常任委員会案を付託された議案と委員会発議にかかる条例案についてを審査しました。

条例案の件は、私が所属する総務委員会では東日本大震災が発生した3月11日を県民の日「大切な人を想う日」とする条例の制定を求める請願が9月定例議会で採択されたことを受けて条例案の中身を検討してきました。審議の結果、難航した条例のタイトルは「東日本大震災を語り継ぐ日」となり、前文を含んだ条例案を委員会では決定しました。今月の9日からパブリックコメントの受付が始まり、時間は限られていますが来年の3月11日に間に合うように委員会での作業は継続して行われます。
総務部の総合防災室と復興局を合体させて来年度から新たに「防災復興部」を設置する議案の審査においては、私から総務部との並列関係による責任体制や他の部局も行っている減災体制強化をどの範囲まで管理するのかといった基本的な組織のあり方について質問をしました。組織改編は一定程度は執行権の範囲が大きいものと私なりには理解していますが、昨年度行った部局再編については私は今でも疑問を感じており、看板だけを替えて並べる商品は同じにならないようにこれからも議会の厳しい監視が必要と思っています。
その他、一般質問で提起したコロナ禍により急激に変化する社会に対応した目的達成型の県行政の組織転換と政策展開、ならびに政策評価について例示を示して現状が抱えている矛盾点の指摘と対応を迫りました。アクションプランにて来年度予算案の編成とともに対応を努力したいとの政策企画部長答弁がありました。2月議会で提案されるの議案ならびにアクションプランを注視したいと思います。
このままでいいと立ち止まった瞬間に組織は古くなっていきます。面子とか忖度を排して、とにかく県庁は全力で県民のための施策を立案し展開してほしいと思います。