2018年06月30日

ILC百人委員会が発足!

ILC100人委員会発足 建設実現へ財界人や文化人ら応援


 岩手、宮城両県にまたがる北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の誘致実現に向け、財界人や文化人による応援組織「ILC100人委員会」が発足し、29日に東京都内で記念式典があった。
 発起人代表は前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏。委員は129人で、知名度が低いILC計画の意義を発信してもらう。事務局によると、委員には脚本家の内館牧子氏や経団連名誉会長の御手洗冨士夫氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏らが名を連ねる。
 委員約10人が参加した式典で、増田氏は「国民の支持を広げる環境づくりに協力してほしい」と呼び掛けた。岩手県立大学長の鈴木厚人氏は、国際プロジェクトとして宇宙の起源を探る計画の概要を紹介した。
 委員会は、ノーベル物理学賞受賞のバリー・バリッシュ氏らを招いたイベントを8月に開く予定。同氏はILCの国際共同設計チームで責任者を務めた。
 ILCを巡っては、文部科学省の有識者会議が誘致の是非を検討中。研究者らは、欧州の協力を得るには年内に日本政府が誘致に前向きな姿勢を示す必要があるとみている。
(河北新報 電子版 6月30日)



今年の1月に野村総研に増田氏を訪問した折りに、私の前の面談者が山下 了先生でした。
ちょうどその時にこの百人委員会設立の話が話題となったようです。増田氏には陰に陽にILC実現のためにご尽力を頂いております。この会のメンバーが多くの国民に情報発信をされて政府決定の後押しになることを念願します。

岩手県議会も宮城県議会と連携して共同のILC実現推進議連をつくり、活動を進めています。

しかし、本県の知事が自ら主体的にこのような活動をしたのを聞いたことがありません。ニコ動画で定期的に発信してますからOK?次元が違いすぎますね。
posted by 飯沢ただし at 14:55| 岩手 ☁| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月29日

働き方改革法が成立

働き方改革法が成立 脱時間給や同一賃金導入
(2018/6/29 12:53 日本経済新聞 電子版)


政府が今国会の最重要法案とした働き方改革関連法は29日午前の参院本会議で可決、成立した。残業時間の上限規制や、正社員と非正規の不合理な待遇差を解消する「同一労働同一賃金」、高収入の一部専門職を労働時間の規制から外す「脱時間給制度(高度プロフェッショナル制度)」の導入を柱とする。日本の労働慣行は大きな転換点を迎える。

 働き方改革法は労使の代表が参加した「働き方改革実現会議」の実行計画に沿ってつくった。労働基準法など計8本の法律を一括で改正する。長時間労働を是正するため、残業時間の規制は「原則月45時間、年360時間」と定める。繁忙期に配慮し、上限は年間で計720時間、単月では100時間未満に規定する。違反した企業には罰則を科す。大企業は2019年4月、中小企業は20年4月から適用する。

 同一労働同一賃金は、正社員や非正規などの雇用形態に関係なく、業務内容に応じて賃金を決める制度だ。基本給は勤続年数や成果、能力が同じなら同額とする。休暇や研修も同様の待遇を受けられるように改め、通勤・出張手当も支給する。大企業は20年4月、中小企業は21年4月から導入する。

 脱時間給制度は、年収1075万円以上の金融ディーラーやコンサルタントなどの専門職に対象を限る。残業代は支給せず、成果で賃金を決める。無駄な残業を減らし、労働生産性の向上につなげる狙いがある。

 制度を利用するには、企業の労使で導入に合意し、対象者本人の同意も得る必要がある。健康確保措置として「4週間で4日以上、年104日以上」の休日確保を義務付ける。労使で「労働時間の上限設定」「2週間連続の休日」などから1つ以上の対策を選択する必要もある。対象者が自らの意思で制度から離れることもできる。19年4月から始める。


政府は労働生産性を上げることにつながると説明されているが、そりゃ総労働時間を短縮して賃金を据え置けば時間当たりの生産性は上がるにきまっとる。もっと深刻な問題は労働者の絶対数が足りないのです。中小企業の年配の経営者は黒字でも事業継承の当てがない会社はどんどん会社を閉鎖してしま可能性もある。地方経済を支える中小企業がなくなると自治体の税収も減る。

働き方改革はいいけれど中小企業への支援策はどうなってるんか?なんか片手落ちやな。

野党は労働者側の意見しか言わないし、自民党からも中小企業育成策を声を大にして主張する国会議員も最近聞いたことがない。
地方経済も大企業まかせでいいのか!

posted by 飯沢ただし at 23:38| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月28日

しあわせって何だっけ何だっけ?

今日から6月定例県議会の一般質問がはじまります。
いわて県民クラブからは千葉じゅんこ議員が登壇し、一問一答方式で臨みます。

今議会は現在県で策定が進んでいる新しい県の総合計画について質問する議員も複数いるようです。
私は引退された議会の先輩や経済人に「幸福をキーワード」にした次期総合計画について話題をふると、ほぼ全員が濃淡こそあれ違和感を口にします。

・この厳しい社会環境のなかで抽象的な概念である「幸福」を主題にしていること
・政策が二の次に置いておかれて一体何を目指すかわからない
・特に県の産業振興策が見えない

集約すると以上のような意見です。私がこれまで県に指摘してきた内容と問題認識は同じです。

県が「幸福」を持ち出してきた根拠として震災以降に政策立案に唱ってきた「幸福追求権を保障する」ことの延長上にあると説明してますが、私は根拠設定もいまだに納得がいきません。幸福追求権は国民に与えられた権利として憲法13条に書き込まれていますが、

その内容は「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」と定めていて、 「生命、自由及び幸福追求に対する権利」は、まとめて「幸福追求権」と呼ばれているものです。

13条は、個人が何が幸福かは人それぞれ全く違うこと。ゆえに幸福の権利自体を保証することは事実上無理なことを書いています。そこで、憲法は「幸福を追い求める権利」を保障しているのです。みんなそれぞれの価値観に基いて幸福を追求していいですよという権利なのです。


そこで矛盾が生じます。行政が行政の枠にはめた幸福の概念を計画に押し込めること自体が無理があるということにならないでしょうか。
そしてまた追い打ちをかけるように、先般の議案説明会では新たに「幸福を守り育てる」行政の役目という概念も登場してきました。この迷走ぶりには私自身はとても整理がつきません。価値観が異なる幸福を行政が守る育てる?さらにこれらが県の総合計画に値するのかという基本的な疑問にもぶち当たります。

今議会では、「幸福」の起案者の知事がどこまで政策化までのプロセスを自分自身で描いているのか質問する議員には期待します。

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【誰もが幸福になりたい でも押し付けられた幸福なんて要りません】


ダイバーシティが叫ばれているご時世に県の物差しで幸福を測って守り育てて欲しいとは県民は期待しているでしょうか。為政者の思い込みのお流れ頂戴はご免蒙ります。

posted by 飯沢ただし at 01:47| 岩手 ☔| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月27日

地域医療は住民の手で守る!

本日は年に一度の千厩病院地域医療懇談会がありました。
オブザーバーとして県議は私と佐々木議員の二人が参加でした。

今日は病院の各部門から、医師は宗像院長はじめ小原副院長と樽本医師から、栄養管理課からは淺沼次長、医事経営課からは村上課長から講演がありました。

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宗像院長が赴任されてちょうど一年になるのですが、この一年で地域が置かれているいりょうの状況をよく把握されていて、これからの千厩病院の使命について明確な指針を述べられました。

すなわち、東磐井地域の医療ニーズは救急・透析・高齢者医療
求められるべきは機能分化と連携→回復期リハビリ病棟、地域包括ケア病床⇒地域包括ケアシステムの歯車の役目

目指すは急性期と回復期のハイブリッド


まさに地域医療構想に照らした病院機能を創造する過渡期にあって、県立病院といえども地域包括ケアシステム事業の多角化に取り組んでいかねば将来自立して存続できない状況にあるのです。
特に中山間地に住む住民にとって必要不可欠な県立の地域病院は医療局が守ってくれるのではなくサービスを受ける住民がもっと主体的に病院のことを理解し、医療従事者と助け合う意識の共有と運動がもっと必要になってくるでしょう。働き方改革によってドクターの勤務体制も変化をしていきます。世の中の変化に柔軟に対処するのは住民も同じ努力が求められます。


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千厩病院でもひとりのjひとりの患者に対して入退院支援の取り組みがされていることも報告されました。県の保健福祉部や市の健康保健行政と連携はさらに進めていく必要があることを痛感しました。
posted by 飯沢ただし at 23:41| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月26日

IGR(いわて銀河鉄道)の新社長に浅沼氏

昨日IGRの株主総会で浅沼専務の社長昇格が決定した。

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前社長時には「しばらくIGRは黒字でいける。売り上げを上げろ。とにかくバンバンやれ!」との無計画な採算を度外視した乱脈経営により、黒字どころが二期連続赤字に財務体質を一気に悪化させた。社長交代ではなく引責辞任と言いたいところである。

私はこのような社長を三年間も放置させた県の責任は大変に重いと今でも思っている。


相次ぐ内部告発、その内容はとてもじゃないが県民には知らせるのも憚る前社長の所業と会社がこのままではおかしくなってしまうという純粋な鉄道マンの思いがつづられたものであった。

私は総務委員会でほぼ毎回このIGRの経営者責任を疑問視し、採算度外視で拡大展開する関連事業の情報開示をステークホルダーである県民に対して明らかにするよう求めてきたが、ことごとく拒否されてきた。おそらく開示できない知られると困る内容があるからやれなかったのであろう。


ようやく経営トップが交代が実現したのであるが、浅沼新社長におかれては先の経営者の悪いところは綺麗さっぱり斬り捨てて、まずは社員の信頼に応える経営風土をつくっていただくよう期待している。
posted by 飯沢ただし at 21:15| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日

四年に一度のサッカーワールドカップ

ブログを始めて3回目のサッカーワールドカップの記事を書きます。

開戦前は期待されなかった西野ジャパンが善戦を重ねるとすぐに調子に乗ってしまう日本国民。現金なものです。かくいう私もその一人ですが(^_^;)

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そうだとだとしても昨晩のというか今朝のセネガル戦の勇猛果敢かつ粘り強いジャパンの戦いに感動しました。前半当初はスピードで勝る相手に翻弄されながらも自分たちの戦い方を信じて貫き通しました。最初はライオンとウサギの戦いの様相でしたが西野ジャパンは精神力がタフで後半最後まで落ちない体力も今まで見たことのない戦いぶりでした。

西野監督には明確な戦略と指示があったのでしょう。戦い終わってからの選手の談話から選手たちに与えられたミッションが確実なものであったことが窺えます。

昨日のゲームはBS1の音声2チャンネルで聞いて観戦していましたが、NHK大越キャスターと岡野武史元監督のコメントと解説は本当に面白くてサッカー観戦の参考になりました。サッカーがいかに総合的な力のバランスが必要なスポーツだということがよく理解できました。岡野氏が話として出した問題点の因果関係を突き詰めても解が出て来ないのがサッカーとい球技であり、攻めも守りも早さもパワーも必要なトータルバランスが重要というのはとても納得しました。

一次リーグ最後の相手であるポーランドを倒すつもりで戦わないと決勝トーナメントに行けない状況は思ったより厳しいと私は見ていますが、選手の意気も上がってきていると長友選手も言っていたので次もいい戦いを期待したいです。
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2018年06月24日

陸上自衛隊岩手駐屯地61周年記念行事

数年ぶりで滝沢一本木の岩手駐屯地の記念行事に参加しました。

例年地元行事と重なり参加困難なケースが多かったのでしたが、今年は日程がうまくいきました。

昭和32年の開設以来本県唯一の駐屯地として61年を数えました。自衛隊が住民の信頼をもっとも得ているのは災害時の対応でありましょう。
私は平成14年の台風6号災害時には東山町での大活躍を目の当たりにしました。日頃の訓練の成果がいかんなく発揮され迅速な救助活動によって死者を一人も出すことがなかったのは自衛隊の存在があってこそでした。その後の東日本大震災における災害支援活動の評価に関しては言うまでもありません。


初めて訓練展示を拝見しましたが、実戦さながらの訓練を見て誠にたのもしく感じた次第です。

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岩手駐屯地に配備されている74式戦車は大戦車隊に配備されているものでは最も古く、年に30〜40台新型戦車と交代されているようです。逆説的に言うと岩手駐屯地に最新鋭の10式戦車が配備されていないということは本県エリアの軍事的脅威の確率が低いとも言えるかと思います。


周辺国の脅威が増す中で、少子化の影響もあり年々自衛隊の入隊者も少なくなっていることも深刻に考えていかなければなりません。

今日の来賓挨拶の中で某代議士が「防衛女子」やらの軽い単語を並べ立てるのを聞き、この程度の安全保障の見識で・・・・と心底呆れ果ててしまいました。国会議員の質の低下も問題です。
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2018年06月21日

吉岡節が炸裂・踊る!

今日は一関市と一関商工会議所の主催によるILC近況報告会があり、出席しました。
今日は明日開会を控えた前日議運もあったせいか、一関選挙区で県議で出席したのは私一人でした。

講演者は 鈴木厚人 岩手県立大学学長、ILC推進室長の佐々木淳氏、吉岡正和先生の三本立て。

吉岡先生からは前回の仙台講演からの引き続きですが、内容が重複していたのは約3割程度。あとは最近デンマークに視察に行った報告など最新のものにさらにリバイスされておりました。吉岡先生の研究心の旺盛さには毎回驚かされます。

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最初に「縮小する日本」でガツンとかまされました。この件は前回の記事で紹介したとおり。

現在、第四次産業革命のさなかにあり、エネルギー、情報、モビリティ革命が主題となっているが、わが国はどれも遅れをとっているという厳しい指摘です。人材育成の遅れを知っているはずなのに動きが見えない主管官庁の体たらくぶりについても触れられておりました。

ヨーロッパのフランスにおいてリニアック(がん治療陽子線設備)技術をCLIC(次期先端直線加速器)を見越してスプンオフしている実態、またデンマークにおける再生エネルギーを主体とした持続的社会への実践的かつ創造的取り組みが紹介され、本当にわが国の技術が自国内のガラパゴス化していること、世界的競争力を失いつつある状況に強力な警鐘を鳴らしておりました。


ILC実現後の居住プランに関しても具体的な提案があり、本当に参考になりました。


県では実現に向けて県民集会をこれからどんどん打つ予定と聞きましたが、実のあるものになるようにしなければなりません。
posted by 飯沢ただし at 23:49| 岩手 ☁| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月07日

タイムリミットまであと半年しかない!

本日、宮城県議会・岩手県議会ILC建設議員連盟による報告会と講演会、並びに共同要望書決議が仙台市の宮城県議会内で行われました。
岩手県議会ではこの議連にすべての議員が参画していますが、岩手県議会からの本日の出席者は19名でした。

来賓の村井宮城県知事のあいさつの後、宮城県議会CERN視察の報告があり、そして吉岡正和先生による「ILCをめぐる国内外の動向について」と題しての講演でした。

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吉岡先生の講演はこれまで10数回拝聴しておりますが、今日の内容ほどILC実現に向けてシビアな内容はありませんでした。

まずは先日福岡県で開催されたアジア・リニアコライダー・ワークショップの内容について重大な発言が

1)ヨーロッパ将来計画検討の重鎮 Halina Abramovicz 博士から
⇒ 日本がILCホスト意思を年末まで(正確には12月18日)には示さねば、欧州将来計画には内包されない・・・ILCの将来計画も、それを前提として大きく変わる

2)アメリカ・フェルミ国立研究所長 Nigel Lockyer 博士から
⇒ 今がILCの提案時だ・・・2030年台にILC建設終了がベスト・・・欧米ともILC向け予算スロットがある
また、ヒッグス粒子に関しても触れて
⇒ ヒッグス精密測定は宝の山・・・これをやらない手はない!(You would be nuts not to study the heck out of the Higgs.)

3)LCCディレクター Lynn Evans 博士から
⇒ 日本はいつまでも中立でいてはダメだ・・・日本は意思決定は遅いし、あやふやで・・・ダイオード(一方向にしか通電しない)みたいだ(情報を入れても、そこから何も返ってこない・・返事がない)

というように参加された吉岡先生にとっては今回のワークショップは針の莚状態だったようです。


また、現在の中華人民共和国の状況についても重大な報告がありました。

1)CEPCというヒッグスファクトリー構想があり、すでに動きだしていて、まずはILCと同じヒッグス粒子を測定する施設としてスタートし将来はCERN将来計画を凌ぐハドロンコライダーにする(なんと周長100kmのシンクロトロン)。なおかつ候補地選択までかなり絞り込みが進んでいる。予算の裏付けも100億円規模で十分に確保できる。

2)超伝導空洞やクライモジュールの量産体制も準備できる→ ILCにも簡単に輸出できますよ・・・

3)上海では超伝導空洞をベースとしたXFEL計画(ILCの小型版とも)がスタートした。

という隣国の動きが重層的に10倍速以上で動き出している(吉岡先生談)。日本がボヤボヤしている間にこんなことになっていたのです。


我が国はものづくり大国、科学技術立国なんていうのはすでに過去のもの。日本の大学のランキングは長期低落傾向にあり、今、私たちは重大な岐路に立っているという吉岡先生の客観的評価に基づくご意見でまとめがされました。


私にとってもかなりショッキングな内容で、ILC決定に時間がないことが明確になりました。
とにもかくにも与えられた持ち場で精一杯ILC実現に向けた活動を加速させなければなりません。もう時間がないということです。頑張らねばなりません。

posted by 飯沢ただし at 23:50| 岩手 ☁| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月04日

第30回森は海の恋人植樹祭

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森は海の恋人植樹祭りが30回を数えました。
30回を記念して開会式の前に、畠山重篤氏、矢越12区会長の三浦幹夫氏、京都大学名誉教授の田中克氏によるトークショーが開催されました。

今までの30年間の歩みとこれから50年目を目指しての取り組みの仕方について有意義な意見発表でした。

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畠山氏:「植樹作業を通じて、ひとりひとりの心の中に木を植えて(自然環境を育てていく木)きて育ってきた」
三浦氏:「最初の頃は半信半疑だった植樹祭も今では地域にとってもありがたい行事になっている」
田中氏:「この運動を世界中に広げて日本政府をもっと動かしていこう(環境を守る中間組織の育成の法制化など


さらに畠山氏は森海植樹運動が英語の教科書に10ページに及ぶ教材として取りあげられていることを紹介し、

森は海の恋人をどのように英訳してるかを披露しました。

「The forest is longing for the sea and the sea is longing for the forest.」

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この言葉は矢越12区のひこばえ交流センター前にも看板が設置されています。

畠山さんは sea を she としてお話されましたが、確かにsheの方が詩的で雰囲気があります。


30年の節目を迎え、環境の世紀21世紀の象徴としてこの森海運動がますます意義が浸透されて広まることを期待いたします。
私もかれこれ20年間ほぼ参加をさせて頂きました。これからも矢越12区の皆さんとともにこのイベントを大事にしていきたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 10:57| 岩手 | Comment(0) | The Events  【各種催物】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする