刻々と深刻さを増すウクライナ情勢。
まさかロシアが東部地区のみならずウクライナ全土で侵攻作戦を行使するとは予想しませんでした。なぜなら軍事的侵攻を行えばロシアは世界から孤立し、信用まで落としてしまうのは目に見えているからです。
それでも実行に移さねばならないほどロシアは切羽詰まっていたのでしょうか。
それにしてもキエフでは市街地戦も勃発しており、市民への影響がとても心配です。
西側諸国はウクライナへ武器の供出や経済制裁が行っていくでしょうが、プーチン大統領の強硬な意志が見て取れ、ロシアは実利を得ない限り簡単には引き下がらないと思われます。無力感を禁じ得なく歯がゆい思いがつのります。
東西冷戦当時と明らかに違うのは、グローバル経済が確立した中でのこうした動きは世界全体へ経済の影響が出るということ。今までも局地での紛争はありましたが、ここまで大胆で挑戦的なものはありませんでした。
今までは燃料も比較的安定的に供給されていましたが、今回の件によって経済の安全弁も破壊され、今後予想もつかない事態になるかもしれません。
ロシアは経済的に孤立を深めるでしょうが、大きく経済的に台頭した中共と手を組むことによって抜け道は一定程度確保されます。アメリカは近年中共の脅威に重きを置いてきただけに、安全対策の転換が求められ、さらに脅威が増大した形になりました。
ウクライナの現状を見ると一夜にして普段の生活から恐怖へ一転する様は、とても現実とは思えませんが、我が国も決して傍観者ではいられません。この機に乗じて北朝鮮がミサイルを発射するなど極東地域にも緊迫感が漂い始めました。
日米同盟を基軸にした安全保障の点検、今回のような大国の横暴に対する国際ルールの確立などこの機にしっかりと議論を始めることが必要です。
2022年02月27日
2022年02月25日
ロシアのせいで・・・
昨日は年に一度の代表質問の日でした。
いわて県民クラブの佐々木努議員が代表質問で初めて一問一答方式を採用してから何年経つでしょうか。今回は登壇者4人中3人が挑戦して個人的には他会派までここまで浸透したことに喜んでおります。
代表質問は30分遅れの録画放送でテレビ中継があるのですが、よりによってロシアの軍隊のウクライナ侵攻ニュース番組が放送枠に飛び込んできて、4番目に登壇した「いわて県民クラブ」のハクセル美穂子議員の質問はすべてカットの憂き目に😠
今日もカット分の放送日について内部でゴタツキがありましたが、これは議会全体で対処する問題になってますので後日議運で放送日は決定するでしょう。いつの日になるか不明ですが、ぜひご覧を頂きたいと思います。
さて、ハクセル美穂子さんの質問の中身ですが、
美穂子さんは質問時間の大半を「こどもの医療費助成の拡充」について取り上げました。
岩手県は、現在、通院は6歳まで、入院は12歳まで、子どもの医療費として市町村に対し2分の1を助成している。(自らの4人の子育ての経験も踏まえて)0歳から4歳が子どもの医療費がピークになることから、この時期の子育て世代の家族の負担軽減を進めることにより、子育て世代の負担感を払拭することができると考える。
山形県では、子どもの医療費助成の助成年齢を通院で9歳まで引き上げている。「子育て支援医療給付制度」を「子育て家庭の経済負担の軽減を図るもの」として実施している。
岩手県では人口減少対策を来年度は重点施策として位置付けていることでもあり、就学前までの所得制限を外すなどの今できる範囲で子育て支援施策を広くとらえることが必要ではないか。
と迫りました。
ところが、知事は財政負担が増大することの懸念や県立病院が医療サービス供給を十分に行っているとの防波堤を築き、まったく議論の俎上に
に乗ろうとはしませんでした。質問と答弁のやり取りを見ていると執行部の事前のガード(事前のレクチャー)が固く、蟻の一穴も許さない。議論に乗らないことが知事の体裁を保つことという雰囲気を感じました。
ハクセルさんはこの問題を取り上げたのは初めてではなく、今回は県としての総合的な政策の上に立った知事の考え方や判断を聞いたはずなのに門前シャットアウト、シャッターガラガラでは知事の存在感というのはいかほどなものなのが問われることになります。
議員からの提案を懐深くハンドリングも出来ないようでは、私の感想は情けないの一言に尽きます。
この質問は岩手県議会で検索してYOU-TUBEでもご覧になれますので、ぜひご覧頂きたいと思います。美穂子さんの本気度が伝わります。
いわて県民クラブの佐々木努議員が代表質問で初めて一問一答方式を採用してから何年経つでしょうか。今回は登壇者4人中3人が挑戦して個人的には他会派までここまで浸透したことに喜んでおります。
代表質問は30分遅れの録画放送でテレビ中継があるのですが、よりによってロシアの軍隊のウクライナ侵攻ニュース番組が放送枠に飛び込んできて、4番目に登壇した「いわて県民クラブ」のハクセル美穂子議員の質問はすべてカットの憂き目に😠
今日もカット分の放送日について内部でゴタツキがありましたが、これは議会全体で対処する問題になってますので後日議運で放送日は決定するでしょう。いつの日になるか不明ですが、ぜひご覧を頂きたいと思います。
さて、ハクセル美穂子さんの質問の中身ですが、
美穂子さんは質問時間の大半を「こどもの医療費助成の拡充」について取り上げました。
岩手県は、現在、通院は6歳まで、入院は12歳まで、子どもの医療費として市町村に対し2分の1を助成している。(自らの4人の子育ての経験も踏まえて)0歳から4歳が子どもの医療費がピークになることから、この時期の子育て世代の家族の負担軽減を進めることにより、子育て世代の負担感を払拭することができると考える。
山形県では、子どもの医療費助成の助成年齢を通院で9歳まで引き上げている。「子育て支援医療給付制度」を「子育て家庭の経済負担の軽減を図るもの」として実施している。
岩手県では人口減少対策を来年度は重点施策として位置付けていることでもあり、就学前までの所得制限を外すなどの今できる範囲で子育て支援施策を広くとらえることが必要ではないか。
と迫りました。
ところが、知事は財政負担が増大することの懸念や県立病院が医療サービス供給を十分に行っているとの防波堤を築き、まったく議論の俎上に
に乗ろうとはしませんでした。質問と答弁のやり取りを見ていると執行部の事前のガード(事前のレクチャー)が固く、蟻の一穴も許さない。議論に乗らないことが知事の体裁を保つことという雰囲気を感じました。
ハクセルさんはこの問題を取り上げたのは初めてではなく、今回は県としての総合的な政策の上に立った知事の考え方や判断を聞いたはずなのに門前シャットアウト、シャッターガラガラでは知事の存在感というのはいかほどなものなのが問われることになります。
議員からの提案を懐深くハンドリングも出来ないようでは、私の感想は情けないの一言に尽きます。
この質問は岩手県議会で検索してYOU-TUBEでもご覧になれますので、ぜひご覧頂きたいと思います。美穂子さんの本気度が伝わります。
2022年02月24日
まずは経済制裁から
ロシアの行動「侵攻の始まり」 バイデン氏、制裁を発動
【日本経済新聞電子版 2022年2月23日 4:33 (2022年2月23日 8:03更新)】
バイデン大統領は「端的にいえば、ロシアはウクライナの大部分を切り取ることを発表した」と断じ、「国際法の明白な違反であり、国際社会の断固たる対応が求められる」と非難した。「2014年に我々の同盟国やパートナーが実施した措置をはるかに上回る制裁措置を講じる」と強調した。
ロシアに対する金融・経済制裁は「今後も強化する」と語った。まず、ロシアの大手金融機関2社を対象とするほか、ロシアの国債や政府機関債など「ソブリン債」を対象に「包括的な制裁を実施し、ロシア政府を西側の資金調達から切り離す」と話した。さらにロシアのエリート層とその家族も制裁対象に加えると語った。
エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国の防衛も強化する。「北大西洋条約機構(NATO)同盟国を強化し、安心させる」とし、欧州域内に配置済みの米軍部隊や装備品を3カ国に送る。バイデン大統領はロシアが輸血用血液などを国境近辺に移動させているとして「戦争を始めるつもりがなければ血液は必要ない」と指摘した。
バイデン大統領は「ロシアがウクライナに対して大規模な軍事攻撃を仕掛ける準備ができていると考えている」との認識を示した。そのうえで「米国とその同盟国およびパートナーは、引き続き外交に前向きだ。外交手段がまだあることを期待している」と訴えた。
どちらも衝突は避けたいが・・・
しばらくは欧州の西側諸国の動きも含めて神経戦が続くのか(嘆息)。
話は逸れるがその間、石油価格は高価格で維持することになる。
衆議院で来年度予案は通過し、今年度中に成立の見込み。政党の面子に囚われず政府は石油製品の税金の枠組みに切り込んで欲しい。このままでは中小企業は立ち行かなくなります。元売り業者に補助金を増したところで効果は出ません。
【日本経済新聞電子版 2022年2月23日 4:33 (2022年2月23日 8:03更新)】
バイデン大統領は「端的にいえば、ロシアはウクライナの大部分を切り取ることを発表した」と断じ、「国際法の明白な違反であり、国際社会の断固たる対応が求められる」と非難した。「2014年に我々の同盟国やパートナーが実施した措置をはるかに上回る制裁措置を講じる」と強調した。
ロシアに対する金融・経済制裁は「今後も強化する」と語った。まず、ロシアの大手金融機関2社を対象とするほか、ロシアの国債や政府機関債など「ソブリン債」を対象に「包括的な制裁を実施し、ロシア政府を西側の資金調達から切り離す」と話した。さらにロシアのエリート層とその家族も制裁対象に加えると語った。
エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国の防衛も強化する。「北大西洋条約機構(NATO)同盟国を強化し、安心させる」とし、欧州域内に配置済みの米軍部隊や装備品を3カ国に送る。バイデン大統領はロシアが輸血用血液などを国境近辺に移動させているとして「戦争を始めるつもりがなければ血液は必要ない」と指摘した。
バイデン大統領は「ロシアがウクライナに対して大規模な軍事攻撃を仕掛ける準備ができていると考えている」との認識を示した。そのうえで「米国とその同盟国およびパートナーは、引き続き外交に前向きだ。外交手段がまだあることを期待している」と訴えた。
どちらも衝突は避けたいが・・・
しばらくは欧州の西側諸国の動きも含めて神経戦が続くのか(嘆息)。
話は逸れるがその間、石油価格は高価格で維持することになる。
衆議院で来年度予案は通過し、今年度中に成立の見込み。政党の面子に囚われず政府は石油製品の税金の枠組みに切り込んで欲しい。このままでは中小企業は立ち行かなくなります。元売り業者に補助金を増したところで効果は出ません。
2022年02月23日
アメリカの存在感が問われる
ウクライナをめぐるロシアの動向が心配です。
ウクライナは地政学的にロシアにとって生命線であり、プーチン大統領の大きな懸念材料です。ソ連崩壊により東欧諸国が民主化し西側に吸収される形となり、ジワジワと境界線が東に寄ってきた状況はプーチン大統領にとって心持ちがいい訳がありません。
しかし、ロシアのお国の事情があったとしても一方的な武力を背景にした干渉行為は許されません。
アフガニスタン侵攻の際も解決が長引きましたが、今回はロシアも引き下がらないと思料します。
その原因となっているのがアメリカ合衆国の国力の低下であることは間違いないと思います。もはや世界の警察である地位ではないと自ら宣言したあたりに国内問題が深刻になっているのが伺えます。群を抜いた経済力によって圧倒的な軍備を維持してきた歴史も、国内経済の疲弊と中華人民共和国の台頭によってその地位が揺らいでいます。
ロシアも武力を行使はしたくないが黙ってみてはいられない。そこでアメリカの外交力が問われるのですが、キューバ危機のを回避した時のような外交ルートがあるのかどうか。そういえばあの時も民主党政権だったし、アフガニスタン侵攻時もカーター大統領で民主党政権だった。単なる偶然ではないような気がします。
大国間のバランスが崩れるとろくなことは起きません。ここでアメリカの対応が間違うと中共もその間隙をついて台湾海峡に動きをするかもしれない。過去にもクリミア戦争で帝政ロシアは極東地域にも問題を波及させた歴史があります。
地図にあるようにセバストポリやヤルタは歴史的に戦争の歴史に刻まれた地名。
この紛争は世界の経済情勢にも大きく影響を与えるだけにバイデン大統領の手腕が問われますが、大丈夫でしょうか。心配です。
ウクライナは地政学的にロシアにとって生命線であり、プーチン大統領の大きな懸念材料です。ソ連崩壊により東欧諸国が民主化し西側に吸収される形となり、ジワジワと境界線が東に寄ってきた状況はプーチン大統領にとって心持ちがいい訳がありません。
しかし、ロシアのお国の事情があったとしても一方的な武力を背景にした干渉行為は許されません。
アフガニスタン侵攻の際も解決が長引きましたが、今回はロシアも引き下がらないと思料します。
その原因となっているのがアメリカ合衆国の国力の低下であることは間違いないと思います。もはや世界の警察である地位ではないと自ら宣言したあたりに国内問題が深刻になっているのが伺えます。群を抜いた経済力によって圧倒的な軍備を維持してきた歴史も、国内経済の疲弊と中華人民共和国の台頭によってその地位が揺らいでいます。
ロシアも武力を行使はしたくないが黙ってみてはいられない。そこでアメリカの外交力が問われるのですが、キューバ危機のを回避した時のような外交ルートがあるのかどうか。そういえばあの時も民主党政権だったし、アフガニスタン侵攻時もカーター大統領で民主党政権だった。単なる偶然ではないような気がします。
大国間のバランスが崩れるとろくなことは起きません。ここでアメリカの対応が間違うと中共もその間隙をついて台湾海峡に動きをするかもしれない。過去にもクリミア戦争で帝政ロシアは極東地域にも問題を波及させた歴史があります。
地図にあるようにセバストポリやヤルタは歴史的に戦争の歴史に刻まれた地名。
この紛争は世界の経済情勢にも大きく影響を与えるだけにバイデン大統領の手腕が問われますが、大丈夫でしょうか。心配です。
2022年02月22日
大型貨物の輸出全盛時代
昨年同時期に引き続き三井倉庫時代に担当したUASCの本船について記しておきます。
本人の備忘録程度なので興味のない方は軽く流してもらって結構です😵
ネット社会もかなり成熟してきたので、何の気なしにUASC「K」CLASSと検索してみましたら、出てきました!Kクラスの全ての全船名リストが!なおかつ造船所と廃船日まで記載されていました。35年ぶりの汗の記憶が蘇ります。
UASCは「UNITED ARAB Shipping Company」の略で,その前身は「Kuwait Shipping Company」という船会社になります。
推察するにクウエート国内だけの資本で経営していましたが、ペルシアンガルフ周辺国の石油開発が旺盛になり各々の国において近代的な石油プラント設置の必要性が出てきて、そこにプラント輸出の大きな波が現れたわけです。日本も三井物産が手掛けた(最後はイランーイラク戦争の影響で未完成で終わる)IJPCという大きなプロジェクトがありました。
そこで1974年から78年までにKuwait ShippinngとUASCはプラント輸出に適応する100tの重量物を揚力できる大型デリックを備え、船腹も増大したKクラス(クェートのKを冠した)を大量投入したという図式と見ました。オイルマネーをふんだんに活かした大型投資です。
前回のブログで30隻と書きましたが、今回のリストで43隻もあったことが判明しました。
私が知らない本船も存在したことが明らかになりました。「BLOCKS」「QAROUG」「DANAH」の3隻。
本船「DANAH」の画像がありました。韓国の造船所で製造された最後の3隻のうちの一隻で、私が横浜にいた4年間で一度も日本に来た記憶がないのでヨーロッパ航路専属だったのでしょう。
そして、新たな事実が判明しました。
私も乗船して働いたことのある本船「IBN AL BEITER」号は1986年12月23日にペルシャ湾を航行中に対空ミサイルの被弾を受けて沈没した。となっていました。私は当時在職中でしたが全くその事実は知りませんでした。船会社にとってもいい話ではないので外部にはあまり知らされなかったのかもしれません。
昭和から平成になって重量物の輸出などほとんどなくなり、貨物船はほとんどがコンテナ船に変わりました。令和の時代に入るとコロナ禍の影響でコンテナの流通が滞り、船の運賃はうなぎのぼりに上がっています。こんなことは誰が予想できたでしょうか。まさに経済は生き物。
大型投資をした「K」CLASSの船たちも21世紀の声を聞くと同時に廃船となりました。実働四半世紀。アラビア諸国の砂漠に火を灯した功績を残し、魂となった船たちは今の世をどのように見ているでしょうか。
本人の備忘録程度なので興味のない方は軽く流してもらって結構です😵
ネット社会もかなり成熟してきたので、何の気なしにUASC「K」CLASSと検索してみましたら、出てきました!Kクラスの全ての全船名リストが!なおかつ造船所と廃船日まで記載されていました。35年ぶりの汗の記憶が蘇ります。
UASCは「UNITED ARAB Shipping Company」の略で,その前身は「Kuwait Shipping Company」という船会社になります。
推察するにクウエート国内だけの資本で経営していましたが、ペルシアンガルフ周辺国の石油開発が旺盛になり各々の国において近代的な石油プラント設置の必要性が出てきて、そこにプラント輸出の大きな波が現れたわけです。日本も三井物産が手掛けた(最後はイランーイラク戦争の影響で未完成で終わる)IJPCという大きなプロジェクトがありました。
そこで1974年から78年までにKuwait ShippinngとUASCはプラント輸出に適応する100tの重量物を揚力できる大型デリックを備え、船腹も増大したKクラス(クェートのKを冠した)を大量投入したという図式と見ました。オイルマネーをふんだんに活かした大型投資です。
前回のブログで30隻と書きましたが、今回のリストで43隻もあったことが判明しました。
私が知らない本船も存在したことが明らかになりました。「BLOCKS」「QAROUG」「DANAH」の3隻。
本船「DANAH」の画像がありました。韓国の造船所で製造された最後の3隻のうちの一隻で、私が横浜にいた4年間で一度も日本に来た記憶がないのでヨーロッパ航路専属だったのでしょう。
そして、新たな事実が判明しました。
私も乗船して働いたことのある本船「IBN AL BEITER」号は1986年12月23日にペルシャ湾を航行中に対空ミサイルの被弾を受けて沈没した。となっていました。私は当時在職中でしたが全くその事実は知りませんでした。船会社にとってもいい話ではないので外部にはあまり知らされなかったのかもしれません。
【かつての本船イブンアルベイター号の雄姿】
昭和から平成になって重量物の輸出などほとんどなくなり、貨物船はほとんどがコンテナ船に変わりました。令和の時代に入るとコロナ禍の影響でコンテナの流通が滞り、船の運賃はうなぎのぼりに上がっています。こんなことは誰が予想できたでしょうか。まさに経済は生き物。
大型投資をした「K」CLASSの船たちも21世紀の声を聞くと同時に廃船となりました。実働四半世紀。アラビア諸国の砂漠に火を灯した功績を残し、魂となった船たちは今の世をどのように見ているでしょうか。
2022年02月21日
財政調整基金残高がここ10年で最低レベル
来年度の令和4年予算のポイントを自分なりに自己解説してみます。
【歳入について】
県税1308億円。(前年当初比90憶円余増を見込む)👈企業収益は上がるとしているが原油価格高騰高止まりが続く傾向で甚だ疑問
普通交付税は2120億円。(人口減の影響で前年当初比11憶円の減)
臨時財政対策債(後年度に交付税措置される)は105億円。(前年当初比252億円の減)
【中期財政見通しと財調残高】
2021年から2024年までの財政見通しでは、歳入不足は2023年度に123憶円、2024年度に168億円生ずる見込みで、このままでいくと来年度で財政調整基金は枯渇の可能性が高い。
実質的な一般財源は91億円の減で、財政調整基金を121憶円取り崩さらざるを得ない状況で2022年度末の残高は111億円となり、過去10年間で最低レベルまで落ち込むことになる。
私は9月定例議会の一般質問で、現在のコロナ禍の時勢で予測できぬ財政出動の可能性を鑑み、県民計画のアクションプランを大幅に見直し、事業の選択と集中を徹底的に進めないと財政のみならず事業効果に影響が出る。ここ数年の予算の組み立ては各部局に一律マイナスシーリングを指図して体裁を整えているにすぎない。こうした薄く広くの事業を続けていても効果は出ない。
と達増知事に迫りましたが、
達増知事は岩手国体やラグビーワールドカップを成功させた県民力があれば大丈夫という的外れな抽象的な答弁に終始したのでした。
予算編成は白水総務部長が中心となって行っているのですが、これまでの知事の発言や答弁を聞いているとご本人が積極的に関与している跡はなし。それは知事演述の内容からも明らかです。このままの編成方式では限界が来るのも明らかです。
【歳入について】
県税1308億円。(前年当初比90憶円余増を見込む)👈企業収益は上がるとしているが原油価格高騰高止まりが続く傾向で甚だ疑問
普通交付税は2120億円。(人口減の影響で前年当初比11憶円の減)
臨時財政対策債(後年度に交付税措置される)は105億円。(前年当初比252億円の減)
【中期財政見通しと財調残高】
2021年から2024年までの財政見通しでは、歳入不足は2023年度に123憶円、2024年度に168億円生ずる見込みで、このままでいくと来年度で財政調整基金は枯渇の可能性が高い。
実質的な一般財源は91億円の減で、財政調整基金を121憶円取り崩さらざるを得ない状況で2022年度末の残高は111億円となり、過去10年間で最低レベルまで落ち込むことになる。
私は9月定例議会の一般質問で、現在のコロナ禍の時勢で予測できぬ財政出動の可能性を鑑み、県民計画のアクションプランを大幅に見直し、事業の選択と集中を徹底的に進めないと財政のみならず事業効果に影響が出る。ここ数年の予算の組み立ては各部局に一律マイナスシーリングを指図して体裁を整えているにすぎない。こうした薄く広くの事業を続けていても効果は出ない。
と達増知事に迫りましたが、
達増知事は岩手国体やラグビーワールドカップを成功させた県民力があれば大丈夫という的外れな抽象的な答弁に終始したのでした。
予算編成は白水総務部長が中心となって行っているのですが、これまでの知事の発言や答弁を聞いているとご本人が積極的に関与している跡はなし。それは知事演述の内容からも明らかです。このままの編成方式では限界が来るのも明らかです。
2022年02月20日
北京冬季五輪2022が閉会
コロナ禍の中で開催された北京冬季五輪が何とか無事に閉幕した。心配されたウクライナ情勢も大会期間中は何も起こらなかった。
しかしながら、この大会はロシアのスケート選手の薬物問題、ジャンプのスーツ違反問題など異例なことが起こった大会と印象付けられてしまった感がある。
その中で日本選手の頑張りには心から感謝を捧げたい。本県の出身選手も本当によく頑張った。拍手を送りたい。
そして、最終日まで夢をつないでくれたカーリング女子チーム、ロコ・ソラーレにはコロナ禍で沈んでいる国民に笑顔と勇気を与えてくれた。
銀メダル獲得のあっぱれは当然のこととして、チーム全体でベストを尽くすという姿勢がとても感銘を受けた。今回は特に真剣にカーリング競技を観戦したが、時間によって変化する氷のコンディションの読みや選手の心理状態によって情勢は刻々と変化する。その対応は、当初の狙いとは違ってもセカンドベストに切り替えるタイミングなど、それらの判断は日々の練習や試合経験、チームワークの総合力が必要となるのだ。
ロコ・ソラーレの試合中でも笑顔を絶やさず、大きな声で励まし合う光景は他国のチームからも好感を得ているようだ。
メンバーの5人中3人が常呂町の出身者。スキップの藤沢さんは北見市、リザーブの石崎さんは旭川市出身でオール道産子のチーム。とりわけ常呂町は町をあげてカーリング競技に力を入れており、町内には国際規格の日本初の屋内リンクもある。こうしたたゆまぬ継続した人材育成がオリンピックという大舞台で活躍できたことは本当に誇らしい。四年前の平昌五輪の銅メダル獲得時からふるさと納税額がグンと上がったとも聞き、これからのまちづくりに関してトップモデルケースだろう。チーム名のロコ・ソラーレは常呂っ子のロコ、ソラーレは太陽という意味らしい。このネーミングもすばらしい。
八幡平市もジャンプや複合選手でメダリストを輩出しており、これからも期待したいし、民間からも惜しみなく選手の育成に力を貸す仕組みづくりスポンサーという形以外にも研究する必要がありそうだ。
メダルを期待されて獲得に至らずに終わった競技もあったが、日本国民は温かくそれまでの選手の努力に敬意を払うべきだと思う。帰国したら素直に健闘を称えたい。失敗した映像はもう繰り返さなくてもいい。
しかしながら、この大会はロシアのスケート選手の薬物問題、ジャンプのスーツ違反問題など異例なことが起こった大会と印象付けられてしまった感がある。
その中で日本選手の頑張りには心から感謝を捧げたい。本県の出身選手も本当によく頑張った。拍手を送りたい。
そして、最終日まで夢をつないでくれたカーリング女子チーム、ロコ・ソラーレにはコロナ禍で沈んでいる国民に笑顔と勇気を与えてくれた。
銀メダル獲得のあっぱれは当然のこととして、チーム全体でベストを尽くすという姿勢がとても感銘を受けた。今回は特に真剣にカーリング競技を観戦したが、時間によって変化する氷のコンディションの読みや選手の心理状態によって情勢は刻々と変化する。その対応は、当初の狙いとは違ってもセカンドベストに切り替えるタイミングなど、それらの判断は日々の練習や試合経験、チームワークの総合力が必要となるのだ。
ロコ・ソラーレの試合中でも笑顔を絶やさず、大きな声で励まし合う光景は他国のチームからも好感を得ているようだ。
メンバーの5人中3人が常呂町の出身者。スキップの藤沢さんは北見市、リザーブの石崎さんは旭川市出身でオール道産子のチーム。とりわけ常呂町は町をあげてカーリング競技に力を入れており、町内には国際規格の日本初の屋内リンクもある。こうしたたゆまぬ継続した人材育成がオリンピックという大舞台で活躍できたことは本当に誇らしい。四年前の平昌五輪の銅メダル獲得時からふるさと納税額がグンと上がったとも聞き、これからのまちづくりに関してトップモデルケースだろう。チーム名のロコ・ソラーレは常呂っ子のロコ、ソラーレは太陽という意味らしい。このネーミングもすばらしい。
八幡平市もジャンプや複合選手でメダリストを輩出しており、これからも期待したいし、民間からも惜しみなく選手の育成に力を貸す仕組みづくりスポンサーという形以外にも研究する必要がありそうだ。
メダルを期待されて獲得に至らずに終わった競技もあったが、日本国民は温かくそれまでの選手の努力に敬意を払うべきだと思う。帰国したら素直に健闘を称えたい。失敗した映像はもう繰り返さなくてもいい。
2022年02月19日
岩手県の公式HPより
しつこいですが、達増知事の盛岡県が改称された年を基準として県政150周年とする認識についてです。
岩手県の成り立ちについて岩手県公式ホームページに以下の記述があります。
近世、四つの藩、明治維新
近世の岩手県は、北半は南部氏の盛岡藩領、南半は伊達氏の仙台藩領となりました。後に盛岡藩から八戸藩、仙台藩から一関藩が独立し、4つの藩から構成されていました。
明治時代に入り、維新直後は岩手県の行政区画は目まぐるしく変わりましたが、最終的には明治9年(1876年)5月に現在の県域が決定しました。岩手県誕生の記念すべき年です。
この記述の方が正解で、知事の見解はダブルスタンダードで明らかに矛盾しています。
明治9年は西暦1876年。今年は2022年。150年に到達していません。
おそらく達増知事は自分の任期中に150周年事業を手掛けたいとの思いから、こうした仕掛けを考えたと推察したしますが、盛岡県以外の地域住民の感情に対して深謀遠慮もなしにスラっと盛岡県を主体にする考え方を素通しするやり方には納得できません。
岩手県の成り立ちについて岩手県公式ホームページに以下の記述があります。
近世、四つの藩、明治維新
近世の岩手県は、北半は南部氏の盛岡藩領、南半は伊達氏の仙台藩領となりました。後に盛岡藩から八戸藩、仙台藩から一関藩が独立し、4つの藩から構成されていました。
明治時代に入り、維新直後は岩手県の行政区画は目まぐるしく変わりましたが、最終的には明治9年(1876年)5月に現在の県域が決定しました。岩手県誕生の記念すべき年です。
この記述の方が正解で、知事の見解はダブルスタンダードで明らかに矛盾しています。
明治9年は西暦1876年。今年は2022年。150年に到達していません。
おそらく達増知事は自分の任期中に150周年事業を手掛けたいとの思いから、こうした仕掛けを考えたと推察したしますが、盛岡県以外の地域住民の感情に対して深謀遠慮もなしにスラっと盛岡県を主体にする考え方を素通しするやり方には納得できません。
2022年02月18日
いよいよ本当の正念場
文部科学省のILCに関する第2期有識者会議の見解が公表されました。
その内容は、学術的意義は大きいとの評価があった一方、国際費用分担の目途が立っていないとして準備研究所(プレラボ)への移行は時期早尚としたものでした。当初は「困難」でしたが最終議論を経て時期早尚となったものと理解しています。
文科省の有識者会議は学術的意義があるかどうかを諮問された会議であって、準備研究所の線まで議論が入り込むのは範を越えていると思うのですが、私の考え方とほぼ一致する解説記事が岩手日報社に掲載されていて、思わず「その通り!」と叫んでしまいました。
及川氏の内容はまさに本質を得ていて、これまでの有識者会議の議論は文科省内の枠内案件ではないものを無理に小さな籠に押し込んでいる感があり、まったく国益という高いレベルでの議論に達していないことは誠に残念です。
この有識者会議もKEKのILC推進チームもどうやら腰が引き気味で文科省のバイアスがかかっている節があり、ここは解説にもある通り、「科学技術立国」を掲げる現政府の判断に委ねるしかないと思われます。悠長に構えている状況ではなく、ここは地元としても別の展開を考えていく必要があります。
国会議員で構成するILC議連の会長に元幹事長の塩野 立氏が就任したようです。幹事長と事務長は会長に一任されたと聞きましたが、確固たる体制強化を心から願うばかりです。
その内容は、学術的意義は大きいとの評価があった一方、国際費用分担の目途が立っていないとして準備研究所(プレラボ)への移行は時期早尚としたものでした。当初は「困難」でしたが最終議論を経て時期早尚となったものと理解しています。
文科省の有識者会議は学術的意義があるかどうかを諮問された会議であって、準備研究所の線まで議論が入り込むのは範を越えていると思うのですが、私の考え方とほぼ一致する解説記事が岩手日報社に掲載されていて、思わず「その通り!」と叫んでしまいました。
【2月15日 岩手日報朝刊 第4面から】
及川氏の内容はまさに本質を得ていて、これまでの有識者会議の議論は文科省内の枠内案件ではないものを無理に小さな籠に押し込んでいる感があり、まったく国益という高いレベルでの議論に達していないことは誠に残念です。
この有識者会議もKEKのILC推進チームもどうやら腰が引き気味で文科省のバイアスがかかっている節があり、ここは解説にもある通り、「科学技術立国」を掲げる現政府の判断に委ねるしかないと思われます。悠長に構えている状況ではなく、ここは地元としても別の展開を考えていく必要があります。
国会議員で構成するILC議連の会長に元幹事長の塩野 立氏が就任したようです。幹事長と事務長は会長に一任されたと聞きましたが、確固たる体制強化を心から願うばかりです。
2022年02月17日
盛岡県=岩手県(怒!)
昨日、2月定例会が開会し、恒例となっている知事の演述がありました。
いわて県民クラブ代表としての私のコメントは今朝の岩手日報紙に書いてある通り。後日詳しく解説します。しかしながら知事の発言に力強さを感じたという他会派の感想を見て、人間というのは先入観や思惑で受け取り方がかくも違うものかと驚きを隠せません。
昨日の知事演述で強い違和感を感じた部分がありました。
今年は「盛岡県」から「岩手県」に改称されて150周年となり、令和8年の5月25日には、現在の県域か確定されて150周年の節目を迎えます。この令和4年度から8年度までを「県政150周年記念期間」として、岩手のことをよく知り、岩手の在り方を考える機会とし、県民の皆様と共に記念行事を行います。
この考え方は盛岡県が主体で後年編入された地域は従属的扱いで、カチーンときたのでしたが、
最後の結びに、ご丁寧に
今年、岩手県は県政150周年を迎えました。
と断言しました。
前段に県境が確定されたのはあと4年後と言いながら、盛岡県が岩手県に改称された年を150年と断定するのは異議があります。
明治5年に盛岡県が岩手県に名称を改称。
明治9年4月18日に磐井県が廃止、磐井、胆沢、江刺3郡を編入、同年5月25日に宮城県気仙郡、青森県二戸郡を編入して現在の岩手県が成立しのです。
達増知事の歴史認識は、岩手県の名称が決定した年を県政150周年とするといったものです。
後年、編入された地域に関しては後からくっついてきたものといった認識が透けて見えます。盛岡県以外の地域への配慮もないことに岩手県のリーダーとしての資質が問われます。歴史認識にとどまらず、こうした考え方が知事の認識の根底にあるということは地域振興、事業の予算投下額にも影響が出ることにつながります。
私自身先祖が田村藩士であったこともあり、こうした誤った認識は絶対に許せません。
いわて県民クラブ代表としての私のコメントは今朝の岩手日報紙に書いてある通り。後日詳しく解説します。しかしながら知事の発言に力強さを感じたという他会派の感想を見て、人間というのは先入観や思惑で受け取り方がかくも違うものかと驚きを隠せません。
昨日の知事演述で強い違和感を感じた部分がありました。
今年は「盛岡県」から「岩手県」に改称されて150周年となり、令和8年の5月25日には、現在の県域か確定されて150周年の節目を迎えます。この令和4年度から8年度までを「県政150周年記念期間」として、岩手のことをよく知り、岩手の在り方を考える機会とし、県民の皆様と共に記念行事を行います。
この考え方は盛岡県が主体で後年編入された地域は従属的扱いで、カチーンときたのでしたが、
最後の結びに、ご丁寧に
今年、岩手県は県政150周年を迎えました。
と断言しました。
前段に県境が確定されたのはあと4年後と言いながら、盛岡県が岩手県に改称された年を150年と断定するのは異議があります。
明治5年に盛岡県が岩手県に名称を改称。
明治9年4月18日に磐井県が廃止、磐井、胆沢、江刺3郡を編入、同年5月25日に宮城県気仙郡、青森県二戸郡を編入して現在の岩手県が成立しのです。
達増知事の歴史認識は、岩手県の名称が決定した年を県政150周年とするといったものです。
後年、編入された地域に関しては後からくっついてきたものといった認識が透けて見えます。盛岡県以外の地域への配慮もないことに岩手県のリーダーとしての資質が問われます。歴史認識にとどまらず、こうした考え方が知事の認識の根底にあるということは地域振興、事業の予算投下額にも影響が出ることにつながります。
私自身先祖が田村藩士であったこともあり、こうした誤った認識は絶対に許せません。
2022年02月10日
令和4年度一般会計予算
県は7日に令和4年度一般会計当初予算案を発表した。
今年は「人口減対策」「デジタル化」「グリーン化」を重点政策に掲げ、毎年つけているサブタイトルは
コロナ禍を乗り越え復興創生をデジタル・グリーンで実現する予算と達増知事は名付けたと報道された。
長期計画の概念は「お互いに幸福を守り育てるいわて」となっているが、ここまで年次ごとのサブタイトルが本流と離れていると、もうどうでもいいレベルにまでなっている感がある。
あれだけ叫んだ「幸福」ってどうなってるの?と年々シラケ感が半端なく右肩上がりである。
だから観念的な目標など掲げるべきでないのだ。
今年度予算も他県ですでに進めている施策を追随するだけで、新鮮味が感じられない。やっと人口減少を重点項目なのかい?である。
予算書の各部局の事業額をざっと眺めてみると前年比△0.2%というような微細調整がやたら目につく。よほど苦労されたなと思う反面、私が9月議会で厳しく指摘した事業の選択と集中がどこまで図られたかのはまだ見えてこないが、おそらく大胆な取捨選択には至っていない。
予算と期待される成果がどれだけになるのかが問題である。イベント会社に丸投げの事業などすっぱり止めるべきだ。
広域振興局に託される自由度の高い予算はどうなっているのか等、予算審議でしっかり見極めたいと思う。
今年は「人口減対策」「デジタル化」「グリーン化」を重点政策に掲げ、毎年つけているサブタイトルは
コロナ禍を乗り越え復興創生をデジタル・グリーンで実現する予算と達増知事は名付けたと報道された。
長期計画の概念は「お互いに幸福を守り育てるいわて」となっているが、ここまで年次ごとのサブタイトルが本流と離れていると、もうどうでもいいレベルにまでなっている感がある。
あれだけ叫んだ「幸福」ってどうなってるの?と年々シラケ感が半端なく右肩上がりである。
だから観念的な目標など掲げるべきでないのだ。
今年度予算も他県ですでに進めている施策を追随するだけで、新鮮味が感じられない。やっと人口減少を重点項目なのかい?である。
予算書の各部局の事業額をざっと眺めてみると前年比△0.2%というような微細調整がやたら目につく。よほど苦労されたなと思う反面、私が9月議会で厳しく指摘した事業の選択と集中がどこまで図られたかのはまだ見えてこないが、おそらく大胆な取捨選択には至っていない。
予算と期待される成果がどれだけになるのかが問題である。イベント会社に丸投げの事業などすっぱり止めるべきだ。
広域振興局に託される自由度の高い予算はどうなっているのか等、予算審議でしっかり見極めたいと思う。
2022年02月06日
快挙!小林陵侑選手が金メダル
現在開催中の北京冬季五輪2022、男子ジャンプノーマルヒルで本県出身の小林陵侑選手が見事金メダルを獲得!
すばらしいの一言。実力はあれどオリンピックでは結果に恵まれない選手が山ほどいる中で見事に金メダル獲得は本当の実力者の証です。
今日も追い風のコンディション。他国の実力者が苦戦する中で一本目にいいジャンプができたのは大きかった。
まだまだジャンプ競技は続くので小林陵侑選手にはコンディションを維持して頑張ってほしいですね。お兄さんも頑張れ!
本県の金メダリストは1992年アルベールビル五輪でのノルディック複合団体の三ケ田選手以来でしょうか。個人種目では初めてのはず。
ジャンプノーマルヒルの金メダリストとしては1972年札幌五輪の笠谷選手以来50年ぶり👀。あれから半世紀ですか。当時の日の丸飛行隊の熱狂は今でも記憶に残ってます。
昨年のメジャーリーグ大谷選手が満票のMVPに続き、本県選手の大活躍が続きます。すごいぞ!岩手県のスポーツマン。