2021年02月14日

令和3年度一般会計予算

来年度の当初予算案が公表された。議会には正式に17日(水)の本会議で提案される。

主な特徴は

1)総額は8150憶円で5年連続1兆円割れ、震災以来以降の予算編成で最小規模

2)震災対応は約667憶円で6年連続規模縮小

3)新型コロナウイルス感染症対策として959憶円を措置

4)通常分はコロナ対策を含めないと6478憶円、前年比約196億円の減

震災復興のハード事業がほぼ終了し、復興関係は大幅減、コロナ対策で大幅増。しかし、通常分は県税などの自主財源歳入不足で大幅減という中身である。

予算案の命名は「命を守る幸福希望予算」となったそうだが、増分は国のコロナ対策予算で膨れ上がっただけで県が描く幸福や希望とはどこに力点と事業の集中が図れているのかわからない予算像となっている。

実際、予算を編成するに当たっては大変な苦労をされているのは私も重々承知していて、編成過程で各部局にマイナスシーリングをかけている時点で結果は見えていた。お金がない。されど何としても編成せねばならない。当局の悩みはよく理解できる。

しかしだ。事業の選択と集中と片方で言いながら、将来を見越した新しい生活様式に挑戦するものや、次世代の産業振興や人材育成に該当する目新しい予算の措置は見当たらない。これは偏に知事のセンスと決断の問題である。知事査定とは下から上がったものを是認するだけのものなのかとさえ思う。

現知事は東日本大震災、コロナ感染症の対応にかなりの仕事量を割かれてきたが、同時に努力しなくても国からお金は措置されてきた事実があったことも見逃してはならない。幸福や希望など耳触りのいい言葉をよく発するが、ほとんど本県独自の将来構想に深く関わったものはないのではないかと思う。

震災復興10年を迎えた成果や県の将来に基づいた議論を今議会は展開していきたいと思う。
posted by 飯沢ただし at 22:58| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする