直近の感染状況について
〇直近1週間の新規患者数については、8月12日に人口10万人当たり16.5人となり、8月20日には、これまでの最高となる25.9人となった後、やや減少又は横ばいの状況となっており、急激な増加は生じていない。また、県外に起因すると考えられる初発患者については、8月第3週が33人だったものが、8月第5週には17人と減少している。
○ 保健所管内別の1週間当たりの新規感染者数については、8月第4週と第5週の発生状況を比較すると、盛岡市保健所管内が91人から71人と減少している一方、中部保健所管内が60人から78人、久慈保健所管内が6人から47人と増加している。
〇クラスターの発生状況については、盛岡保健所管内では、8月30日以降、飲食店クラスターは確認されていない。一方で、県内各保健所管内で、飲食店、学校、職場でのクラスターが確認されている。
〇病床使用率については、8月20日の76.6%をピークに、概ね60%程度で推移しており、直近では48.9%と低下している。また、入院率は概ね60%で推移しているほか、入院等調整中も低い水準で推移している。
〇県内主要駅における人流については、岩手緊急事態宣言発出後、2020年比で二戸駅▲4.2%、盛岡駅▲14.6%、北上駅▲19.8%、一ノ関駅▲10.2%と減少している。また、岩手緊急事態宣言発出後の盛岡大通り周辺の来訪者数は、2020年比▲21.1%と低い水準で推移している。さらに、営業時間短縮要請後の20時〜24時平均滞在人口は、要請前比▲22.4%と減
少している。
〇盛岡市の飲食店への営業時間短縮要請後の経過については、さらに感染状況を注視する必要があるが、1週間が経過した時点において、人流が減少したこと、飲食店クラスターが発生していないことが確認できる。
上記の資料は昨日行われた「岩手県新型コロナウイルス感染症対策本部第40回本部員会議」で提出されたものです。
テレビメディア等では中部保健所管内の直近一週間、人口10万人あたりの新規感染者数は40.4人(10日現在)と高い水準で推移しており。新たなクラスターが毎日認定されているのに資料ではまったく危機感が読み取れません。
しかも盛岡市内が減少したことをやたら強調されています。都合のいい情報しか出せないのでは対策会議をやる意味がない。
こんな認識で対策本部会議で議論されて大丈夫なんでしょうか。ちなみに今日(10日発表)の新たな感染者数は21人ですが、そのうち中部保健所管内は16人です。
私が知事なら「北上市周辺どうなっている!対策は有効に機能しているのか!」とバリバリ会議で状況報告と対策を求めますが、一体どうなっているのでしょう。実際は事務方の報告で終わりではないかと想像しますが、いかがですか?本部員のメンバーの方々。
子どもたちの感染が増えており、親御さんたちの不安がネット上でも切実に意見として出ています。今まで通りの対策では変化するコロナウイルスに対応できるのかと。
盛岡限定の時短要請で盛岡市内から北上方面へ接待を伴う飲食店にお客が流れているという情報がありました。地域限定の時短要請によって人流を創ったと言えるのではないでしょうか。想像力のない政策によって中部保健所管内での増加につながっている可能性も否定できません。