17日は八戸市内に宿泊して、18日は軽米町と九戸村を訪問しました。
開始時間前に町長室に通して頂き、内澤昭治元町長の全盛時の雄姿を拝見させて頂きました。今見ても存在感が際立っておりました。
軽米町は昨年に引き続いての訪問です。昨年は山本町長不在でありましたが、今年は在庁とのことで直々に県への要望を承りました。現在の軽米町の喫緊の課題は旧県立軽米病院跡地から出土した医療系廃棄物の処理費用に関する課題です。当該地は町は地域交流センターを設立しての目的使用が決定しているのですが、町側の主張は県の了解を得て撤去したものの費用の出費をめぐって県と合意がなされていない状況が続いています。意見の接点を見出せない膠着状態は長期間に及んでいる状況は双方にとっていい方向とは言えません。医療廃棄物の処理費用支出については近隣の旧二戸病院での前例があることから建設的な県の対応を求めていきたいと考えております。
なお、県議会議員の選挙区再編については、県北の議員を減じないように洋野町同様の意見でありました。
最後の訪問先は九戸村です。初めての訪問でした。
副村長には元県職の伊藤 仁氏が就任しており、顔なじみの方がいますと話の展開も円滑に進みます。晴山裕康村長とは初めての意見交換でしたがざっくばらんの性格で忌憚のないお話合いをさせて頂きました。県立大学のサテライト施設設置など大胆な提案を伺い、将来ビジョンを描いている首長と拝察致しました。九戸村にはかつて伊保内病院の診療所化の折に何度か訪問したことがあり、地域医療の確保について有意義な意見交換をさせて頂きました。
なお、県議会議員の選挙区再編については、県北特区を設けるなどして断固減ずることに反対との意見でありました。
県北地域の振興には産業振興が不可欠ですが、県が注力していると説明は受けていますが、なかなか形になっていないのが現状です。昨年訪問した二戸市は地域特産の漆を活用した振興策に光が灯ってきましたが、そのような地域の特性を生かした産業が根付かせる必要性を痛感したところです。