【河北新報 4月20日 朝刊一面】
衆院選挙区画定審議会が「0増6減」の区割り改定案を安倍首相に勧告しました。
本県も「1減」の対象になっており、区割り案については早くから有権者の関心が高かったようです。
注目すべきは現行の人口を均等に3分割した結果ではないこと。
新岩手一区(356、696人)
新岩手二区(457、901人)
新岩手三区(459、980人)
将来の盛岡都市圏の人口増を推考しての決め方だったのでしょうか?
この案が国会で決まれば、これから大きく選挙制度が変わらない限り岩手の衆議院区割りは20年位はこのままいきそうです。選挙区の区割りで地域振興も関わってくることは間違いありません。二区は長い三陸沿岸が一つの選挙区になったことで大震災からの復興も沿岸の振興もぐっと選出代議士の責任はより重くなると思います。
私の住んでいる三区はほぼ予想通りの区割り。
野党共闘がどのように進むのか、自民党の候補者が誰になるのか、これから騒がしくなるのでしょう。
現時点での私の構えは、衆議院は議院内閣制を形成する基本の院であることから、どのような政権を目指して国をつくるのかがもっとも重要なポイント。野党共闘は選挙を戦う方策としては一応の理解はするが、その後にどのような政権をつくるのか、それが見えなければ共闘は衆院選では意味を成さないと考えています。選挙は一緒に戦うが政権連立はできませんでは筋が通らないと思います。