昨日、私の一般質問が終わりました。
基本的に私と達増知事の考え方のベースが違うのは重々承知で、リアルな現実と将来にどう向き合うのかという質問だったですが、答弁は予想をはるかに超えるものになりました。
今回のやり取りで達増知事は、人口減少を主たる要因とした財政悪化に対する危機感はないと結論付けていいでしょう。
知事の強弁にかつて何度か歴史があなたを評価すると言ったことがありましたが、今はそんな悠長な評価をする余裕もありません。そぐそこに県民の将来がかかっているからです。
ただ、今回の質問でいつもとは違うことに気づいたのは、県幹部のほとんどは問題意識を持っているということ、以前なら知事に忖度したような煮え切らない答弁は今回はなかったことでした。(一部除き)そういう意味では全体を支配していた答弁のトーン管理はなくなったと信じたいです。これはいいことだと思います。
しかし、一日たって冷静になって振り返ってみて、気づいたことがあります。
14年も経って今頃分かったのかと指摘をされるかもしれませんが、
達増知事は一度コンクリートされたものを壊すことができないのではないか。
ということです。私は、時代の変化に対応していくことを強く求められている経済社会に生きているので、考え方を確定すること自体が前進をしないことになります。したがって会社のミーティングでは悪い情報から出せと社員に常に言っています。
さらに知事は否定をされるのを好まない。問題があることは積極的に聞き入れたくない。とも感じます。
答弁の中でも、成功体験を積み重ねた延長線を引いていけば間違いはないと強弁していましたし、私の放つ「中止」「リスク」という言葉に強く反応を示していました。
私はこのまま進めば県政は岐路どころか、危ない橋に近づいているような気がしてなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:39| 岩手 ☁|
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