今日も雨降り。じとじとした陰鬱な模様が続きます。
こういう日は晴耕雨読で読書をするに限ります。
基本に戻る意味で「ドジャースの戦法」を読んでいます。実際に野球をこれから始めるわけではありませんが。
この本は巨人軍V9、日本一11回を達成した川上野球のバイブル。チームプレーを日本の野球に浸透させた本とも言えます。中身を読んでみると有名なチームプレーのフォーメーションだけでなくバットに握り方からコーチのサインの出し方まで事細かく解説があります。
この本を読んでただ素通りして知識に留めるのか、実践して意識改革を仕掛けるのか、後者であった川上哲治氏はまさに先駆者であり革命者といえるでしょう。
キャンプ中にBGMを流すこと初めて行ったのも川上監督。キャンプ練習後のミーティングを取り入れたのも川上監督。さらにチームプレーを徹底させるために年棒査定まで改革しました。要はいいと思ったことは実践してみるという哲学があるからにほかなりません。ただ実践を通じて弾力的にチーム内のルールは変えていたようです。
間違ったことはすぐに撤回し軌道修正を図ることもリーダーの資質として必要不可欠なことと思います。
さて、本県の官製幸福理論は果たしてどこまで行きつくでしょうか・・・時空がねじ曲がった世界に入りこむことを心配しています。