2018年05月31日

リハセンを視察

昨日は県議会 出資法人等調査特別委員会の県内調査でした。

盛岡市近郊に所在する@イワチクAリハビリセンターB産業技術センターの三か所を視察。
農林水産系、保健福祉系、商工&政策地域部系と常任委員会3つにまたがるてんこもりの出資法人視察です。

雫石町に所在するリハビリセンターは一期目の環境福祉常任委員会で視察して以来、超久しぶりの視察でした。


説明を聞くうちに医療・介護・福祉の連携の中でいかに「地域リハビリテーション」の重要さと課題も見えてきました。
(地域リハの推進に関しては、実は一期目の初めての一般質問で担当書記の藤井さん(今はどうしていらっしゃるでしょうか)にアドバイスを頂き取り上げたことを思い出し、あれから約20年が経過して高齢化社会の急激な進行と問題に深刻化に思いを傾けました。)


特に問題意識を呼び起こしたのは、理学療法士や作業療法士を県立病院で配備しながら地域リハの進展に効果的に連携されていないこと。地域病院にあっては県立病院が地域医療の中核と福祉との連携の拠点を目指すとしながらも発展的な活用がされていない理由(医療局の定数の問題も有之)を整理してシステムとして機能させる工夫が必要と感じました。この点は医療局にも事情を聴きながら前に進めたいと思います。


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リハセンが健康寿命を延ばすために力を入れている上の写真の”フレイル”の解消についてはシリバー体操の普及など行政や地域の振興会でまだまだやれることはありそうです。


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2018年05月29日

錦木、10勝で勝ち越し


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【私の地元中の地元の「スーパー松川屋」さんご主人作による錦木メーター】


先場所の成績では十両落ちはやむなしと思われた錦木でありましたが、番付に恵まれて奇跡的に幕尻にとどまり始まった夏場所。
望外の白星10を数えて堂々と幕内残留を果たしました。最近は押し一辺倒の取り口を研究されて、引きにバッタリとなる相撲が多く散見されていたところでしたが、今場所は体も動き、相手の動きもよく見えた落ち着いた相撲が良かったと思います。押しの圧力は皆さんに評価されているところなので、相手の変化にもついていけるスピードがつけば出世の道も開けてくるでありましょう。

今場所最高の取り組みは敢闘賞を取った千代の国戦。今まで買ったことのない相手でしたが土俵際しぶとく粘って勝ちました。あのような形がもっと出てくればと思います。

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来場所の名古屋場所は番付が上がりもっと厳しい対戦相手が出てきますので、精進を重ねてさらなる上を目指して欲しいと期待しております。
まずは錦木関、今場所おつかれ様でした。
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2018年05月27日

アメリカファーストもたいがいにしてけろ!

トランプ氏、車関税引き上げ検討指示 最大25%か

【 2018/5/24 10:07 日本経済新聞 電子版】


トランプ米政権は23日、安全保障を理由に自動車や自動車部品に追加関税を課す輸入制限の検討に入ると発表した。商務省が鉄鋼に課した輸入制限と同様に、車の輸入増が安保上の脅威になっているか調べる。米メディアによると乗用車の関税を25%引き上げる案が浮上している。対米輸出が多い日本にとっては大きな打撃となり、世界的な貿易摩擦が激しくなる恐れがある。


 トランプ大統領はロス商務長官と同日会談し、安保を理由に輸入制限を課せる通商拡大法232条に基づく調査を指示した。商務省は乗用車やトラック、自動車部品を対象に調査を始めた。トランプ氏は「自動車や自動車部品などの中核産業は国家としての強さに重要だ」との声明を出した。

 232条は輸入増が安全保障上の脅威になっていると認めた場合、大統領に関税引き上げなどの輸入制限を課す権限を認めている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は現行2.5%の乗用車関税に最大25%の追加関税を課す案が出ていると報じた。

 世界貿易機関(WTO)は一方的な輸入制限を禁じるが、安保が理由であれば「例外扱い」にできるとしている。ただ安保の定義は曖昧で、自動車に適用できるか疑問の声もある。政権内や議会のほか、外国の自動車メーカー、米国の輸入車販売店など産業界からも強い反対意見が出そうだ。
 
 車貿易が最大の争点となっている北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉は難航しており、トランプ政権は輸入制限を持ち出してカナダ、メキシコから譲歩を引き出すことも狙っているようだ。日本との2国間の自由貿易協定(FTA)交渉につなげる思惑もあるとみられ、6月にも始まる日米の新たな通商協議で最大の議題となりそうだ。

 米自動車調査センターによると、17年の米国の乗用車販売(1730万台)のうち輸入車が占める割合は44%。日本、カナダ、メキシコからの輸入がそれぞれ11%ずつ占めるほか、ドイツや韓国が続く。日本の自動車メーカーは輸出全体のうち4割を米国に振り向けている。関税が上がれば輸入車の競争力が下がり、日本を含む自動車メーカーはサプライチェーンの見直しを迫られることになる。


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このような極端な貿易保護政策までぶち上げた。完成車はいくら現地生産体制にシフトしたからといって我が国には大きな経済的な影響を受けることになる。

それより個人的に一番頭に来ている😠のは中東情勢にも積極的に手を突っ込んでいるせいで原油価格もグングン上昇⤴していること。たいがいにせいや!迷惑千万や!と心から叫びたい。


「アメリカファースト」ってご自身は自画自賛でご満悦のようですが、こんなことばかっりやってて総合的に見て本当にアメリカにとって得になっているのだろうか。
posted by 飯沢ただし at 00:20| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月26日

新たな漆産地へステップ1

今日は小学校の運動会が各地で開かれ、ご招待を頂いた学校に訪問させて頂きました。
天気☀も最高でいい運動会になったことと思います。


2月に沖縄高専を訪問して超音波破砕装置による漆の効果的な抽出について視察をしましたが、その動きが現実的に動き始めてました。大東町鳥海地区において漆の種まきが行われましたし、破砕装置による実証実験の様子もNHKで放映されました。

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【国内の生産量が需要にまったく届かない状況も示されました】


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【一関市大東町鳥海地域での漆の種まきの様子】


沖縄高専の伊東名誉教授の下で樹液確保の実験成果はすでに得られているのでしょうが、今回の放映で実際に実験の過程が映像で流されると実感が湧いてきました。

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伊東名誉教授が指摘をしていたように、まだまだ課題は多いのですが、ひとつひとつ課題を解決して当初の目的にかなうような体制作りが求められます。何より今回の放映により多くの県民が関心を寄せる機会となったことは良かったと思います。


私は先の10月の決算特別委員会の農林水産部の部局審査で国産漆の需要の高まりに呼応した取り組みと、新技術に対する理解と支援を要請しましたが、その目的は漆の量的確保もさることながら中山間地における新たな産業創出という観点も強く申し上げたところです。


この取り組みはまだ実証実験を繰り返しながら軌道に乗せていくことになると思いますが、全国の各地で漆等にに注目した取り組みが始まっていると報道されており、早くビジネスモデルを示した方がメリットが出てきますので、一定のスピードも要求されます。

いずれにしても過疎の中山間地にとって光が当たる新技術による新機軸が本県の伝統産業に結びつくという嬉しい話ですので私も重大な関心を持っていきたいと思います。

posted by 飯沢ただし at 19:29| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月25日

すでに意識の乖離がありあり

新聞報道によると次期県総合計画(2019〜2028)の策定状況過程において県南広域振興局が主催した管内の8首長と意見交換会が行われたようです。

この手のご意見伺い程度の話はあまり新聞記事にはならないのですが、よほど意見の内容が厳しかったと見えて、地方紙のみならず全国紙まで記事にしたことで事の重大さが窺えます。

私も先の2月定例会の予算特別委員会総括質疑において知事に対して

@幸福を上段に設定した考え方は2020年代の厳しい時代を乗り越えるのにふさわしいのか?
A幸福とは人それぞれに違う価値観、捉え方があるもの多様性を認めるものことに意義のあるもの、決して役所が与えるものではない。幸福とは与えるものではなく気づくものではないのか?
B県が長期計画を策定する意義は広域的な産業振興戦略的を具体的に示すことが今もっとも必要とされるのではないのか?
C市町村が今後策定する総合計画にも大きく影響を与えるものであるから整合性を図る努力を惜しまず県が独善的に押し付けるやり方はすべきではない。

との質問と意見提言をしたところでありました。

まさに8首長からは酷似した懸念が期せずして示されたようです。特に「幸福」というった抽象的な考え方が先に立った計画概念に対して疑問が出されたのは当然でありましょう。また、ILCが一言も入っていないことに対する異論はかなり強烈だったようです。実は今年度の当初予算説明にもILCという見出しはまったく見えず、私も厳しく県の本気度を質したところです。

県は震災復興の際に「幸福追求権」というキーワードを使って今回の総合計画も「幸福」を看板を維持する体制は崩さない姿勢なようですが、果たしてこのまま突っ走っていくつもりでしょうか。意識の乖離を埋めていく努力をしないと計画をつくる意味さえ失いかねません。
posted by 飯沢ただし at 14:36| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月23日

貧すれば貪する

米朝首脳会談、延期の可能性に言及 トランプ氏
文氏は「予定通りの開催を確信」
【 2018/5/23 日本経済新聞 電子版】

トランプ米大統領は22日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とホワイトハウスで会談した。トランプ氏は6月12日に予定している北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との首脳会談について「6月12日に実現しないかもしれない」と表明。非核化を巡る溝が埋まらない場合は延期する可能性を示唆し、北朝鮮をけん制した。

 トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスでの韓国・文在寅大統領との会談の冒頭で6月12日に予定している史上初の米朝首脳会談を延期する可能性を示唆した。また、北朝鮮と連携姿勢を示す中国側への不信感も表明した。

一方、文氏は「会談は予定通りに開かれると確信している」と述べ、あくまで会談を開くべきだと訴えた。

 トランプ氏は米朝首脳会談の開催には「私たちが求める一定の条件がある。それが満たされないと会談は開かない」と指摘。非核化の進め方に関し「一括して進めるのが良い。あるいは物理的な理由で極めて短期間(で進めるか)だ」と述べ、北朝鮮が求める段階的な非核化には否定的な立場を示した。

 「北朝鮮は偉大な国になる可能性がある。その機会をつかむべきだ」とも述べ、非核化に関する態度を硬化させている北朝鮮に完全な非核化に応じるよう促した。その場合は「金委員長の安全も保証する」と改めて体制保証を約束した。サンダース大統領報道官は記者会見で「北朝鮮が望むなら会談の準備を続ける」と語った。

 トランプ氏は北朝鮮が米朝会談の取りやめを示唆した背景にも言及。5月上旬の2回目の中朝首脳会談後に変化があったとして「少し失望している」と語り、中国への不満を漏らした。国連制裁決議によって制限されてきた中朝境界での貿易が活発になっている点にも触れ「好ましくない」と批判した。



北朝鮮はお腹がすいて藁をもすがる状態。北との融和政策に執心な文大統領をうまく使って外交戦略に打って出たものの中共(中華人民共和国)から鼻薬を効かされて米国との会談にいちゃもんをつけた状況。昨日の話が明日に変わるのは北朝鮮の得意技で何も驚くことはない。大体にして核というカードをかんたんに捨てるわけがなく、お腹を満たすことができれば北朝鮮は米国だろうが中共であろうが支援さえもらえればどっちでもいいのだろう。その中で滑稽な役を自ら演じているのが韓国の文大統領という構図。

それにしても日本は朝鮮半島外交から取り残されたなどど語る野党の一部と一部マスコミは国際情勢を本当に見極めて発言しているのかと目を疑う。

北朝鮮は地政学上から簡単には韓国との統合は難しい。そもそも朝鮮戦争の始まりは北朝鮮からの電撃的な南下作戦が発端だったのである。


私は今年中の米朝首脳会談の実現は極めて難しいとみました。拉致被害者の救出だけは何とか実現してほしいのですけれど。
posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月22日

勝利至上主義の果てに

今日のタックルを仕掛けた側の選手の記者会見。
ネットのオンデマンドで見たが、閉塞感に満ちたチーム内部の状況を赤裸々に知り、とても気が重くなった。

コーチから相手QBを潰せと何度も念押しまでされている。大学側から説明されているコーチと選手との意識の乖離とは思えない。
定期戦など無くなってもいい、怪我したら秋にはこちらが有利などという発言はスポーツを指導する立場にある人とは思えない。
状況が明らかになってきて、そこまでするのかという暗澹たる気持ちにさせられた。監督やコーチは問題解決の事後対策も何も考えていない、相手に対して謝罪はまだしなくてもいいなど監督の体面保持しか見えてこない。何ということだ。


勝利至上主義の歪みに起因するのであろうか、肝心の社会と人間の関わりという根幹に係る大事なことが指導者に欠落してしまっている。そもそもスポーツには人としての尊厳を教えてもらえる有効な手段でもあるのに。最後にこの選手はもうアメリカンフットボールには関わりたくないと話している。何と残念なことだ。


警察への被害届や訴訟まで事がすでに及ぼうとしている。物事がエスカレートして終息が見えてこない。先に記したように起因者となった大学の問題に留めることなく、総合的に大学スポーツの意義をあらゆる関係者が熟議し、二度とこのような過ちが繰り返されないようにしていかねばならないと思う。
posted by 飯沢ただし at 22:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

ILC サポーターズ 募集中!

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先日、県庁に出向いて科学佐々木ILC室長からILCの現況について説明を受けました。

国会議連もかなりの危機感を抱いていてかなり精力的に動いているとのことです。県議会も負けてはいられません。来月上旬には宮城県との合同議連によるアピールを強めた集会も仙台市内で予定されているところです。我々の使命はとにかく精力的に情報発信し国民の関心を呼びこむことが肝要です。


写真にあるのは「ILC Supporters」に関しての資料とグッズです。

「ILC Supporteres」はILCの実現するため、各界の有志によって結成された応援組織です。下の段のタトゥシールを体のどこかの一部に貼って、SNSに写真をアップ。これで、あなたも「ILC サポーターズ」という仕掛になっています。


ILCの意義と認知度を広めるために有効な手段と思います。私も大いに賛同し協力します!
posted by 飯沢ただし at 23:31| 岩手 ☁| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月20日

すばらしき東北人の先見の明

先の総務員会視察で得た情報からぜひにお知らせしたいことがあるのでここに書き留めます。

視察訪問先は福島県環境創造センター(コミュタン福島)

この施設は前例のない原子力災害からの環境回復と創造に向けた取り組みとして平成28年に福島県が設置し、@モニタリング、A調査・研究、B情報収集、発信、C教育・研修・交流の4つの取り組みを総合的に行っているものです。


4つの主要な建物があり建設費は130億(うち国からの補助金が118億)。
風化防止のために震災の日からのカウンターも設置されていました。


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その中で福島第一原発の事故後を様子を忠実に再現した模型展示に目を引かれました。

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説明による私が知りえた新事実は、第二号機が偶然にも建屋の壁に穴が開いたために水蒸気爆発を逃れたこと。そしてなんと驚くことにこの福島第一原発建設時に表土を10mも削って建設した事実を知らされました。


なんということでしょう。これでは最初から津波対策に対して無防備であったということです。
これは紛れもない東京電力による人災にほかなりません。

それに対して東北電力の対策はどうだったか?
一昨年に書いた私のブログを以下に張り付けます。


女川原子力発電所

平成13年頃に当時所属していた「政和会」の会派視察以来で2度目の訪問です。9・11テロ以降セキュリティーがかなり厳しくなっており、前回は冷却プール前まで行って写真も撮りましたが、今回はほとんどの箇所がNGでした。震災後は電源確保や冷却水のバックアップ機能等の増強が求められており、発電所の周辺は対策強化がされていました。特に防潮堤のかさ上げは海抜29m対応型に建築中でありました(想定津波を13.6mから23.1mに)

何より認識を新たにしたのは、そもそも当初から発電所の敷地の高さを14.8mにしていたため津波が越波することはなかったとのこと。当時は他の電力会社からそんな高さのかさ上げは必要あるのか?と揶揄されたようですが、当時の技術者の慧眼による決断と実行により、女川原発は大津波から守られたのです。実にすばらしい話ではありませんか。



先人の技術者の愚直にも安全にかけるコストを惜しまない。東北の人の安全を絶対に守る。この決意に賛辞を惜しみません。
東京電力は営業エリア外の他の地域に建設したのなら、より一層の安全対策を講ずべき義務があったはずです。


人として今生きている私たちが将来の人たちに何ができるか。刹那的ではなく総合的な見地で行動することをまた東北の先人の偉業から教えて頂きました。
posted by 飯沢ただし at 23:38| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月19日

スポーツマンシップについて

こんばんは。

大変ご無沙汰をしておりました。久しぶりの投稿です。

最近の関心事は大学アメリカンフットボールの出来事についてです。
今日危険なタックルをしたチームの監督が相手チームを訪れ謝罪し、自ら辞任を発表しました。
対応の遅れは否めず、残念ながら大学自体の品位にも少なからず影響を受けたと思います。

私は高校時代にラグビー競技をしていましたが、同じコンタクトの強いスポーツを経験した者から見てもあの問題となったタックルはあり得ません。
今は誰の指示で選手があのタックルに及んだのかという責任論に話題が集中していますが、私は別の観点から考察してみます。


映像で確認すると危険なタックルが行われた時に審判は間近にて瞬時にイエローフラッグを投げています。重大な反則行為があったことは審判も認識をしていました。また、あのタックルが尋常なものでないということは審判は認識していたはずです。そこでなぜ試合を止めてタックルをした側に厳重注意をしなかったのか。また、両軍のヘッドコーチを呼んで、このような危険なプレーは試合の続行にかかわると警告する必要があったのではなかったか。


一義的に危険なタックルをしかけた方に責任はあります。この責任は逃れられません。
しかし、私はこのように試合をコントロールする審判にも問題があったのではないかと思うのです。


この試合は定期戦であり、公式戦ではありませんでした。スポーツマンシップに欠ける行為に対してもっと厳重な判断を審判はすべきだっと思います。

危険な行為に対してはゲームを止めてその場で事実確認をする。試合を管理する上で重要なポイントを見過ごしてしまったと感じます。


この問題の行く末は責任論に終始しそうですが、大学スポーツの意義とは何か。競技に関わる選手、監督、コーチ、OB、審判すべてが再考察を求められる問題ではないでしょうか。スポーツマンシップに関して今一度おさらいする必要があると考えます。

posted by 飯沢ただし at 23:39| 岩手 ☔| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする