広島市で80万人PCR検査 県、4区の全住民・就業者に
【日本経済新聞電子版 2021/1/15 10:56 (2021/1/15 13:13更新)】
広島県は2月7日まで延長した新型コロナウイルスの集中対策の一環で、広島市中心部の4区(中区、東区、南区、西区)の全住民や就業者を対象に無料のPCR検査を実施する方針だ。検査は任意で、対象は最大で80万人程度とみられる。
自治体が広域で大規模PCR検査を行うのは全国でも珍しい。県は無症状の感染者を早期に発見し、市中感染の拡大を封じ込める狙いだ。
広島市は感染状況が高止まりしており、国から「緊急事態宣言に準じる地域」として近く指定される見通し。住宅やビルが集まる4区に感染者が多いことから、大規模検査を行う。湯崎英彦知事は「検査は強制ではなく任意だが、積極的に受けてほしい」としている。
県は具体的な実施方法や時期を今後詰めるが、検査能力の確保や実施体制が課題だ。
県は5カ所にPCRセンターを設置している。医療関係者や飲食店の従業員など、これまでは対象者を限定して唾液による検査を手掛けてきた。広島市内には2カ所のセンターがあり、これらを活用できるか検討する。無症状の感染者が多数見つかる可能性があり、こうした人が入れる宿泊療養施設の確保もあわせて進める。
広島市の対応は本県とは真逆の対応。感染状況が高止まりしている危機感からの思い切った施策展開かと思いますがいかかなんでしょうか。大量に検査をすると擬陽性の人が出てくる可能性がある。もし、そうなったケースには療養させる物理的数の確保やコストは試算しているのかしら?市内二か所の検査センターではとうてい80万人は捌ききれない。
先の櫻井先生の講義内容とは正反対の対応だけに今後の成り行きが、ある意味興味深い。