【8月27日(金)岩手日報朝刊4面 小野寺卓朗記者の署名記事】
この記事を読む終えると同時に私は、平成元年将棋NHK杯で当時羽生五段が加藤一二三九段との対戦で伝説の五二銀を打った時に解説をしていた米長邦雄永世棋聖が「おおっ!!!!やった!」と奇声を上げたのと同じくらいの声がでました。
なぜならあまりに私との問題意識が同じであったからです。
岩手日報もやるときはやるもんです。
記事には県の迷走ぶりが時系列で書かれています。
1⃣ 県が12日に独自の緊急事態宣言を出すに当たり、時短要請は「効果が薄い」との判断で見送っている👈重要なポイント
2⃣ 23日には突如として(知事がTwitterで発信した)「まん防」を要請
3⃣ 政府がまん防不採用となった後、時を置かず26日には以前見送った時短要請を打ち出す
戦略性の匂いも感じられないとはまさにご指摘の通り。そこで畳みかけるように「他県や政府との意思疎通がきちんとできているかも正直疑わしい」県政のあり様を的確にとらえています。
さらに、時短要請のエリアを盛岡市に限定したことに対して戸館復興防災部長はまともに説明できなかったとしています。これは大問題です。
早速SNS上ではエリア限定、飲食店限定に対する県への批判、不信の書き込みが嵐のように吹きまくっています。
今回の盛岡地域限定の協力金は約9億円と試算され、早く対応したいとのことで議会の審査を経ない専決処分としました。先の連絡本部員会議においても的を得ない答弁に終始をし、その後のまん防不採用⇒盛岡限定時短ときていることは私たち議会も県民に対して説明がつかない状態です。
協力金も県の財源を投入することに(いくら一般財源には手を付けないとは言いつつも)こうした場当たりの政策では納得できません。
本部員会議後に開かれた代表者会議で「まん防」の結果を踏まえて私は議会として県執行部に対して審議時間を確保すべきとの要請を!と意見し、他の会派の代表者も異論なく、議長は県当局に申し入れたのですが、結果はこの通りとなったことも読者の皆さんには報告をしておきます。