2021年08月10日

タラレバとは分かりつつも

オリンピックの話題はこれで最後にしたいと思います。

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【一時は開催候補地に浮上した宮城県の長沼漕艇場】


ボート競技をネット観戦して思ったこと。

水辺なのに殺風景な景色。レースの白熱をよそに対岸は金属の塀が連続的に並ぶ。

あくまで結果論ですが、宮城県ならば有観客で実施できたし、復興五輪としての情報も多層的に発信可能だったのではと思う。

東京都知事の思わせぶりな態度で翻弄され、結局、東京湾内の海上での開催地になった。しかも、戸田オリンピック公園周辺にボートビレッジが形成されている現状の中で今回開催された海の森漕艇場に移転する可能性は極めて低いと私は見る。

今となれば復興五輪のテーマなど取ってつけたものに近い、東京に誘致するために利用されたにすぎなかったのは明白で、東北の人々には釈然としないものがあると思う。

開閉式のイベントに象徴されるように、東京オリンピック開催を貫くコンセプトを体現するタクトを振るう責任者が不在だったことが原因でなかったか。問題が起こると、この問題はやれIOCだ、JOCだ、東京都だと責任の所在をたらい回しにした場面がとても目についた。


ボートはマイナーな競技ですが、東北に光が当たったならば新しい展開が開けたかもしれません。残念でした。
posted by 飯沢ただし at 23:37| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする