2021年06月11日

特別委員会視察

先日、地域医療確保特別委員会の視察で県立大船渡病院と県立高田病院を訪問し、沿岸地域の県立病院の状況を調査しました。

県立大船渡病院は二次医療圏の基幹病院なので将来の存続は約束されていると確信していますが、私が最も関心を持っているのは地域病院の将来についてです。。
医師の不足や偏在、地域の人口減少によって、またやがて国の地域医療政策が大きく変更となた場合は、間違いなく縮小対象となるのは地域病院です。本県の医療は県立病院に支えられている比重が高く、特に地域病院は周辺に民間の入院施設がないケースが多くまさに命の砦となっています。

高田病院では院長に今後の地域病院の存立に関して数点質問しました。

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県立病院の経営は医療局が行っていますが、実際の病院のマネージメントは院長を中心に行っています。地域インフラとしての病院を目指している高田病院は陸前高田市とも連携を密にして、訪問医療や地域へ出向いての健康講演などを積極的に行っています。医師の確保についてもほんの少しのきっかけを行かして応援をもらっているとのことでした。

Q) 地域病院に必要とされる医師の人材育成についての課題は?

A) 本県では基幹病院での臨床研修によって育成しているが都会の病院とは臨床数が桁違いに少ない。総合医の育成を岩手医大で初めているがなかなか認知されないのが現状。私見だが本気で人材育成をするにはボリュームセンターをつくるなどして医師の育成をする覚悟が必要ではないか。そこから地域病院へ年次を決めて循環させるのがベストと思う。

ここでもワードとして出てきた「ボリュームセンター」
危機を迎えてる周産期医療を守るために「ハイボリュームセンター」不可欠と提言された東北大学の八重樫教授の話と一致します。

奨学生医師数が増加して医師の絶対量は確かに増えていますが、地域医療の現場では充足されている感はほど遠いものがあります。本県の地域医療を支えるために人材育成を医療政策の柱に据えて大きな決断が必要な時期に来ているのではないでしょうか。


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視察先での昼食会場の様子がこれ↑。ものすごいキープディスタンスです😞コロナ対策のために事務局には会場探しに苦労をかけます。
posted by 飯沢ただし at 23:23| 岩手 ☁| Comment(0) | My Inspection 【視察日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする