2022年04月12日

ICFAがヒッグス・ファクトリーとILCについてステートメントを発表

ヒッグス・ファクトリーの進展とILCについてのICFAステートメント (KEK仮訳)

将来加速器国際委員会(ICFA)は先般、高エネルギー物理学の国際的な進捗と計画について検討する会合を開催しました。 ICFAは、素粒子物理学の科学的目標を実現するための最優先事項としてヒッグスファクトリーが重要であるとする、国際的なコンセンサスを再確認します。 この見解は、これまでの世界の素粒子物理学研究施設での実験結果でますます強く裏付けられています。さまざまな技術に基づくいくつもの設計研究が進められるなか、円形衝突型加速器(FCC-eeとCEPC)と線形衝突型加速器(ILCとCLIC)の双方が検討されています。 ICFAは、世界のヒッグスファクトリー提案の開発状況を把握し、それらの概念を発展させることが重要と考えています。

(中略)

国際リニアコライダー(ILC)についてICFAは、その概念が技術的に確固たるものになり、成熟もしてきたことで、ILCのタイムリーな実現に向けた工学設計研究へと進むことができるとの立場を再確認します。 実際、世界中の最近の加速器プロジェクトは、基礎的な超伝導加速器技術の即応性を裏付けるものです。

ICFAは、国際推進チーム(IDT)の枠組みで、日本でILCをさらに進展させ実現させることを目指したグローバルな研究者コミュニティの活動の調整に、来年にかけて引き続き取り組みます。 IDTは、研究機関の間の国際協力をさらに強化するとともに、さまざまなステークホルダーからのより幅広い支援の獲得に特に注力することになります。ICFAは、リソースの利用可能性と国際的な議論の進展を評価するために、今後一年間の進展を注意深く見守ります。

ICFAは、重要な研究開発活動に向けた国際協力とILC実現に向けた調整を推進するために、日本とパートナー候補となる国との間の政府間協議に向け働きかけを続けます。

2022年4月10日


将来加速器国際委員会の会議が先般開催され、ILCに対する位置づけがどのようになるのか気になっていましたが、上記のKEKからの発信した声明によると、日本、IDTの重要な固有名詞が明確に記載されており、ICFAも実現に向けた取り組みを継続することが声明に盛られました、

ロシアのウクライナ侵攻により国際情勢が風雲急を告げている情勢の中、ICFAの揺るぎない態度表明に安堵したところです。

しかしながら、今後の展開は予断を許さぬ状況にあり、引き続き粘り強く政府間協議を続けていくことが求められます。

本日は総務常任委員会が終了後に新年度から就任された箱石ILC推進局長と佐々木副局長と意見交換を交わしました。二年間停滞してしまったILC推進局の遅れを取り戻すべく新体制で積極的な政府筋への働きかけや県民への理解促進活動を期待しております。
posted by 飯沢ただし at 21:37| 岩手 | Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする