2020年03月11日

9度目の3.11

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2週目に入った県主催の追悼式は釜石市で開催されました。

自宅から三沿道を利用して釜石市内にある沿岸広域振興局まで75分。中心市内まで85分。高速道路の威力をまざまざと感じます。

車窓から眼下に垣間見える各地被災地の街並みは一見大きく変化はしているけれど、はたして中身はどうだろうか。地域をつなぐ人材、地域の経済、育ってきているだろうか、回復し新たな発展の芽が出ているだろうか。

そして、はたして僕らはどれだけの力を与えることができただろうか。ハンドルを握りながら考え、自問自答を繰り返しました。

式典では遺族代表の澤田さんの言葉が心に沁みました。

この津波を経験した人がこの世に一人でも命がある間は、ずっとこの日が忘れられることはないでしょう。しかし時は容赦なく流れていくことをしっかりと意識しながら、将来生まれて来る人たちのために私たちが今、なさねばならないことを確実に行動に起こしていくことだと決意をあらたにした日でした。

posted by 飯沢ただし at 23:46| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする