昨日、ILC議連が文部科学省と国会議員への要請活動を行いました。
今回は市議会議長会と町村議会長にも声がけをして両会長も帯同しました。
岩手県議会ではILC実現を目的とした超党派の議員連盟
「ILC建設実現議員連盟(ILC議連)」を結成しており、私は副会長の役職を務めております。
文部科学省では戸谷一夫事務次官に対応頂きました。
文科省は現在内部的問題が表面化しており、なかなかこちらもイズい要請活動だったのですが、事務次官からは今後の対応方針等について説明がありました。
・有識者会議内に「体制およびマネージメントの在り方作業部会」が設置されたこと
・LCWSで明らかにされたコスト抑制策の浸透を期待したい
・トランプ政権のCO2削減等の地球環境政策に関心がないことは基礎科学にも及ばないか懸念する
・トランプ政権のDOE(Department of Energy)の下部ポストが未決定であり、基礎科学やILCに対して未知数であることの懸念
先の有識者会議の内容以上のものは発言がなく、かなりアメリカ新政権の動向に神経質になっているような感じでした。
国会のILC議連の会長、川村健夫衆議院議員を訪問しました。
川村会長からは先のLCWSにて自身の「サイエンス ファースト」の基調講演の話で盛り上がった後に
五月の連休中に再度渡米してILC枠組みの確認をする。財務省周辺の理解が必要。これを払拭しないでぼやぼやしてると中国に先を越される可能性がある。研究者が示した初期投資抑制案をもう少し広める努力が必要。あと2年内には何とか決めるように努力したい、岩手の皆さんのこれまで以上のご協力もよろしくとのことです。お忙しい中ご丁寧なご対応を頂きました。
最後はILC議連副会長の岩手2区選出の鈴木俊一衆議院議員を訪問。
鈴木俊一代議士:トランプ政権に近い共和党シンクタンク、ハドソン研究所は基礎科学に理解あると聞く。悪くは対応しないのではないかという楽観論あり。九州との連携も考えなければならない。財務大臣(義弟)がなかなか決断に至らないので参った(苦笑)。
三者ともそれぞれトーンは若干違いますが共通して言えるのは
振り出しまでにはいかないが、トランプ政権に変わったので仕切り直しの作業がけっこうかかる雰囲気ということです。
議会側も粘り強くこれからも要請活動が必要と強く感じました。
posted by 飯沢ただし at 00:46| 岩手 ☁|
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