2018年01月23日

競馬関係者との懇談会

私が会長を務めている県議会の超党派の議員連盟「岩手競馬振興議員連盟」(会員40名)ではシーズンオフの期間に競馬関係者から意見を聴取する会を実施しています。昨年に引き続き二回目の開催で水沢競馬場と盛岡競馬場それぞれに本拠にする厩舎があるため先週の月曜日(水沢)と昨日(盛岡)に今年度分を実施しました。

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【盛岡会場の様子】

昨年は、走路整備、厩務員不足、騎手の騎乗手当、賞典費等について課題を投げかけられましたが、今年も意見交換のなかで明らかになったのは昨年に引き続き現場に横たわる問題点は慢性化しており、このまま抜本的な手を打たないと人員不足から現場が麻痺して競馬事業そのものが物理的にできなくなるという危険性をはらんでいるということがより明確になったことです。

さらに今年は売り上げ増を見込んで盛岡競馬場の薄暮開催を増やす番組編成を競馬組合は予定しており、厩務員等の労働環境はより厳しくなることが予想されます。厩務員は調教師との雇用契約ですから、組合は直接的に関わっていないのですが、理想的なタイムシフトなどモデルを示しながら労働環境の均一性を保ち、質を上げる取り組みを組合主体的に動かなければ新しい若い人材はこれからも定着していかないと考えられます。

根本的な問題は、単年度で赤字が出たら即廃止という存廃スキームが今や中長期的な経営計画を推進する上で足かせになっている点。赤字が出ないように安全な予算を組み、投資的な予算配分が限定的になっている現状では上記の諸問題は解決できません。この問題については存廃問題から10年を経過し、新たな課題が多く出ている現状から鑑みて再考する必要性を私は今回の意見交換会でより強く感じました。

現場の必要なところにお金が回っていない。このことを誰もが認識し、前に進めていかないといけません。管理者である知事はこれまで競馬議会でこれらの解決策に言及したことはなく、岩手競馬を財政競馬という切り口だけで判断するようならば、岩手競馬の未来は希望郷の範疇には入ることはないでしょう。
posted by 飯沢ただし at 04:28| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする