2020年03月29日

4月からの予定・・・

今頃に来る郵便物は入学式のご案内や総会のご案内なのですが、新型コロナウィルスの影響ですべて来賓招待は控えさせて頂きますとの内容です。仕方のないことですが震災時にもなかった状況に戸惑いは隠せません。本日も東京や京都など都市部を中心に患者数が増えており、まさに長期戦を覚悟しなければなりません。普通の生活が普通に行われていた有難さをつくづく痛感します。

特に障がいを持っている方やご家族は大変不安な日々を送られていると思います。個人的に保健福祉部に対して補正予算の早期対応、必要な衛生に関わる品は優先的に届くようにをお願いしておきましたが、年度替わりには確認作業をしたいと思います。


時間に少し余裕ができたので、いつもより多く本に接する時間が多くなりました。

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この本は半日で読み終えましたが、なかなか興味深い内容でした。

筆者の磯田道史氏は江戸時代から学ばなければならないことを強調しています。

現代国家は税金で食べている人たちのものではありません。社会経済の変化に合わせて税金を変えながら、持続可能な福祉を国民全体に提供し続けるのが現代国家の仕事です。しかし、これは賢明な国民と賢明な政府でなければ実現しません。われわれが江戸時代に学ばなければならない理由もここにあるのではないでしょうか。


江戸時代には、内乱、自然災害、侵略など数々の危機があったにもかかわらず、平和は保たれてきた江戸時代。そこには血生ぐさい戦国の風潮から脱し、民を慈しみ、人命を尊重する国家への転換していった為政者たちの姿があった。それを具体的な歴史的事件から解説しています。

特に農民が識字率を自ら高め、生産効率を上げていく価値観の大転換を図った史実は感動すら覚えました。まだまだ先人から学ぶことは多くあります。

posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする