2017年03月23日

2月定例議会が終わる

長丁場の2月定例議会が閉会しました。
知事が提出した案件はすべて可決。議会は4月から来年度の予算執行の監視へと仕事が移ります。

今議会の様子をズバリと斬った岩手日報社の熊谷キャップが指摘した通り、予算特別委員会は議会も執行部も反省をしなければなりません。議会側では質問者が「現状と課題」を聞いただけは質問する意味がありません。課題は自らが見つけだし問題点を明らかにするとともに、執行部の怠慢があれば是正を求めるのは当然。目指す課題が困難でもプロセスを質問で導き出す工夫をすることが必要。執行部側も紋切り型の答弁ではなく、議員の質問には身をかわすことなく正面から受け止め執行部の見解を示す。こうした姿勢が両者に求められます。蛇足ながらついでに執行部に申せば「議員ご指摘のように・・・」という枕は全く必要ないと私は思います。

答弁が安全運転傾向になったのは、最近NPO山田問題やDIOジャパン問題が発生し議会から集中砲火を浴びた経験が後を引いてるようで、なるだけ尻尾を掴まれないようにするために規格外の答弁は避けるといった安全策が流行ったのではないかと推察されますが、どうでしょうか。

もっとも現在の県政で問題視されているのは第三セクターIGR(いわて銀河鉄道)のトップマネージメントくらいなものであまり大きな失点がないのも事実なんでしょう。

本会議終了後には昨晩は県政三者(行政・議会・報道)の懇談会があり、(実はその昔私が当選仕立ての頃は議会開会日に行っていた・・・なんという馴れ合い?)今期をもって県職員からご勇退される幹部職員の方々とは昔話に花が咲きました。昔話だけではなく、私が提案したILC実現のための人事配置や、文化スポーツ部と観光行政の行政組織の一体化等は来期には形となるようで、やはり提案すべきはしっかりと提案するべきとあらためて思ったのと私の思いを汲んでくれた方も少なからずいらしたことに素直に嬉しさを感じた次第です。

今年の9月には任期4年の折り返しを迎えることとなり、指摘された件はわが会派「いわて県民クラブ」からしっかりと中身の濃い議論を仕掛けていきたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする