと思うのです。