2019年10月01日

臨時議会が閉会

改選後の臨時議会が去る9月26日に閉会しました。

この臨時議会で新しい正副議長や常任委員会の委員選任等の役職が決定されました。

私は早い段階(改選直後の代表者会議)からメディアへも積極的に情報発信をして、議長は第一会派から副議長は第二会派(自由民主党)からということを主張してきました。その心は

ILC(国際リニアコライダー)実現が大詰めになっているこの重要な局面において副議長といえども政府与党に所属している議員を県議会が選出する意義は従来と比較して大きな意味を持つからです。


ILCの実現の成否によって本県の行く末は大きく左右されることは説明するまでもありません。


議長の代理という名代で自民党本部へILC議連会長や議連幹事長と面談することも可能であり、普段お付合いしている同じ党の仲で本県の課題もフレンドリーな会話の中で進めることもできたでありましょう。面談する相手への肩書の有用性を議会が推し量って人選する意味が今回はあったはずです。ILC推進を図る県の執行部も大いにこの人事を幅広く利活用できた可能性もあったのではと私は思います。


しかしながら、結果は第一、第三、共産党会派が数に頼んで前期と同様のスタイルで押し切ってしまいました。共産党に至ってはこれまでILC推進の決議に退席をする行動を取っていた経緯もあり、見方によってはILCに関して人選過程における議会の意思自体を疑問視される結果となったことを否定できないことになってしまいました。誠に残念でなりません。


それも本会議直前になって打診も相談もなく押し切ったことも私は腑に落ちません。今回は予め第二会派からも第一会派へ意思を通じていた訳ですら4年前のガチンコで選挙で戦った時とは条件が違うのです。



しかし、こうして地団太踏んだところで結果がひっくり返るわけでもなく、結果は結果として受け止めて次善策を考える道を選ぶしか方法はありません。選出されたお二方には全力でILC実現に議会を代表する立場として行動してほしいと思います。

posted by 飯沢ただし at 23:53| 岩手 | Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする