水泳の池江璃花子選手がツイッターで白血病と診断されたことを発表したニュースが昨日駆け巡りました。
白血病の治療は抗がん剤を使用して骨髄の中を一旦リセットする化学療法が主な方法ですが、長期に不安定な体調を維持していくことからこの間の体力の消耗や精神的な安定を保つのにとても大きなエネルギーを必要とします。血液の型が合えば骨髄移植という方法もありますが、これとて治療の過程では大変な消耗を伴います。
私の父も急性骨髄性白血病でした。闘病中の父の姿を思い出すと、とても胸が痛くなります。
20年前よりは現在は抗がん剤も進化をしているようですが、いまだに根治の治療方法は実験室では成功していますが臨床段階では確立されていません。この件については私の2017年10月27日のブログ記事をご参照下さい。
しかし、よくぞ池江選手は自ら公表したと思います。その勇気に胸を揺さぶられました。焦らず自分の病気に打ち勝ってほしいと真にエールを送りたいです。そしてこの機に白血病根治に向けた研究がさらに進むこと、世の中に骨髄バンクの認知が広がってくれることを期待します。