57年ぶりの自国夏季開催というのに自称オリンピックフリークの私がいまだかつてない高揚感のない今回の五輪。
大観衆の歓声もない近代五輪初めての出来事です。
開会式は当初から期待はしていませんでしたが、デモンストレーションはピクトグラムを除いては統一感がなく何を表現したかったのかわからない内容。こちらの言葉でいうところの、あさっぺない内容。我が国の企画力はこんなものだと思われたような気がして情けない気持ちがしました。(とはいっても私自身ロンドン以外の最近のオリンピックの出し物は真剣に観ていないのですが(・_・;))
古関裕而先生のオリンピックマーチを聞くと今でも感傷的になってしまうほど心揺さぶられるのに、今回はドラクエなどのBGMだそうな。半世紀の時間の流れは昭和30年代生まれの者にとっては手が届かないところまできた感があります。アメリカ合衆国のジャージ姿での入場にはFBにもコメントしましたが、1964年の方が絶対的にスタイリッシュと信じて疑いません。
プロ野球国民栄誉賞3氏は個人的には歓迎でしたが、北米以外の方々にはどういう印象だったか気になるところです。
大阪なおみさんの最終ランナーには納得。
蛇足ながら開催前まで中止せよとまで社説を書いた全国紙がスポーツ欄では結果を堂々と掲載し、系列テレビ局でも堂々と松岡修三氏を擁して頑張れニッポンとは片腹痛し。私はこうしたダブルスタンダードが理解できません。
しかし、競技が本番ですから選手の皆さんにはベストを尽くしてほしいと思います。