農業生産性、群馬3割改善 高付加価値品へ転作進む
【日本経済新聞電子版 2022年7月29日 21:00 (2022年7月30日 7:15更新)】
面積あたりの農業産出額が大きい「稼ぐ農地」への転換が群馬県や山梨県で進んできた。担い手が減り耕作放棄地も広がる農業を再活性化するには、収益性を高める努力が欠かせない。上位県はカット野菜向け生産を拡大するなど世の中の変化に柔軟に対応し、価格競争に負けない産品への切り替えも進める。
耕地1ヘクタールあたりの農業産出額を都道府県別に算出し2005年から20年にかけての増減率を比べた。最も向上したのは群馬県で全国集計を22.5ポイント上回り31.6%増となった。山梨県が29.0%増、長野県が26.7%増で続いた。
転作や品種切り替えで生産性が向上した割合(収益性増減率)
(耕作地1ヘクタールあたりの都道府県別農業産出額について、2005年から20年への増減率を算出したもの。農水省の作物統計調査、生産農業所得統計から作成したもの)
全国一位は群馬で31.6%
東北では 山形が4位で26.1%、青森が9位で23.9%、岩手は16位で12.9%
全県挙げて稲作から転作を進めている秋田県が意外な数字で23位で5.5%。
本県は他県と比較してかなり微妙で中途半端な印象。9月議会に向けて先進地の内容を精査します。
2022年07月31日
2022年07月30日
ローカル線生き残りか廃線か
【2022年7月29日 岩手日報第一面】
いつかは発表すると思っていたローカル線の区間別収支をJR東日本がついに発表に踏み切った。
輸送密度2000人未満(一日1キロ当たりの利用者を示す平均通過人数)が発表の対象で、併せて収支と「営業係数」(100円の費用を得るために必要な費用)も示された。
本県では大船渡線、釜石線、北上線、八戸線、花輪線、山田線が対象となった。
大船渡線は郵送密度が754人、収支は▲15億7500万円、営業係数は912円。
発表された東北地方の他の路線と比較すると輸送密度は中程度、収支▲は中の下、営業係数は下位といったところ。
JR東日本は赤字路線だから即廃線ではないと言っているが、この発表を機にBRTなどの代替輸送に振り替え可能なところは誘導していくつもりだろう。地元自治体は大反対であろうが、急激な人口減がそれを許すかどうか、JR側が路線維持費の一部負担を求めることも十分に予想され、今後の議論の接点に関して困難を極めることは必至。
そもそも新幹線が開通する以前、国鉄時代から旅客部門は輸送部門に比べて採算性が低く、東北本線などでは貨物列車のダイヤを優先していたくらいだから保線区の費用は相当のものがあると想像できる。
タフな交渉が今後展開されるのは必然だが、県がどのように関わるか、まさか当該自治体に丸投げすることは許されないはずだが、過去に山田線(宮古〜釜石間)を三陸鉄道に譲渡されたときの県の超アッサリとした対応は記憶に新しいところでもあり、しっかりとした対策室でも設置して事前準備を今から進めていく必要がある。
ILCが実現の運びとなれば、大船渡線は必要不可欠な鉄道路線となるので、その青写真も県は描く必要があるはずなのだが。
上の写真はJR摺沢駅の1番線ホーム。かつて通勤通学列車はホームの先端を追い越すほどの車両があり、多くの乗客が駅を賑わしたものだった。私のかつての自宅はこの付近にあり、私は小心者で果たせなかったが、弟は改札口を通過しないでこの階段から朝の列車に飛び乗った👀と本人が言っていた。
2022年07月28日
がっかり😞
県庁に家宅捜索 岩手競馬の広告巡る贈収賄容疑 組合職員ら3人逮捕
【2022年07月28日 18:54 IBC岩手放送 配信】
関係先として岩手県庁にも家宅捜索が入りました。岩手競馬の広告宣伝をめぐり広告代理店から飲食の接待や商品券などの賄賂を受け取ったとして、県競馬組合の業務部長の男が逮捕されました。贈賄の疑いで広告代理店の社長と社員も逮捕されています。
「今、段ボールを持った捜査員が県庁に入ります」
28日午後4時ごろ、県庁を県警の捜査員9人が訪れ、岩手競馬を担当する競馬改革推進室を家宅捜索しました。
警察は28日午前、収賄の疑いで県競馬組合業務部長で盛岡市向中野の齋藤和博容疑者(60)を、また贈賄の疑いで仙台市の広告代理店東日本朝日広告社の社長、菅原勝朗容疑者(61)と営業担当社員で盛岡市本宮の中條智之容疑者(55)を逮捕しました。
警察によりますと齋藤容疑者は2019年1月からことし4月上旬までの間、岩手競馬の広告宣伝などの業務委託で東日本朝日広告社に便宜をはかり、その見返りとして日本料理や焼肉などの飲食接待のほか商品券、洋酒、高級メロンなど合わせておよそ十数万円相当の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
東日本朝日広告社はおよそ5年間(警察発表。東日本朝日広告社の説明では7年間)岩手競馬の広告宣伝の業務を請負っていて、齋藤容疑者は企画コンペの審査や委託先の決定に携わっていたということです。
警察は3人の認否を明らかにしていません
平成19年の岩手競馬存廃問題の時に必死になって存続を求めてきた議員の一人として、恥ずかしい事件が発生してしまい慙愧に堪えません。
複数年にも及んで特定の業者に便宜をはかったことは競馬組合の管理監督責任はまぬがれません。管理者である達増知事はトカゲのしっぽ切りで終わらせることは許される訳もなく自らの責任も明らかにすべきと考えます。
当面は捜査の行方を見守ることになりますが、まずは競馬議会における管理者の説明責任、その後県議会でも明確な答弁が不可欠です。
【2022年07月28日 18:54 IBC岩手放送 配信】
関係先として岩手県庁にも家宅捜索が入りました。岩手競馬の広告宣伝をめぐり広告代理店から飲食の接待や商品券などの賄賂を受け取ったとして、県競馬組合の業務部長の男が逮捕されました。贈賄の疑いで広告代理店の社長と社員も逮捕されています。
「今、段ボールを持った捜査員が県庁に入ります」
28日午後4時ごろ、県庁を県警の捜査員9人が訪れ、岩手競馬を担当する競馬改革推進室を家宅捜索しました。
警察は28日午前、収賄の疑いで県競馬組合業務部長で盛岡市向中野の齋藤和博容疑者(60)を、また贈賄の疑いで仙台市の広告代理店東日本朝日広告社の社長、菅原勝朗容疑者(61)と営業担当社員で盛岡市本宮の中條智之容疑者(55)を逮捕しました。
警察によりますと齋藤容疑者は2019年1月からことし4月上旬までの間、岩手競馬の広告宣伝などの業務委託で東日本朝日広告社に便宜をはかり、その見返りとして日本料理や焼肉などの飲食接待のほか商品券、洋酒、高級メロンなど合わせておよそ十数万円相当の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
東日本朝日広告社はおよそ5年間(警察発表。東日本朝日広告社の説明では7年間)岩手競馬の広告宣伝の業務を請負っていて、齋藤容疑者は企画コンペの審査や委託先の決定に携わっていたということです。
警察は3人の認否を明らかにしていません
平成19年の岩手競馬存廃問題の時に必死になって存続を求めてきた議員の一人として、恥ずかしい事件が発生してしまい慙愧に堪えません。
複数年にも及んで特定の業者に便宜をはかったことは競馬組合の管理監督責任はまぬがれません。管理者である達増知事はトカゲのしっぽ切りで終わらせることは許される訳もなく自らの責任も明らかにすべきと考えます。
当面は捜査の行方を見守ることになりますが、まずは競馬議会における管理者の説明責任、その後県議会でも明確な答弁が不可欠です。
2022年07月27日
令和4年度一関市の県への要望会
先週の平泉町に続き、本日一関市から県への要望会が例年通り行われました。県の受け手は県南広域振興局です。
佐藤市長になって初めての要望会。県南広域振興局も永井局長が四月に就任したのでこちらも初めて。
新しい何かが起こるのかとオブザーバーとして出席していた私は静かに見守っていましたが、
その結果は何も変わらない。
県は本局の答弁とトーンはまったく同じで、要望に対してできない理由(言い訳)を述べるのみ。県の出先機関として市に寄り添った共に問題を解決しようとする姿勢も戦略性なども微塵にも感じない。
せっかく同席した会議を開くのであればもっと建設的な意見を交わしてもいいはずで、こんな形式的な内容の要望会ならばわざわざ会を開く必要もない。
なぜ、要望会がこれほどまで劣化し形骸化してしまったのか。
私が初当選した頃は増田知事が直接参加して、要望を受け取り、年次ごとに改良を加えて知事もバスに乗り込み現地調査も一緒に行いました。知事が直接出向いてくるとなれば要望する側も工夫を凝らして何とか実現するようにアピールする。その間にはいい緊張感がありました。
達増知事は就任以来同席したのはたったの2回で、以来13回は広域振興局長以下が要望を受領し、後日、知事に報告する形式を採用しています。達増知事はこの方式が合理的かつ効果的と議会で答弁していますが、そこに納得できる理由は見いだせません。私たち「いわて県民クラブ」が毎年市町村ヒアリングをすれば、ほとんどの首長が知事の出席を希望しているにもかかわらず、達増知事は頑なにこの要望に応えることがないのです。
市町村と県はそもそも同じ地方自治体として同列なはずなのに、現在では上位にいるような振る舞いをしています。
企画と地域振興を担っていた「政策地域部」を解体して「ふるさと振興部」に編成替えして地域振興に注力するという触れ込みでしたが、広域振興局に明確な権限移譲もされていないなど機能しているかどうかも疑われます。
私はこの部局再編には反対して反対討論の中で、形をいくら変えてもスピリットが伴ってなければ意味がないと主張しました。
まさに地域振興に対する達増知事の不熱心さがこうした要望会の形骸化を招いていると結論付けて間違いないと思います。
本日出席された県南振興局の職員の皆さんには耳の痛い話をしましたが、彼らにはまったく非はありません。こうしたシステムをだらだらと続けることを許した達増知事の無関心さにすべての原因があります。
佐藤市長になって初めての要望会。県南広域振興局も永井局長が四月に就任したのでこちらも初めて。
新しい何かが起こるのかとオブザーバーとして出席していた私は静かに見守っていましたが、
その結果は何も変わらない。
県は本局の答弁とトーンはまったく同じで、要望に対してできない理由(言い訳)を述べるのみ。県の出先機関として市に寄り添った共に問題を解決しようとする姿勢も戦略性なども微塵にも感じない。
せっかく同席した会議を開くのであればもっと建設的な意見を交わしてもいいはずで、こんな形式的な内容の要望会ならばわざわざ会を開く必要もない。
なぜ、要望会がこれほどまで劣化し形骸化してしまったのか。
私が初当選した頃は増田知事が直接参加して、要望を受け取り、年次ごとに改良を加えて知事もバスに乗り込み現地調査も一緒に行いました。知事が直接出向いてくるとなれば要望する側も工夫を凝らして何とか実現するようにアピールする。その間にはいい緊張感がありました。
達増知事は就任以来同席したのはたったの2回で、以来13回は広域振興局長以下が要望を受領し、後日、知事に報告する形式を採用しています。達増知事はこの方式が合理的かつ効果的と議会で答弁していますが、そこに納得できる理由は見いだせません。私たち「いわて県民クラブ」が毎年市町村ヒアリングをすれば、ほとんどの首長が知事の出席を希望しているにもかかわらず、達増知事は頑なにこの要望に応えることがないのです。
市町村と県はそもそも同じ地方自治体として同列なはずなのに、現在では上位にいるような振る舞いをしています。
企画と地域振興を担っていた「政策地域部」を解体して「ふるさと振興部」に編成替えして地域振興に注力するという触れ込みでしたが、広域振興局に明確な権限移譲もされていないなど機能しているかどうかも疑われます。
私はこの部局再編には反対して反対討論の中で、形をいくら変えてもスピリットが伴ってなければ意味がないと主張しました。
まさに地域振興に対する達増知事の不熱心さがこうした要望会の形骸化を招いていると結論付けて間違いないと思います。
本日出席された県南振興局の職員の皆さんには耳の痛い話をしましたが、彼らにはまったく非はありません。こうしたシステムをだらだらと続けることを許した達増知事の無関心さにすべての原因があります。
2022年07月22日
高齢化の波は都会にも
先日上京した折に時間があったので吉祥寺駅から井の頭線に乗って久我山駅で降りて18歳から20歳まで住んでいた杉並区宮前地区のアパートまで訪ねてみました。
久々に降り立った久我山駅は立体駅に変貌していました。国学院久我山の学生がホームにたむろしていたのは変わらずの風景です。
駅から降り立って周囲を見わたすと当時とはうって変わった生活感が感じられない雰囲気になっていました。
理容店も本屋も喫茶店も八百屋さんもクリーニング屋もなくなり、全国どこにでもある居酒屋チェーン店やコンビニ店に。昔からあったスーパーピーコックが同じ場所にあったのみ。
アパートに行く道すがらの住宅街もかつての雰囲気は薄く、生気も薄い。
ランドマークとしてあった久我山動物病院だけが40年前と変わらぬ看板で出迎えてくれました。
目的地のアパートまで道路を一本間違えたりしてやっとたどり着きましたが、大家さん宅は当時のまま木造住宅で残っていましたが、アパートは跡形もなく取り壊されて更地になっていました。
学生用の四畳半のアパートも少子化の世となれば必要なくなるのも当然。考えてみれば現代は学生もバストイレ付のマンションにお住まいになるご時世です。
かつて初夏のキラキラした光線に見た都会の住宅街も老人世帯が住む街へとなっていました。敷地の広いお屋敷があったところは立派な二世帯住宅になっていたのはごく少数の部類です。
田舎に住んでいるとシャッター街の商店街と歯抜けになった街並みに人口減を日ごろ感じていますが、都会でも例外ではないことをまざまざと感じてきました。
久々に降り立った久我山駅は立体駅に変貌していました。国学院久我山の学生がホームにたむろしていたのは変わらずの風景です。
駅から降り立って周囲を見わたすと当時とはうって変わった生活感が感じられない雰囲気になっていました。
理容店も本屋も喫茶店も八百屋さんもクリーニング屋もなくなり、全国どこにでもある居酒屋チェーン店やコンビニ店に。昔からあったスーパーピーコックが同じ場所にあったのみ。
アパートに行く道すがらの住宅街もかつての雰囲気は薄く、生気も薄い。
ランドマークとしてあった久我山動物病院だけが40年前と変わらぬ看板で出迎えてくれました。
目的地のアパートまで道路を一本間違えたりしてやっとたどり着きましたが、大家さん宅は当時のまま木造住宅で残っていましたが、アパートは跡形もなく取り壊されて更地になっていました。
学生用の四畳半のアパートも少子化の世となれば必要なくなるのも当然。考えてみれば現代は学生もバストイレ付のマンションにお住まいになるご時世です。
かつて初夏のキラキラした光線に見た都会の住宅街も老人世帯が住む街へとなっていました。敷地の広いお屋敷があったところは立派な二世帯住宅になっていたのはごく少数の部類です。
田舎に住んでいるとシャッター街の商店街と歯抜けになった街並みに人口減を日ごろ感じていますが、都会でも例外ではないことをまざまざと感じてきました。
2022年07月17日
山際大臣を批判する前に
達増知事は15日(金)の定例記者会見で山際経済再生担当大臣が八戸市における自民党候補者への応援演説で「野党の話は聞かない。」発言を盛んに強調し問題視しておりましたが、
令和2年の県議会9月定例議会一般質問で武田議員の質問に対して以下のような答弁をしています。公式な議事録に以下のように記されています。武田議員が指摘しているこの問題とはコロナ対策全般のことを指しています。
〇9番(武田哲君) 知事、私は応援者でありたいと。この問題解決を一緒にやりたいと。そのためには、やはりこの課題解決に向けてどう頑張るかというメッセージをもっと多く、記者会見なり何なり開いてもっと県民に広く知らせていただきたいし、思いを言っていくべきではないかと思います。国の事業の批判もいいのかもしれませんけれども、どうやってこの危機を一緒になって乗り越えていくか、そういった姿勢を示さなければならないと思っています。そのことをもう一度、最後にお伺いして終わります。
〇知事(達増拓也君) 去年、県知事選挙があって、さまざま政党によって、あるいは会派も関係ありましたでしょうか、議員個人や、あるいはグループによって、知事選では戦う格好にはなっているのですが、その知事選に向かう、前の期の県議会で申し上げましたけれども、自由民主党が達増知事を推すのであれば、それはもう相談に乗るということを、去年でしたかおととしでしたか、もうそのころから言っていました。
これって応援しなければ話は聞かないということです。県議会本会議で山際大臣と同じことを言っているのですよ。
都合のいいときだけ批判するという野党体質に達増知事も沁みついているようです。
実はこの時に自民会派の千葉伝議員が関連質問で知事答弁について真意を確かめたのでしたが、県連質問に適さないということで中平副議長に却下されました。すかさず私が議事進行をかけてどの部分が適さないのか明らかにせよと副議長に見解を質したところコロナ関連が主語ではないとの回答で、結局知事に答弁を求めないで終わってしまいました。(技術的には千葉伝議員が議事進行で対応すれば別の結果になったかもしれません。)
達増知事の選挙結果への受け止め敗れた木戸口候補も25%を獲得しているなど一方的な分析が主で敗北を謙虚に受け止める姿勢はなし。二人三脚で選挙運動したことに関しては、急に知事の立場に入れ替わって県民の声を聞く機会があって良かったとトボケるなど不誠実な態度。これでは木戸口候補者も可哀そうです。この日の会見ではやたら統一教会問題と自民党との関係を繰り返し述べていました。
私は3年前の参議院選挙後に達増知事が横沢候補者の当選報告会で手作りの金メダルを贈呈したことを一般質問で取り上げ「知事として敗者、並びに支援していた県民への配慮に欠ける行為」と質しましたが、知事は私の質問に対して直接的に答えることはできませんでした。
選挙中のツイッターでの発信も含め寛容さに欠けるリーダーにはほとほと呆れてしまいます。
片面しか見ることのできないリーダーに幸福を語る資格はあるのでしょうか。
令和2年の県議会9月定例議会一般質問で武田議員の質問に対して以下のような答弁をしています。公式な議事録に以下のように記されています。武田議員が指摘しているこの問題とはコロナ対策全般のことを指しています。
〇9番(武田哲君) 知事、私は応援者でありたいと。この問題解決を一緒にやりたいと。そのためには、やはりこの課題解決に向けてどう頑張るかというメッセージをもっと多く、記者会見なり何なり開いてもっと県民に広く知らせていただきたいし、思いを言っていくべきではないかと思います。国の事業の批判もいいのかもしれませんけれども、どうやってこの危機を一緒になって乗り越えていくか、そういった姿勢を示さなければならないと思っています。そのことをもう一度、最後にお伺いして終わります。
〇知事(達増拓也君) 去年、県知事選挙があって、さまざま政党によって、あるいは会派も関係ありましたでしょうか、議員個人や、あるいはグループによって、知事選では戦う格好にはなっているのですが、その知事選に向かう、前の期の県議会で申し上げましたけれども、自由民主党が達増知事を推すのであれば、それはもう相談に乗るということを、去年でしたかおととしでしたか、もうそのころから言っていました。
これって応援しなければ話は聞かないということです。県議会本会議で山際大臣と同じことを言っているのですよ。
都合のいいときだけ批判するという野党体質に達増知事も沁みついているようです。
実はこの時に自民会派の千葉伝議員が関連質問で知事答弁について真意を確かめたのでしたが、県連質問に適さないということで中平副議長に却下されました。すかさず私が議事進行をかけてどの部分が適さないのか明らかにせよと副議長に見解を質したところコロナ関連が主語ではないとの回答で、結局知事に答弁を求めないで終わってしまいました。(技術的には千葉伝議員が議事進行で対応すれば別の結果になったかもしれません。)
達増知事の選挙結果への受け止め敗れた木戸口候補も25%を獲得しているなど一方的な分析が主で敗北を謙虚に受け止める姿勢はなし。二人三脚で選挙運動したことに関しては、急に知事の立場に入れ替わって県民の声を聞く機会があって良かったとトボケるなど不誠実な態度。これでは木戸口候補者も可哀そうです。この日の会見ではやたら統一教会問題と自民党との関係を繰り返し述べていました。
私は3年前の参議院選挙後に達増知事が横沢候補者の当選報告会で手作りの金メダルを贈呈したことを一般質問で取り上げ「知事として敗者、並びに支援していた県民への配慮に欠ける行為」と質しましたが、知事は私の質問に対して直接的に答えることはできませんでした。
選挙中のツイッターでの発信も含め寛容さに欠けるリーダーにはほとほと呆れてしまいます。
片面しか見ることのできないリーダーに幸福を語る資格はあるのでしょうか。
2022年07月16日
安倍晋三元首相さようなら
母校の成蹊大学に献花台と記帳所が設けられたことを成蹊学園に勤務している同級生の熊崎君のFB記事で知り、早速14日に母校に赴き、亡き安倍晋三元首相に献花と記帳を行ってきました。(記事はFB投稿と一部重複)
記帳には「東日本大震災復興に多大なご助力を頂き、本当にありがとうございました。」の言葉を添えました。
本館の入り口に設置された献花台にはたくさんの花がすでに添えられており、台も左右に増設されたとのこと。卒業生のみならず地元の住民もたくさん訪れているようです。私はお昼前に到着しましたが人の列が途切れることはありませんでした。
キャンパス内は学生はまばらでしたが、小中学生の快活な声が響く様や欅並木は40年前と変わりません。実は漕艇部60周年式典を学内で10日に行う予定でコロナの影響でやむなく延期になってしまったのでしたが、まさかこんな形で来ることになるとはと熊崎君と会話を交わしました。
もう少し思い出のキャンパスを回想して歩き回りたかったのですが天気があやしくなってきたので諦め徒歩で吉祥寺駅まで向かいました。
記帳所は他にも開設されていますが、ここで行うことが自分にとって心の区切りとなると思い、思い切って上京した次第です。これからは自分もしっかり前を向いて岩手のため日本のために精進を重ねます。
記帳には「東日本大震災復興に多大なご助力を頂き、本当にありがとうございました。」の言葉を添えました。
本館の入り口に設置された献花台にはたくさんの花がすでに添えられており、台も左右に増設されたとのこと。卒業生のみならず地元の住民もたくさん訪れているようです。私はお昼前に到着しましたが人の列が途切れることはありませんでした。
キャンパス内は学生はまばらでしたが、小中学生の快活な声が響く様や欅並木は40年前と変わりません。実は漕艇部60周年式典を学内で10日に行う予定でコロナの影響でやむなく延期になってしまったのでしたが、まさかこんな形で来ることになるとはと熊崎君と会話を交わしました。
もう少し思い出のキャンパスを回想して歩き回りたかったのですが天気があやしくなってきたので諦め徒歩で吉祥寺駅まで向かいました。
記帳所は他にも開設されていますが、ここで行うことが自分にとって心の区切りとなると思い、思い切って上京した次第です。これからは自分もしっかり前を向いて岩手のため日本のために精進を重ねます。
2022年07月14日
一心同体
達増知事は「タブーなし。なんでもやる。」と木戸口氏支援をはっきりと述べた。
この発言のとおり、選挙戦に入ると二人三脚で遊説に回ったと報道されている。(私は実際に現場を確認はしていない。)
前回の衆院選の時も現職の階猛氏に対抗する候補者をスターウォーズ話を引き出したりして擁立に深く関わった経緯があったが、今回の「タブーなし。なんでもやる。」は範を越えている。いわて県民クラブが広瀬支援に積極的になったのもこの発言が一因であったことは間違いない。
そして終盤戦に師である小沢一郎氏の問題となった安倍晋三元総理が凶弾に倒れ命を落とした後の応援演説に追随してツイッターでこのように発信していた。
発信したのは個人のアカウントで、ご本人は政治活動は自由にやらせてもらうと常に発言しているが、受け取る方の大方は岩手県知事として認識するのではないか。そうでなくてもツイートしているのは同一人物である。このツイートには多様性の寛容も死者に対する慈悲深さも感じられない。これが世界中を駆け巡っていると思うとぞっとする。
国会で激しい論戦を戦わせた野党の党首が「今は選挙中です・・・安倍批判を行うことは・・・」などと発言した人は一人もいない。
岩手県ではSDGsを基に県民計画が作られ各種施策が展開されている。それには「幸福を守り育てるいわて」がテーマにある。
達増知事に幸福を語る資格はあるのか。県民に問いたい。
何より県勢発展のために頑張っている県職員が不憫でならない。
この発言のとおり、選挙戦に入ると二人三脚で遊説に回ったと報道されている。(私は実際に現場を確認はしていない。)
前回の衆院選の時も現職の階猛氏に対抗する候補者をスターウォーズ話を引き出したりして擁立に深く関わった経緯があったが、今回の「タブーなし。なんでもやる。」は範を越えている。いわて県民クラブが広瀬支援に積極的になったのもこの発言が一因であったことは間違いない。
そして終盤戦に師である小沢一郎氏の問題となった安倍晋三元総理が凶弾に倒れ命を落とした後の応援演説に追随してツイッターでこのように発信していた。
発信したのは個人のアカウントで、ご本人は政治活動は自由にやらせてもらうと常に発言しているが、受け取る方の大方は岩手県知事として認識するのではないか。そうでなくてもツイートしているのは同一人物である。このツイートには多様性の寛容も死者に対する慈悲深さも感じられない。これが世界中を駆け巡っていると思うとぞっとする。
国会で激しい論戦を戦わせた野党の党首が「今は選挙中です・・・安倍批判を行うことは・・・」などと発言した人は一人もいない。
岩手県ではSDGsを基に県民計画が作られ各種施策が展開されている。それには「幸福を守り育てるいわて」がテーマにある。
達増知事に幸福を語る資格はあるのか。県民に問いたい。
何より県勢発展のために頑張っている県職員が不憫でならない。
2022年07月13日
参院選を振り返って
広瀬めぐみさんが当選された。
自民党公認30年ぶりの当選とのことだが、そのことよりこれからの時代にとって必要な候補者を当選させたという意味の方が私にとっては喜びだ。岩手を豊かにするため365日努力したいとのご本人の言葉は実に頼もしい。ご自身の視点で自信をもって取り組んでほしい。
4月から私も選対メンバーに加わった。党員でもないのに私を指名したのは平野本部長と聞いた。今回の選挙で目を引いたのは今までの年功序列のこだわらない人選だったこと、チームの前向きな姿勢に驚いた。私の役目は何のことはない最後に「明るく頑張ろう!」と言ったくらい。
総決起大会の成功は陣営の大きな自信になった。そのまま緩まず活動を活発にしていったのが大きな勝因ではなかろうか。
何よりそれを可能にしたのが広瀬さんご本人の頑張りだ。皆な彼女のへこたれない明るいひたむきさに引っ張られた。
当選報告会では私も祝辞を述べる機会を与えられた。広瀬さんの当選は次に女性にも自信と勇気を与えてくれるだろう。良識の府にふさわしい岩手が誇れる参議院議員の誕生だと祝意を述べさせて頂いた。
多くの人がこの選挙に関わり、岩手の未来を信じて敵味方関わらず一緒懸命活動したことは良かったことと思う。
選挙期間中いろいろなことが起きた。
今日急に思い出したのは昭和44年の日本シリーズ第4戦の話。土井選手のホーム上のクロスプレーの判定を巡って阪急の岡村捕手が主審に激高し、日本シリーズ初の退場処分となった試合。土井選手の回顧によると試合後のミーティングで川上監督が「お互いにペナントレースを勝ち抜いて日本一を目指しているのだが、ああいう退場者を出すチームに勝つ資格はない。このシリーズはもらった。」
何のことを指すかは想像にお任せするが、戦いの分岐点になったのは間違いない。
自民党公認30年ぶりの当選とのことだが、そのことよりこれからの時代にとって必要な候補者を当選させたという意味の方が私にとっては喜びだ。岩手を豊かにするため365日努力したいとのご本人の言葉は実に頼もしい。ご自身の視点で自信をもって取り組んでほしい。
【投票日翌朝のNHK全国放送で放映される】
4月から私も選対メンバーに加わった。党員でもないのに私を指名したのは平野本部長と聞いた。今回の選挙で目を引いたのは今までの年功序列のこだわらない人選だったこと、チームの前向きな姿勢に驚いた。私の役目は何のことはない最後に「明るく頑張ろう!」と言ったくらい。
総決起大会の成功は陣営の大きな自信になった。そのまま緩まず活動を活発にしていったのが大きな勝因ではなかろうか。
何よりそれを可能にしたのが広瀬さんご本人の頑張りだ。皆な彼女のへこたれない明るいひたむきさに引っ張られた。
【川村伸浩 県議会議員からのご提供の写真。深謝。】
当選報告会では私も祝辞を述べる機会を与えられた。広瀬さんの当選は次に女性にも自信と勇気を与えてくれるだろう。良識の府にふさわしい岩手が誇れる参議院議員の誕生だと祝意を述べさせて頂いた。
多くの人がこの選挙に関わり、岩手の未来を信じて敵味方関わらず一緒懸命活動したことは良かったことと思う。
選挙期間中いろいろなことが起きた。
今日急に思い出したのは昭和44年の日本シリーズ第4戦の話。土井選手のホーム上のクロスプレーの判定を巡って阪急の岡村捕手が主審に激高し、日本シリーズ初の退場処分となった試合。土井選手の回顧によると試合後のミーティングで川上監督が「お互いにペナントレースを勝ち抜いて日本一を目指しているのだが、ああいう退場者を出すチームに勝つ資格はない。このシリーズはもらった。」
何のことを指すかは想像にお任せするが、戦いの分岐点になったのは間違いない。
2022年07月09日
昔から何も変わらない
昨日の安倍晋三元首相が亡くなられたことに関して小沢一郎氏の発言が物議を呼んでいる。
一関市と奥州市において参院選の候補者への応援演説で「自民党に有利に働く」「安倍長期政権が生んだ腐敗構造がこのような蛮行を引き起こした要因のひとつ」などと発言しネットでも拡散している。その後、立憲民主党の泉代表からも注意を受けたとも報道されている。
人間の死生観をどのように持っているかは政治家にとって重要なポイントだと思うのだが、実は私にとって今回の小沢一郎氏の発言は、さほど驚くほどのものではない。小沢一郎氏の直接的接点は多くはないが、印象がとても強い出来事が過去にあった。
@平成7年の県議選で新進党公認で出馬した私の父、飯澤忠雄は当選直後に病を発症し闘病の末2年後に亡くなった。当時の小沢氏は党運営の中枢にいた存在。入院中の見舞いもなし。秘書からも何も連絡もなし。そうした経過もあり葬儀出席はこちらから丁重に遠慮してもらうように頼んだ。初盆の頃に町内の小沢支持者の方が我が家に配慮してご本人を自宅に連れてこられて仏壇に焼香を頂いたが、玄関から入って焼香、お茶を差し上げ帰るまで一切の会話なし。小沢氏の心の底を見た思いだった。
A及川幸郎先生の葬儀において、小沢氏は秋田に党務があるので葬儀開式前に焼香だけして去られた。会場には1000人強の葬列者がいたが弔いのことばもなし。及川幸郎先生は胆沢選挙区選出の小沢派の重鎮で、突然の逝去であったにもかかわらず、あっさりした対応にとても驚いた。
このたった二つの事実だけで人間の死に対する小沢氏の基本的な考え方を私の中で強烈な認識として刻まれたのだった。
それに比べて、椎名素夫先生は古くからの支持者であった藤沢町議の岩渕維雄氏が逝去された折には、葬儀で丁重に弔辞を上げて忌中払いの席にもご本人が出席され最後まで席に座られていた。
この差は天文学的である。
私が県議選に出馬を決めた時に、当時の自由党の誘いを断り無所属で立候補したのは、小沢氏の@の振る舞いも大きな要因。
結局、小沢氏にとって優先度が高いのは政局ということ。
弟子の達増知事も今朝のツイッター記事を見れば考え方は同じ。希望や幸福のワードがとても空しく響く。
一関市と奥州市において参院選の候補者への応援演説で「自民党に有利に働く」「安倍長期政権が生んだ腐敗構造がこのような蛮行を引き起こした要因のひとつ」などと発言しネットでも拡散している。その後、立憲民主党の泉代表からも注意を受けたとも報道されている。
人間の死生観をどのように持っているかは政治家にとって重要なポイントだと思うのだが、実は私にとって今回の小沢一郎氏の発言は、さほど驚くほどのものではない。小沢一郎氏の直接的接点は多くはないが、印象がとても強い出来事が過去にあった。
@平成7年の県議選で新進党公認で出馬した私の父、飯澤忠雄は当選直後に病を発症し闘病の末2年後に亡くなった。当時の小沢氏は党運営の中枢にいた存在。入院中の見舞いもなし。秘書からも何も連絡もなし。そうした経過もあり葬儀出席はこちらから丁重に遠慮してもらうように頼んだ。初盆の頃に町内の小沢支持者の方が我が家に配慮してご本人を自宅に連れてこられて仏壇に焼香を頂いたが、玄関から入って焼香、お茶を差し上げ帰るまで一切の会話なし。小沢氏の心の底を見た思いだった。
A及川幸郎先生の葬儀において、小沢氏は秋田に党務があるので葬儀開式前に焼香だけして去られた。会場には1000人強の葬列者がいたが弔いのことばもなし。及川幸郎先生は胆沢選挙区選出の小沢派の重鎮で、突然の逝去であったにもかかわらず、あっさりした対応にとても驚いた。
このたった二つの事実だけで人間の死に対する小沢氏の基本的な考え方を私の中で強烈な認識として刻まれたのだった。
それに比べて、椎名素夫先生は古くからの支持者であった藤沢町議の岩渕維雄氏が逝去された折には、葬儀で丁重に弔辞を上げて忌中払いの席にもご本人が出席され最後まで席に座られていた。
この差は天文学的である。
私が県議選に出馬を決めた時に、当時の自由党の誘いを断り無所属で立候補したのは、小沢氏の@の振る舞いも大きな要因。
結局、小沢氏にとって優先度が高いのは政局ということ。
弟子の達増知事も今朝のツイッター記事を見れば考え方は同じ。希望や幸福のワードがとても空しく響く。
2022年07月08日
安倍晋三元総理がご逝去
まさかと思うことが本日起きてしまった。
安倍晋三元総理が遊説中に凶弾に倒れ、銃創が致命的なものだった模様でその日のうちにご逝去された。
痛恨の極みである。悔しくて悔しくて残念でならない。首相の座は降りられたが、日本の外交、安全保障に必要な政治家だった。
直接ご指導を受けたことはなかったが、成蹊大同窓ということもあり、会うたびに声をかけて頂いた。
三年前には自民党岩手県連の配慮により直電話をもらったことは感激だった。
初めてお会いしたのは、今はなき一関ダイヤモンドパレスでの中村力氏の政治パーティー。まだあの頃は若かった。
その次はアメリカ大使館公邸で椎名素夫先生の米国国務長官特別賞受賞式で。この時は大学のことなどしばらく話をさせて頂いた。
その後は国政選挙の度に折に触れて何度かお会いるが、印象的なイベントとしては、母校成蹊大学同窓会が主催した総理大臣就任パーティー。
場所は全日空ホテルだと記憶しているが、とても誇らしかった。
椎名素夫先生が「安倍晋三はいいよ。」と若い時から評価されていたのも記憶している。後にその答えがちゃんと出てきた。
先日岩手成蹊会の有志で久しぶりに食事会をして、安倍先生と同級生の方が参議院選挙が終わって落ち着いたら、岩手に呼ぼうかなんて話していたところだった。
ゆっくりと安全保障の問題をお話したかった。残念でならない。
今はただご冥福をお祈りいたします。安らかにお休み下さい。
安倍晋三元総理が遊説中に凶弾に倒れ、銃創が致命的なものだった模様でその日のうちにご逝去された。
痛恨の極みである。悔しくて悔しくて残念でならない。首相の座は降りられたが、日本の外交、安全保障に必要な政治家だった。
直接ご指導を受けたことはなかったが、成蹊大同窓ということもあり、会うたびに声をかけて頂いた。
三年前には自民党岩手県連の配慮により直電話をもらったことは感激だった。
初めてお会いしたのは、今はなき一関ダイヤモンドパレスでの中村力氏の政治パーティー。まだあの頃は若かった。
その次はアメリカ大使館公邸で椎名素夫先生の米国国務長官特別賞受賞式で。この時は大学のことなどしばらく話をさせて頂いた。
その後は国政選挙の度に折に触れて何度かお会いるが、印象的なイベントとしては、母校成蹊大学同窓会が主催した総理大臣就任パーティー。
場所は全日空ホテルだと記憶しているが、とても誇らしかった。
椎名素夫先生が「安倍晋三はいいよ。」と若い時から評価されていたのも記憶している。後にその答えがちゃんと出てきた。
先日岩手成蹊会の有志で久しぶりに食事会をして、安倍先生と同級生の方が参議院選挙が終わって落ち着いたら、岩手に呼ぼうかなんて話していたところだった。
ゆっくりと安全保障の問題をお話したかった。残念でならない。
今はただご冥福をお祈りいたします。安らかにお休み下さい。
2022年07月03日
客観視する目
人の上に立つ人、権限を有する人は、自分を常に客観視して社会に対して責任のある行動をすべきだと私は考えます。
つきつめれば、それは「徳」ということに到達すると思うのです。
先週の総務常任委員会で、県執行部には触れられたくない、そして決して地元紙も絶対に書かない問題を取り上げました。
以前にもこのブログで書いた県立大学の理事長が県内の民間会社の非常勤顧問に就任した件です。
質問する前から答えは予想がついていました。「法的には問題ない。」
私が問題視したのは民間会社には競争相手があるということ。法的に問題ないとされても、特定企業に所属しているという事実が(それも県立大学の最高運営権者という要職であり、元副知事という上級幹部職)他社に対して本県に対するイメージに誤解を生じさせないかという点。
すなわち岩手県というのは官と特定企業が手を組むのを容易に認める認識程度の県なのか。総合的な業界の発展には無関心で薄っぺらい行政なのか。
もう一つは、県立大学の理事長はそんなに暇なのかという点。県立大学の未来、将来にかかることに寝食惜しまず真剣に考え、組織を統率する責務があるはず。県大の関係者がこの事実を知るに及んで、本学の理事長は「いいご身分」と思われた瞬間に組織は弱体化しますし、学生の意識にもいい影響は与えないと私は思います。
非常勤顧問を要請した会社に対して私は責めません。この点は誤解なきようにお願いしたい。いい人材を求める(この方が適当かどうかは別問題として)のは民間会社として当然のこと。問題はご本人が自分が組織に入って組織に対して、社会に対してどのような影響が出るのかという想像力も出て来ないということ。
さらに問題が深刻なのは、県執行部は私が指摘するまでもなく重々認識しておきながら、また、苦々しく思っていても誰も「ちょっとおかしいのでは?やりすぎでは?」と言えない組織になってしまっていること。このことは組織論から言うと本当に恐ろしいことです。
私はこうした考えがまかり通る組織風土に至った責任は達増知事にあると思ってます。
なぜなら知事にしか人事を発する権限がないからです。おそらく周囲から悪い情報は知事には入ってないのでしょう。
一般質問で知事職と政治家としての発言について知事に質問が相次ぎました。ご本人は理屈上整理がついて明確かもしれませんが、まったく自身を客観視していないことにリーダーとしての資質が問われると県民は気づき始めています。
つきつめれば、それは「徳」ということに到達すると思うのです。
先週の総務常任委員会で、県執行部には触れられたくない、そして決して地元紙も絶対に書かない問題を取り上げました。
以前にもこのブログで書いた県立大学の理事長が県内の民間会社の非常勤顧問に就任した件です。
質問する前から答えは予想がついていました。「法的には問題ない。」
私が問題視したのは民間会社には競争相手があるということ。法的に問題ないとされても、特定企業に所属しているという事実が(それも県立大学の最高運営権者という要職であり、元副知事という上級幹部職)他社に対して本県に対するイメージに誤解を生じさせないかという点。
すなわち岩手県というのは官と特定企業が手を組むのを容易に認める認識程度の県なのか。総合的な業界の発展には無関心で薄っぺらい行政なのか。
もう一つは、県立大学の理事長はそんなに暇なのかという点。県立大学の未来、将来にかかることに寝食惜しまず真剣に考え、組織を統率する責務があるはず。県大の関係者がこの事実を知るに及んで、本学の理事長は「いいご身分」と思われた瞬間に組織は弱体化しますし、学生の意識にもいい影響は与えないと私は思います。
非常勤顧問を要請した会社に対して私は責めません。この点は誤解なきようにお願いしたい。いい人材を求める(この方が適当かどうかは別問題として)のは民間会社として当然のこと。問題はご本人が自分が組織に入って組織に対して、社会に対してどのような影響が出るのかという想像力も出て来ないということ。
さらに問題が深刻なのは、県執行部は私が指摘するまでもなく重々認識しておきながら、また、苦々しく思っていても誰も「ちょっとおかしいのでは?やりすぎでは?」と言えない組織になってしまっていること。このことは組織論から言うと本当に恐ろしいことです。
私はこうした考えがまかり通る組織風土に至った責任は達増知事にあると思ってます。
なぜなら知事にしか人事を発する権限がないからです。おそらく周囲から悪い情報は知事には入ってないのでしょう。
一般質問で知事職と政治家としての発言について知事に質問が相次ぎました。ご本人は理屈上整理がついて明確かもしれませんが、まったく自身を客観視していないことにリーダーとしての資質が問われると県民は気づき始めています。