2021年02月22日
ついに小岩井も・・・
今年の3月末をもって岩手を代表する小岩井乳業も牛乳瓶を使用した飲用製品を止めるとのお知らせが販売店からすでにされています。牛乳といえば瓶で育ってきた自分にとってはとても残念な気持ちです。
瓶は空瓶を回収しなければならないし、洗浄にも手間がかかる。少子化の影響、流通が量販店を中心に流れが変化、宅配業者の後継者不足などの問題等が複雑に絡みあって小岩井乳業社も決断をされたのだと思います。
地元の不二家乳業社でもすでに中止をしていますし、中小メーカーほど中止に至っているケースが多いのではと感じます。機械の更新時などのタイミングが決断時のようです。
小岩井のまきば瓶は現在は200ml瓶になっていますが、昔は細身の180mlの専用瓶で通称まきびん(呼んでいるのは弊社だけかもしれませんが(・_・;))(かつて弊社では小岩井乳業の宅配業者への配達業務をしていたことがあり、私もたまにその業務をやりました)と呼ばれていました。まきば牛乳はクリームが入ってある加工乳で普通の牛乳より脂肪分が高く値段もちょっとお高めです。今では健康志向が高まりかつての需要が伸びていないのが現状のようです。
清涼飲用も瓶から缶そしてペットボトルと容器は変化していますが、やはり瓶は風味を保持しますので、牛乳も紙パックと瓶とでは味が違います(と私は強く信じている)。かつては牛乳瓶がカチャカチャならせて自転車で配達していた牛乳屋さんもほとんどなくなってしまいました。時代の流れといってはそれまでですが、何か寂しいものを感じます。