2022年04月25日

四月雑感

私もこの四月から議員生活23年目に入り、振り返れば長くやってきたものだとは思うが、しみじみ過去を振り返る余裕はまったくないのが事実。達増県政は15年目。もはや県議5期以上でないと増田県政時を知る人はいなくなった。

誰が知事をやっても批判はついて回るもの。批判を避けるのか甘んじて受けて次の展開に生かすのか、その差は大きいものがある。いくら自身で成果を並べ立てても「必ず歴史が評価する」と私はよく議場で達増知事に申し上げているところ。自慢話を延々とするのはほとんど意味がない。達増知事に対する県職員の評価は、まだ現職ですから皆口固く話さないが(当然)、増田県政時をよく知る県職員が増田氏を評価をしないのは大船度振興局で起きた職員の不詳時の裁きなど内部に対して実に厳しいものがあって、そこに不人気の根源があると私は推察する。もちろん原因はそれだけではないとは承知しているが。

ここで両知事の比較をするのが本意ではなくて、私はこの15年で大きく様変わりしたのは議会に対する議会答弁をはじめとする議会への県の対応についてあえて記したい。異論がある方は遠慮なくメールで意見を下さい。

ここ数年、特に顕著になっているのが、議員の質問に対して正面から受け止めないこと。特に私の質問に対して達増知事は透かし(すかし)が激しい。もっと言えば達増知事は時間が来れば追及はしのげると思っている節がある。社長がこのスタイルだと答弁基調は「やってます。頑張ってます。」アリバイ調となる。議員の提案を発展的にとらえるかよりも立場をいかに維持するかに重きを置いているように見える。

よって、あんな質問は萎えるとか、そんな程度の話が私の耳にも入ってくる。

どうしてこんな風土になったのかと思う時がしばしばある。

こんな調子では他県に置いておかれると思うから厳しい指摘をせざるを得ないが、厳しくやると逃げる、透かす。こうした循環を繰り返している。これでは前には進まない。

達増知事については今更変わりようもないが、心ある県職員の方にはこの悪循環から脱してほしいと切に願う。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする