
メインのゲームはー14時キックオフなのに、私が到着した12時にはほぼスタンドは満席。
バックスタンドに陣取りスタジアムを見上げると山の緑の背景が新鮮。国内でもこんな緑に囲まれたラグビー場は例がないのではないかと思います。
スタンド全体から受ける印象も華美でもなく質素過ぎてもない。何しろ集まって来ている人たちが玄人のラグビー好きばかりだから雰囲気がいい。こんな心地良いスタジアムはワールドカップが始まったなら評価が高まることは間違いないでしょう。

よくぞここまでたどり着いたと感慨がしみじみ。それには釜石を想ういろいろな人たちの助力があってこそ。特に最期の建設予算の詰の段階での総務省から岩手県庁に総務部長として着任していたK氏の尽力は私は決して忘れません。
新日鉄釜石と神戸製鋼のV7マッチがプレゲームとして組まれました。松尾も林も大八木も楽しそうにプレイをしていました。神戸製鋼のOB選手はこの日のために日帰りで来た方もいたとか。ラグビーの絆は本当に強い。観客もそれをよくよく知っているから一緒に楽しむ余裕があるのです。選手にかける温かい声援が耳触りがとてもよい。

鵜住居スタジアムの前にかつてあった鵜住居小学校にいた釜石東中生徒の合唱には思わず涙がこぼれました。まだまだ非常時は続いているがラグビーと一緒に立ち上がっていこうという気持ちがこもっていました。
秋の訪れを告げるような涼風に当たりながら、とてもいいスタジアムの落成式を見せてもらって感謝、感謝です。
ラグビーワールドカップ2019釜石大会は絶対に成功に結びつけましょう!