2020年05月16日

変わりゆく駅の雑踏

コロナの影響でソーシャルディスタンスが用語になり、人との距離感がますます離れていきそうだとは以前にも書きましたが、今日も衛星テレ東で放映された寅さん映画を見てつくづくその思いが強くなりました。寅さんのように他人のために世話を焼く人はこれからどんどん減っていくのではないでしょうか。

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このシーンが示しているように私が大学生の頃の昭和50年代後半までは改札口で駅員さんが切符を切っていましたね。ちょっとした瞬間ですがここでも小さなコミニューケーションはとっていたのです。

そしてまた駅の待合室は、それこそ他人との接点の場所でした。私は子どもの頃から気になる空間で、さまざまな人の行きかいがいろいろなことを連想させてくれました。小学生の頃に経験した上野駅や盛岡駅の待合室の雰囲気は今でも忘れられません。

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上の写真はビリーワイルダー監督「7年目の浮気」の冒頭場面で、ニューヨークのどこかの駅のシーンです。1950年代のアメリカは世界の最先端を走っていて活気にあふれています。この頃のアメリカは余裕だったでしょうね。


リモートワークはこれから大手企業は競って飛躍的に取り入れられていくでしょうが、私はITやAIが進化し、社会がそれを取り入れることは避けられないとしても最終的に人間力だと信じていますので、人との摩擦を避けるような社会には決して移行させてはいけないと強く思っております。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☁| Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする