そして予定通り、われらが会派の顧問、渡辺幸貫 議員が本日をもって辞職されました。
私のこれまでの議員活動のなかでも任期途中で辞職された議員はありましたが、そのほとんどは次のステップ(首長選挙等)に進むためでしたから、激励をもって送りだすというパターンでした。
幸貫先生の場合はご家族の介護のためという止むに止まれぬ理由によってですから、やはり辞職のインパクトが異なり私自身感傷的になってしまいました。来月から議会に来ればそこにいるという安心感が次の議会からはなくなること実感したときに私自身の戸惑いはまちがいなくあるでしょう。

最後はいつも会派でお世話を頂いている中野さんも一緒になって記念写真を撮りました。
いずれにしてもこれから5人で幸貫先生の抜けた分まで頑張るしかありません。
それにしても幸貫先生の辞職挨拶中に、かつて同じ会派であった議員が示した態度には驚きを通り越しました。その時々で政治は常に動くもの。味方にもなり敵にもなることがある。しかし、その中にあっても去り際くらいはかつては共に同じ目的で活動した思い出や、やむなく家庭の事情により去りゆく同僚の心情に心を寄せて敬意を表せないものでしょうか。私には不思議でなりません。
また、IGRの話になってしまいますが、質問した後もどうも腑に落ちない点だらけです。総務常任員会でも引き続き質問しましたが、最後は「このような責任者が責任をとらないやり方を監視する役目(この場合は県)を負うものが見て見ぬふりをする無責任さは、かならずどこかへ波及する。歴史がしっかりと評価する。」と述べて県の監視体制強化を要請しましたが、知事や副知事の出席しない総務委員会内ではいくら叫んでもどうにもならず矛を収めるに至りました。

短期間の連続不祥事に対してIGRの社長は「すべての責任は私にある。」と言いながら結局は報酬減の処分さえもない。これは全く理解に苦しみます。こんな口先だけのトップに社員がついていく道理がない。
そういえば都議会議員選挙で自民党以上に惨敗を喫した民進党の蓮舫代表も代表を降りる意思を示しません。
「しっかりと(党勢を)立て直していく。そのことに尽きる」と自己の責任の取り方について語ったとか。
結果責任を負わないリーダーはどこまでいっても国民の信は得ることができないと思います。
地位にとどまり個人の影響力は何とか残したい。周囲がどのようになるかはお構いなし。まったく鏡に映したようなケースになりましたね。
9月からは県議会任期の折り返しです。身を引き締めていきたいと思います。