【奥の席から厳しい目線で見守る飯澤議員】
予算特別委員会が本日開会し、総括質疑が行われました。
今日の殿は(しんがり)は我がいわて県民クラブのハクセル美穂子議員(滝沢選挙区選出2期目)。
ハクセル議員は@コロナ対策について金融支援のあり方A県と市町村の要望の予算化に至る過程について質問しました。
@県が潤沢な制度融資枠を準備しているのに貸出実績が増えない理由、貸出を誘導する工夫が見られないのに40万の支援金を決定する至った政策決定のあり方について聞きました。要は県が融資枠の形だけつくっているのに満足しているのではないかという指摘です。これは実際は本県のみならず他県でも国が定めたスキームで動いているので独自で動くけるようなものではないのですが、この間の県の情報発信の仕方等の工夫が見られないことへの現状を明らかにしつつ是正を迫る提言でした。
知事がほとんど答弁しましたが、まったく要領の得ないものでした。
A知事と市長村長との会談の機会の少なさは我が会派がこれまでも複数の議員が強く指摘をして是正を要求してきましたが、昨年度に行われた知事と首長との意見交換会は全体会議方式で2度行われたのみ。特にこのコロナ禍で1月に行われた会では議事録によると県に対する要望がかなりあった(知事に会う機会もほとんどないため、この機会を逃すなとばかりに積極的な発言が相次いだ)にもかかわらず予算案に反省された形跡なし。知事はどうして首長との会談を積極的に行わないかの問いには
「コロナ禍で会う機会がないのは残念でした。」という責任を転嫁するような答弁。
ハクセル議員は経済的に困窮している人たちの声を掬い、県政が至らない点を的確に指摘したいい質問内容でした。
質問者とまともに取り合わない知事はも二元代表制を軽んじているだけでなく、民間会社でいえば社長が経営方針も示せない様(さま)は株主総会で解任動議が出てもおかしくない状態と言っても過言ではありません。