県は7日に令和4年度一般会計当初予算案を発表した。
今年は「人口減対策」「デジタル化」「グリーン化」を重点政策に掲げ、毎年つけているサブタイトルは
コロナ禍を乗り越え復興創生をデジタル・グリーンで実現する予算と達増知事は名付けたと報道された。
長期計画の概念は「お互いに幸福を守り育てるいわて」となっているが、ここまで年次ごとのサブタイトルが本流と離れていると、もうどうでもいいレベルにまでなっている感がある。
あれだけ叫んだ「幸福」ってどうなってるの?と年々シラケ感が半端なく右肩上がりである。
だから観念的な目標など掲げるべきでないのだ。
今年度予算も他県ですでに進めている施策を追随するだけで、新鮮味が感じられない。やっと人口減少を重点項目なのかい?である。
予算書の各部局の事業額をざっと眺めてみると前年比△0.2%というような微細調整がやたら目につく。よほど苦労されたなと思う反面、私が9月議会で厳しく指摘した事業の選択と集中がどこまで図られたかのはまだ見えてこないが、おそらく大胆な取捨選択には至っていない。
予算と期待される成果がどれだけになるのかが問題である。イベント会社に丸投げの事業などすっぱり止めるべきだ。
広域振興局に託される自由度の高い予算はどうなっているのか等、予算審議でしっかり見極めたいと思う。