新型コロナウイルス感染症対策本部 知事メッセージ
(令和2年12 月18 日 定例記者会見)
東京都など全国のコロナ感染患者数は高い水準で推移しています。依然として感染拡大の勢いが止まらない中で、人の移動や人が集まる機会が増え、感染リスクが高まる年末年始を迎えようとしています。岩手県においては、医療機関における集団感染が発生したこともあり、人口10 万人当たりの直近1 週間の新規患者数が7.9 人(12 月17 日現在)となっておりますが、医療提供体制が直ちにひっ迫する状況ではなく、感染状況はステージVの状況ではありません。
一方、全国にはステージV相当の都道府県が増えており、12 月4 日に開催した県対策本部で決定した対策が、今なお必要な状況です。
改めて、県民の皆さま、来県される皆さまには、以下の対策をお願いします。
〔感染が拡大している地域との往来について〕は、
・ 感染ステージを判断する指標のひとつである「直近1 週間の新規患者数(対人口10 万人)が15 人以上」の地域や、不要不急の往来や外出の自粛をお願いしている地域への往来は、慎重に判断するようお願いします。
〔年末年始における感染防止〕としては、
・ 年末年始は、一律に帰省や旅行の自粛をお願いしませんが、人の移動が集中し「密」にならないよう、帰省や旅行、初詣の時期を分散するようお願いします。
〔感染対策の徹底〕としては、
・ 常時マスク着用、手洗い、咳エチケット、室内の換気、湿度の調整等の基本的な感染対策をお願いします。
・ 毎日の体温測定をはじめとする健康状態の確認をお願いします。
・ 発熱、咳等の体調不良時には、外出を控えて頂き、医療機関を受診する場合は、「かかりつけ医」「受診・相談センター」に電話相談の上、受診するようお願いします。
・ 三密を伴う会合等は回避するようお願いします。
・ 高齢者や基礎疾患のある方は、重症化リスクが高くなりますので、ご家族の方などその周囲にいらっしゃる方も含め、一層の注意をお願いします。
県民の皆さま、来県される皆さまの中には、「泊まるなら地元割クーポン」「おでんせ岩手券」を利用して、年末年始をホテルや旅館などの宿泊施設等で過ごされる方もいらっしゃると思います。宿泊施設においても家庭や職場と同様、感染防止対策に取り組み、穏やかな年末年始を過ごしましょう。
令和2 年12 月18 日
岩手県知事 達増 拓也
これは今まで発せられたメッセージの内容と大差ありません。不安を煽ることはしなくても今の段階では一歩進んだ少し危機感を滲みだすことは私は必要と思います。
未だステージVには至ってないではなくて、注意しないとステージVに行きつきますよ。そうしないとますます医療従事者の方々に負担がかかりますよ位は伝えないと日々先の見えない中で奮闘している医療関係者にも共感は与えることができません。
トップリーダーが発するメッセージは最高位にあることを意識しつつ時宜と効果を狙わなければ意味を成しません。
最近テレビメディアで放送されるドイツのメルケル首相が国民に訴える姿には思わず注目してしまいます。東京都知事や大阪府知事は毎日会見を行っていますが、本県の達増知事は40人を超えるクラスターが発生した時にも自ら先頭に立ち会見を行うことはしませんでした。

昨年の改選後に自らを称した「ニュータイプの知事」とは火の粉を被らない、このような姿勢を指すのでしょうか?