東北誘致へ岩手、宮城県議会が共同議連 18日政府に要請活動
【12/12(火) 11:24配信 河北新報】
超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の東北誘致に向け、岩手、宮城両県議会は11日、超党派の共同議員連盟を設立した。協力関係の強化が狙いで、18日に菅義偉官房長官をはじめ、政府や関係省庁への要請活動を展開する。.
両県議会は2013年3月、ILC誘致を目指す議連をそれぞれ設立。共同議連には両県議会の議連に所属する計97人が名を連ね、共同代表に岩手県議会の佐々木順一議長、宮城県議会の中島源陽議長が就いた。.
共同議連による初の要請活動では、国内候補地となった岩手と宮城にまたがる北上山地の優位性を指摘し、地元で高まる受け入れの機運などを説明。政府に対し、国内誘致を早期に決めるよう働き掛ける。.
ILCは宇宙誕生の状態を再現する巨大装置で、政府は18年中にも誘致の可否判断をするとみられる。建設を目指す国際将来加速器委員会(ICFA)は11月、加速器の全長を31キロから20キロに縮小し、懸案だった本体建設費を約8300億円から5000億円程度に抑える新計画をまとめた。
正確にはまだ共同代表は両議連の役員会が開催されていないので決まっていないが、報道の通りに共同代表は議長が就任になる予定。11月7日に気心知れた岩手県南・宮城県北議員連盟の役員同士で会合を持ち、宮城県側から提案された共同議連が両県議連の了承を得て立ち上がる見込みとなった。機が熟したILCの実現に向けて両県議会がタッグを組み要請活動や理解を深める活動をすることは意義深い。
岩手のILC推進議連で屋上屋を重ねた共同議連に疑問を呈する意見があったが、情報発信力強化も見込め、また政府の受け止め方は二つの議会が一つの塊となって行動するということになれば迫力が違う。とにかく地元紙以外の全国紙にILCが注目されなければ国民の理解も進まない。
要は議会として議員としてやれることは何でもやるということが重要なのだ。東北にとって千載一遇の機会を絶対に逃してはならない!
18日(月)政府要望には私も役員として参加の予定。
私はこれからももっともILC衝突地点に近い議員として活動をさらに熱く進めていきます。