
当日は地元からも70名もの傍聴応援団が駆けつけてくれて大変に心強かったです。
予定した質問項目は時間内に終えることができましたが、項目をもう少し整理して「いわて県民計画(最終案)」について知事とはもう少しやりとりの時間を確保すれば良かったかもしれません。
会派の仲間からも「飯沢さんは(知事に)優しい・・・」「セーブしましたね・・・」との感想でしたので反省しております。
テレビ中継は予想以上の方が見ていてくれて「見たよ」「一問一答は分かりすい」との意見も頂きました。昨年の佐々木努議員から私も代表質問の一問一答方式を繋ぎましたので、改選後も引き継いでくれるものと思います。

私が主に取り上げた次の10年間をリードする「いわて県民計画(最終案)」については達増知事の「幸福を追求し、幸福を守り育てる」が胆となっていて、今までの計画の策定プロセスのアプローチも全く異なるものになっています。
幸福を満たす12の政策領域をまず決めてその下に10の政策を分野毎(?)に設定したもので、この10の政策をやっていれば県民すべてが幸福になるというロジックです。
幸福感とは個人で異なるもの、政策達成のゴールとして本当に相応しいのか?これからの10年は人口減少という厳しい時代が予想されるのにリアルに対応する政策を据えなくて本当にいいの?というのが私の一貫した主張です。
知事は県民の幸福に関して「多様性」も網羅しているのだと先の特別委員会で答弁していますが、実は多様性とはより多くの個性を尊重してその良さを一定目的に集中させていくのが多様性(ダイバーシティ)の一般的な活用方法なのですが、県のまとめ方は言わばこの考えた方とは逆行していて、10の政策の中に多様性を押し込んでいる、すなわち官制の幸福ではないのかというのが私の指摘でした。
この入口の理論は何度も行っていますが、今回もまったく噛み合いませんでした。
私の後に二日間一般質問で取り上げた議員も複数いて、知事も一生懸命に答弁していましたが、聞けば聞くほど理解不能となってきています。担当している県職員もさぞかし嫌な汗をかいていると推測します。再来週の月曜日には委員会で採決がありますが、はてさてどのように料理したらよいものやら・・・