
前社長時には「しばらくIGRは黒字でいける。売り上げを上げろ。とにかくバンバンやれ!」との無計画な採算を度外視した乱脈経営により、黒字どころが二期連続赤字に財務体質を一気に悪化させた。社長交代ではなく引責辞任と言いたいところである。
私はこのような社長を三年間も放置させた県の責任は大変に重いと今でも思っている。
相次ぐ内部告発、その内容はとてもじゃないが県民には知らせるのも憚る前社長の所業と会社がこのままではおかしくなってしまうという純粋な鉄道マンの思いがつづられたものであった。
私は総務委員会でほぼ毎回このIGRの経営者責任を疑問視し、採算度外視で拡大展開する関連事業の情報開示をステークホルダーである県民に対して明らかにするよう求めてきたが、ことごとく拒否されてきた。おそらく開示できない知られると困る内容があるからやれなかったのであろう。
ようやく経営トップが交代が実現したのであるが、浅沼新社長におかれては先の経営者の悪いところは綺麗さっぱり斬り捨てて、まずは社員の信頼に応える経営風土をつくっていただくよう期待している。