第一報は交通事故だったが、後に脳疾患か心臓疾患が原因と聞かされた。あんなに明るくておしゃべりな奴が亡くなるととても悲しい。
中学校では同じクラスになったことはなかったが、誰にでも気軽に話をかけてきてちょっと目立っていた。三年生の夏に奥玉の飛ヶ森でキャンプがあって(どういうわけか突然決まったキャンプだったと思う)たまたま一緒の班になって夜が更けるまで話し込んだことを鮮明に記憶している。
とても家族思いで熱い心を持った奴だった。7年位前に議員会館で偶然に会ったとき、あいさつより前に間髪入れずに言われたのは「後で相談に乗ってけろ」だった。後で話を聞いたらやはり家族の心配事だった。
地元は離れたけど、縁があったのか彼の仕事中に会う機会が2,3度あって、お互いに体には気をつけて頑張ろうなと励まし合っていた。そんな矢先の急逝。議会日程の都合で葬儀には参列出来なかったが、火葬に参列して最後のお別れをしてきた。火葬にも葬儀にも多くの同級生が参列したと聞いた。
選挙中にわざわざ励ましのメールをもらった。選挙後にもお祝いのことばももらった。

「返事はいいよ」なんて彼らしい気配り。選挙後にちゃんと心を込めて返信しなかったことがとても悔やまれてならない。
太君よ、本当にありがとう。君と会えてとてもよかったよ。どうか、御仏の世界から愛する家族を温かく見守ってほしい。
大事な人を相次いで失くして11月がますます嫌いになった。