特に障がいを持っている方やご家族は大変不安な日々を送られていると思います。個人的に保健福祉部に対して補正予算の早期対応、必要な衛生に関わる品は優先的に届くようにをお願いしておきましたが、年度替わりには確認作業をしたいと思います。
時間に少し余裕ができたので、いつもより多く本に接する時間が多くなりました。

この本は半日で読み終えましたが、なかなか興味深い内容でした。
筆者の磯田道史氏は江戸時代から学ばなければならないことを強調しています。
現代国家は税金で食べている人たちのものではありません。社会経済の変化に合わせて税金を変えながら、持続可能な福祉を国民全体に提供し続けるのが現代国家の仕事です。しかし、これは賢明な国民と賢明な政府でなければ実現しません。われわれが江戸時代に学ばなければならない理由もここにあるのではないでしょうか。
江戸時代には、内乱、自然災害、侵略など数々の危機があったにもかかわらず、平和は保たれてきた江戸時代。そこには血生ぐさい戦国の風潮から脱し、民を慈しみ、人命を尊重する国家への転換していった為政者たちの姿があった。それを具体的な歴史的事件から解説しています。
特に農民が識字率を自ら高め、生産効率を上げていく価値観の大転換を図った史実は感動すら覚えました。まだまだ先人から学ぶことは多くあります。