
今年から金山(かなやま)棚田の作付をしている「いちのせきシェア農園」のメンバーを中心に多くのボランティアが作業に汗を流しました。
私は同棚田の田植えにも参加したことから、喜んで参加させてもらいました。この間田んぼ回り草刈りを3回以上行うなど環境整備を行うなど、舞川地区の方々の地道なバックアップあってこそ稲刈りに至ったわけで、地元の方々には本当に頭が下がります。
舞川地区の若い世代や遠方からの家族連れのボランティアも一緒になって作業に勤しむ姿を見るととても気分が晴れやかになりました。「いちのせきシェア農園」の代表である桜井陽 氏はこれからもこの金山棚田を起点にしていろいろなことに挑戦していくようです。こうした次の時代を背負う人たちが地域の資源に目を向けて積極果敢に行動する姿勢には眩いばかりの希望の光が見えるようで、まことに頼もしく感じます。私もできるかぎり応戦していきたいと思います。
来年以降は約50枚の田んぼをオーナー制にしていきたいとのお話もあり、いろいろと活動を発展させる計画もあるようで楽しみです。

棚田は景観として郷愁を誘い、見る人に感動を与えます。しかし、いったん田んぼに入って作業すると現代の機械化された作業とは能率面では桁違いのものがあり、これを昨年まで頑張って維持してきた金山孝喜さんの努力はいかほどだったかということは肌で感じ取れます。非効率とは別次元の価値をどのようにうまく伝えて次世代に残していくか、このような仕事こそいろいろ仕掛けが必要としていて、行政や民間と知恵を出し合って進めることに大きな意義を見出せると感じます。