2020年06月15日

昭和48年夏の甲子園

コロナウイルスの影響でテレビのスポーツ中継はほとんどなくなり、そのおかげで標題の番組をNHKさんがやってくれました😃

それも作新学院の江川卓投手が甲子園で最後の試合となった対銚子商業戦です。延長戦になり雨が降り最後は四球押し出しで作新学院が敗れるという結果は有名で、最後の場面はネットで見ることは可能ですが初回から見るのは初めてですので興奮して見ました。当時私は小学校6年生で延長戦になってから見たのは鮮明に記憶しています(柳川商業との一回戦は大島に海水浴に行ったため見られず)

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江川投手は高校時代が一番球が速かったといわれていますが、確かに速い!カーブはスライダー気味に横にすべる球筋でプロ時代のとは違うように見えました。加えて腕が振りがコンパクトなので打者は余計に速く見えたでしょう。

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銚子商の投手は土屋投手。次の年の夏の甲子園で日本一になるエースです。土屋投手は2年生ですので背番号は10。江夏に負けず劣らず球の速さが目を引きました。

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スコアボードには第一試合に盛岡三高の名が⤴藤沢商業に1−0で勝利しています。

試合は緊迫した投手戦。金属バット導入前ですからまさに高校野球クラシックにふさわしい試合内容です。そして選手の立ち振る舞いがなんと大人びていることに驚きです。江川投手だけでなくプレイには今の高校生とは比較にならない落ち着きを感じます。解説は甲子園定番の松永玲一氏。アナウンサーの指摘も解説も的確で煩い誇張もなし。野球観戦に集中できるというものです。

応援団はちらっとしか映像になりませんでしたが、BGMみたいな音で判断しても、チャンスにはワッショイ程度であまりシステム化されていない様子は窺えます。

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この選手は江川投手の捕手を務めた小倉選手。なんと現在は亀岡偉民(かめおかよしたみ)文部科学副大臣ご本人です。


今から47年も前の有名なゲームに触れて感激しました。あの頃の球児も65歳ですね。東邦の山倉、広島商の達川も同年代で年金受給世代なったのですね。感慨深いです。

甲子園に出場した選手は一生の思い出となることは間違いありません。今年は夏の甲子園は中止。仕方のないことですが、なんとも選手たちが不憫でなりません。
posted by 飯沢ただし at 00:06| 岩手 ☔| Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする