2016年03月28日

菅原温士先生告別式

菅原温士先生の告別式に参列しました。

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享年87歳。私が最後にお見かけし、声をかけて頂いたのは昨年秋の千厩敬老会でした。まだまだお元気そうでしたのでこの度の突然の訃報には驚きました。

私も一期4年(平成11年から15年まで)御一緒させて頂きました。親と子ほどの年齢差、4期と1期の期数差にもかかわらず懇切にご指導を頂戴しました。議員としてというよりも人生の先輩としていろいろなお話や行動を目にし勉強させて頂きました。

温士先生は昭和62年に県議会議員に初当選され、当時の東磐井選挙区は定員3人で、すべて3人とも新人当選でした。藤沢の岩渕信郎先生、千厩の菅原温士先生、大東は私の父、飯澤忠雄です。3人とも町議会の正か副の議長経験者でしたので、当時の政治に対する時代感が想像できます。当時の3人がすべて鬼籍に入ったことは世の流れを感じます。数えてみればあれから約30年経ったのですね。

自分に正直で、全く表裏の無い方でした。語気を強めてまとめる力を発揮された一方、折に触れて優しい声をかけてくれる心配りのある穏やかな一面を持つ魅力的な方でした。

記憶しているお話で記憶しているものは
「この答えわかる人いますか?正解者にはナショナルのカラーテレビ。」
「私からタバコをもらう人はありがたいですよ。なんたって温士(恩賜)のタバコですから。」
「今日は宮廷式の乾杯をします。知ってますか、グラスとグラスをぶつけるのはグラスの中にいる悪魔を追い払うためなんですよ。心を清めながら乾杯します。」
茶目っ気があり人を喜ばせることも大好きでした。

あっそうそう。特別委員会室の最後列からの温士先生のヤジは会議時間短縮に大きく貢献しましたね。「いづまで長々やってんだ〜」当時はベテラン議員の存在に重みがあった時代。今の時代は委員長が注意しても言うことを聞かない議員がいますからね。マイリマスヨ、本当に。

もう温士先生の温容に触れることは出来なくなりましたが、先生との思い出を大事にしながら、私自身も郷土の発展のために精進致します。どうぞ安らかにお眠り下さい。

posted by 飯沢ただし at 23:46| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月27日

おめでとう錦木関!

今日の大相撲春場所千秋楽で西十両二枚目の錦木関は10勝目をあげ、来場所の幕内昇進を確実にしました。本県の幕内在位力士は平成19年5月場所の栃乃花以来のことです。
実に嬉しいニュースです。

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今年中には幕内入りをとの目標を立てていた錦木関。年明け2場所で目標達成となりました。最近は体も大きくなり出足も鋭くなりました。伊勢ノ海部屋で先輩の勢(いきおい)関らとしっかりと稽古している成果ですね。怪我に気をつけてさらに上を目指して欲しいです。

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平成18年当時の入門前の熊谷君がこんなに立派に成長し、相撲界で出世しました。

次の5月場所は蔵前ではなくて両国国技館に岩手からも応援団が駆け付けるかもしれませんね。

posted by 飯沢ただし at 21:05| 岩手 ☀| Comment(0) | My Boom【密かなマイブーム】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月26日

これはいかんですな。

議長人事巡り混乱 2月県議会が流会
(山梨県)
 後藤県政2年目の当初予算案などを審議してきた2月県議会が議長人事をめぐって空転、議案の採決に入らないまま流会し、来年度の当初予算案が廃案となる前代未聞の事態となった。
 23日の本会議では4662億円余りの一般会計当初予算案や、従来の教育委員長と教育長の権限を一元化した初の『新教育長』に守屋守企画県民部長を起用する人事案などが採決される見通しだった。
 しかし本会議では「議会運営が最大会派に偏っている」として、3つの会派から議長不信任の動議が提出され可決された。
 この混乱で議会は空転し、結局、予算案などの採決に入らないまま流会した。これで来年度の当初予算案など45の議案はすべて廃案となった。予算案が採決されないまま廃案になったのは、県政史上初めてとみられる。
 廃案となった当初予算案など45議案は、臨時議会で再提出し可決されるか、専決処分しなければならない状況で、県行政の混乱、停滞は免れない状況。
[ 3/23 19:23 山梨放送]


このニュースは全国紙のみならず、各地方紙やロイター通信でも取り上げている大珍事です。
議会内自治の問題で県民に迷惑をかけてはいけません。さらに予算案が知事の専決処分となれば議会の存在意義などなくなってしまったも同然です。流会になる前に会議の延長くらいは会派対立とはいえ県民のことを思えば合議できそうなものです。
こんな地方議会ネタのニュースは困りものです。
posted by 飯沢ただし at 00:39| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月25日

2月定例議会が閉会す

今日は選抜高校野球の釜石高校がベスト8進出をかけて戦いましたが、残念ながら敗退しました。岩間投手が球種を絞られると厳しいなと思っていましたが、相手はその通りの戦い方を徹底していました。しかし、一回戦を勝ったという事実は選手にも被災地にも勇気を与えてくれた大なる成果と確信しております。釜石高校の選手の皆さんお疲れ様でした。胸を張って岩手に戻って来てください。

一年で予定されている4回の定例会で期間が一番長い2月定例会が閉会しました。
何回も経験していますが今回は長く感じた部類に入ります。

今回の審議で認識を新たにしたのは予算はあくまでも予算であって、県側が提示した事業の中に取立てて独善性の高いもの等がない限り、議会は否定することは困難ということです。例えばDIO社問題にあっては県基金への3市からの補助金返還は返還するものとして予算に計上されていたり、給与費の減額を条例化する議案は予算審議が終わってから常任委員会に提案されるなど、予め条例議案が成立するのを見越して人件費に計上されているのです。
となれば現行の制度上においては、議会の活躍どころは予算の執行が県民利益に沿った形で行ったか否かを審査する決算審議の場なのかもしれません。よく行政に関わる不祥事問題が発生すると議会も予算を通したのだから責任の一端はあるとの指摘は当たらないないということがお分かりになると思います。私はDIO社問題や大雪りばぁねっと。問題を政治的な駆け引きで行ったなどという論説は意に介しません。あくまで議会の責務を果たしただけにすぎないのです。
 過去には県立病院の病床削減を巡って予算の組替動議を提出し、大いに議会の存在を明らかにした事案もありましたが、今回はそこまでに至る問題点はなかったということです。

いずれにしても4月からは新しい人事の執行体制で動くことになりますので、しっかりと県民のための行政執行を期待するものです。

今議会で県民クラブから現行の物流課題に対する意見書を草案し(このブログで問題提起したものです。)、この意見書は昨日の本会議で全会一致で可決され、意見書として政府機関に岩手県議会の名をもって提出されることになりました。


平成28年3月24日 

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
厚生労働大臣
経済産業大臣
国土交通大臣
内閣官房長官 様

盛岡市内丸10番1号
岩手県議会議長 田 村   誠 


   
物流業における安全な運行確保のために必要な制度改革を求める意見書

 
物流業の安全運行確保のため、労働環境や産業基盤の抜本的改善に着手し、産業としての物流業の確立と安全な国民生活の実現のために必要な措置を講ずるよう強く
要望する。
 理由
平成28年1月15日に発生した軽井沢スキーバス転落事故の背景として、運輸業界が抱える構造的な問題が報じられた。それは、規制緩和が事業者の大幅増加による過当競争を引き起こし、その結果ダンピング受注をせざるを得ない市場環境が生まれ、運転者の労働条件も厳しくなっているという構図である。
安全運行の確保は運輸業にとって必須の遵守事項であることはもちろんであるが、現状は安全運行を担保するための必要なコストを賄う対価の収受が必ずしも容易
ではない市場環境下にある。これでは、いかに安全対策や規制を強化しても事業者の対策推進や実効性の向上にはつながらない。これまで国土交通省は、平成24年に発生した関越自動車道高速バス居眠り運転事故を契機に、平成26年4月から貸切バスに新運賃・料金制度を導入し、一定の安全コストを盛り込んだが、貨物自動車運送事業者など運輸業全体には行き渡っていない。
また、物流業の中心をなす貨物自動車運送事業においては、労働環境の整備が不十分であり、基盤整備の立ち遅れによるトラック運転手の過労運転、過重労働が社会的な問題になっている。このままの状況が続けば交通事故の増加に直結し国民に対する安全義務も果たすことができない状況にある。
よって、国においては、物流業の安全運行確保のため、労働環境や産業基盤の抜本的改善に着手し、産業としての物流業の確立と安全な国民生活の実現のため、次の措置を講ずるよう強く要望する。
1 安全運行を担保するためには運賃への安全コストの反映が必要であることから、既に貸切バスを対象とした標準的な原価をもとに算出する上限額と下限額を公示
した新運賃制度を貨物自動車運送事業にも導入すること。
2 貨物自動車運送事業者の9割以上を占める中小零細企業者が適正な運賃交渉を
しやすい仕組みを、国の責任において制度化すること。
3 貨物自動車運送事業法第64条に基づく荷主勧告制度の厳密な運用により、荷主による安全阻害行為を防止すること。
4 トラック運転手が休憩をとるための道の駅やパーキングの増設、主要道路におけるトラック運行専用ゾーンの創設を推進すること。
 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。


この意見書が契機となり、他の自治体議会においても物流環境の整備意識が喚起され、少しでも前進することを期待します。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月20日

思い出のセンバツ

春の選抜高校野球大会が開幕しました。
私は高校野球好きの祖父の影響で小学校の中学年くらいから野球には興味を持ち始めましたが、小学生の頃の選抜の印象は極めて薄いです。何しろ岩手県の高校が選出される確率はかなり低かったですから。当時東北地方から選ばれるのは1校のみだったと記憶しています。夏の甲子園に向けた春のお祭り大会的な捉え方でしょうか。

もちろん印象で一番は、平成16年に母校の一関一高が21世紀枠で出場を果たした時です。死ぬまでに一度でいいから甲子園に連れてってくれ〜との願望は後輩の大活躍によってかなえられ、初甲子園での応援は一生モノの思い出になるでしょう。

次に印象深いのは自分が高校生の頃。やはり同年代の選手が活躍する姿には感動しました。
浪商の牛島ー香川やPL学園の小早川選手、上尾高校の仁村投手などがプロに転向しても有名ですが、何と言っても春夏連覇を果たした石井ー嶋田のバッテリー擁する箕島高校が洗練されていました。

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石井投手は消耗の激しいアンダースローにも拘らず、連投も効き、ピンチでも冷静な投球が印象に残ります。ただ後に阪神に入団する捕手の嶋田選手抜きには石井投手の味も引き出せなかっただと私は思っています。

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浪商もタレント的には劣らぬバッテリーでしたが、箕島に勝てなかったのはやはりチーム全体の力に差があったのでしょうか。箕島高校の校歌にある「凛冽の意気」が勝負どころで活かされたのかもしれません。


明日は釜石高校が登場します。
同じ21世紀枠どうしの初の戦い。存分に力を出し切ることを期待します。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☀| Comment(0) | My Boom【密かなマイブーム】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月17日

心通わせてこそ

予算特別委員会は18日(金)まで続きます。

昨日の教育委員会の審査では、今年の4月から教育委員会の制度改革で教育委員長というポストが無くなるということもあり、八重樫教委員長に教育行政の指針を求める質問が数多くありました。

八重樫教育委員長は自身のハートで議員の質問に答えるので、やりとりを聞いている方も自然に耳をそばだてることになります。昨日は特に重職から降りるという解放感もあってか、いつもより教育論に魂を込められて答弁されていました。

そもそも議員が質問するのは知事や当局の熱意やら、施策の方向性を確認する(私のケース)がためであり、それが目的のほとんど。ゆえに答弁者が質問者の意図を汲み、ズバリそこを突かれると議員は見事にコロッといってしまう性質があります。八重樫教育委員長は見事に直球で返してくれるので、質問者も納得さざるを得なくなる。昨日は答弁に拍手まで出たほどです。そのときは特別に心の通じた質問者と答弁者のやり取りが成立しました。

思うに、最近散見される出来ない言い訳や成果が上がっていないことを隠すために「やってます。やってます。」答弁や制度論や法律論をかざして、逃げ立ち回る答弁の姿には清涼感も味もありません。

一方、隣の席におられる先輩議員の渡辺幸貫議員が、委員長席の後ろ掛っている「開物成務」の書の額を指さし、「議員は務めを成すためにここにいる。」との発言も胸に堪えるものがありました。

確かに私が新人の頃の議論の様子は時として鬼気迫るものがありました。

残り二日の日程、しっかり頑張りましょう!
posted by 飯沢ただし at 00:45| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月16日

行政の品質管理を私は貫く!

誰だって失敗したことを批判されたくない。
ましてや自分が当事者でなかったらなおさらだ。
一生懸命やっても失敗することは、よくあることだ。
ただし他者に迷惑をかけたら、責任を待つ人は責任を負わなければならない。
それが社会の常識であり、努めであると私は思う。とりわけ組織と組織の間に起こったのであれば、組織が社会を成立させている責任上、ことさらその責任は重い。

私たちが3年越しで問題追及してきたDIOジャパン問題。
会計検査院の調査も終わり、補助金返還という最終コーナーにさしかかっている。
県が過去に例にない形で主導した事業であることは明白で、やっと知事も認め、県民に陳謝した。
ところが、昨日の商工労働観光部の審査で、部長は通常ベースの企業誘致活動であったとし事実を認めない。
全国と同じ条件で行ったので返還するのは当たり前と言わんばかりの答弁。
「他の4市町は返還を認めましたよ。認めない3市の方がおかしいですね。」私にはそう聞こえた。
これでは返還を認めない3市はたまらない。

地方分権改革で県と市町村は水平関係であるとし、互いに協調し地域発展を進める と謳ったはずだがここ数年で本県の県と市町村の関係は上位下達の旧態然とした関係になった感がある。
県のDIOジャパンの後始末の仕方はそれを象徴しているように見える。

達増知事の唱えるオール岩手の掛け声がやけに虚しい。


「またぞろ飯澤議員は嫌味な責任追及質問ですか? いいかげん負の問題は片づけて次に進みましょうよ。」
という声にならない声が最近聞こえなくもないが、私は絶対に流されない。
県の経過措置に納得できない自治体がそこにあるのに目を瞑って止めることなどできない。

県が優位な立場を利用する。こんなやり方がまかり通るのは私はまったく納得できない。反省すべきは反省し、うまくいかなかったら原因を紐解き、次回の機会に活かす、銘々に徹底させる。よどんだ空気は入れ替え出来るときに一掃しなければ、またぞろ同じ問題は出現し、繰り返される。組織は常に鍛錬しておかないと巣食った闇は深くなる。その結果だんだんに悪い情報は下から上に上げなくなる。悪循環のスパイラルだ。

気付いた誰かがこれを指摘し続けなければと私は思う。絶対に見過ごしてはいけない。

あとがき:眠れない夜に書いたので、後刻文章を手直ししました。乱筆御免。
posted by 飯沢ただし at 03:53| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月11日

5回目の3.11

今年の東日本大震災津波、合同追悼式は大船渡市で行われました。
昨年の私は野田村で開催した追悼式は大雪のため高速道路が機能せず、盛岡までにも時間通りに辿りつけず断念しましたが、今年は近場でもあるので自力で自宅から国道343号を使って約1時間で現着。

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年ごと追悼式を重ねていますが、遺族の悲しみは重ねる日に比例して薄れることは決してなく、この間復興に向けて盛んに工事が行われ、故郷の街が形成されんとする中にあっても思いは複雑に交差する5回目の周年日です。

そんな中でも、式典の中で遺族の方が、娘とのご縁で大船渡が第二の故郷になりましたとの言葉には悲しみを乗り越えようなと前向きに捉えんとする姿に心打たれました。

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今朝は朝の臨時の街宣活動で被災地に内陸に住む自分だからこそできることを全力で行うことを決意として述べました。一日も早い被災地復興のためには経済基盤の確立。そのための横軸ルートの整備、ILCの実現。
ハード事業だけではなくソフト対策も頑張ります。

今日の式典に参加して気付いたこと。
「心ある政治家ならば献花の花でも心を込めて受け取りたい。」
私はそういう政治家を目指します。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月10日

愛が足りない・・・

月曜日に行われた予算特別委員会の総括質疑にて、いわて県民クラブを代表して行うは3期目を迎えた八幡平選挙区選出の工藤勝博 議員が行いました。私も時間を6分間頂戴して達増知事にDIO問題とIGRいわて銀河鉄道の経営に関わる問題について質疑をしました。

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DIOジャパンの補助金返還に関して

Q(私):当該事業は県が主導的に行った事業であるというのが市町の認識である。現に中間検査、完了検査も県が立ち会って指導してきた。会計検査院から返還命令を受けた7市町のうち、花巻市、奥州市、一関市は議会にも返還金に関する提案をしていない。一方で会計処理は返還を見込んで補正対応している。この矛盾した状況を県は何とせん。

A(知事):3市以外は返還に応じている。3市も今年度中に返還されるのが望ましい。県は理解を得られるよう努力する。

Q:(私)10日の審査で知事が県民に陳謝をしたことで事態の打開がされると期待したがそうにはなっていない。県と3市には埋めがたい深い溝があるように思えてならない。知事、副知事はこの間自ら動いて理解を得られるよう行動したのか?

A(知事):事務方で適切に行っているはずである。


Q(私):県は補正予算の計上で会計処理は事前に行っていて、県は市町が返還するのが当然という(上位下達的態度)が不信を招いているのではないか?そんな状況では事態の打開は望めないと思うがいかがか?

A(知事):県としては他県の例もあることから特別なことはできない。

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3市がなぜ返還に応じないのか?それは県にも責任の一端があるということを知事は陳謝をしたものの十分に3市には伝わっていないし、県の努力も足りていない。知事さんどうするの?という本質的な問題には触れずに知事は補助金返還の法律的解釈を繰り返したのでした。

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IGRいわて銀河鉄道の経営に関わる問題について

この問題の発端になった社長を糾弾する内容の投書について知事は
人を落とし入れようとする可能性ともある人物が特定されない文書について、まともに受け取ることは出来ない。

火のないところに煙は立たない。会長職にある知事はIGRの社員から聞き取りをして事実を確かめるのが筋ではないのか?そうすべきである。

やる必要はない。IGRの運営は適切に行われている。

この二つの問題に共通して言えることは、県は(知事は)自らの都合のいい一面のみを見て判断し、問題の深層にある大事なものを探ろうとしない、客観的に物事を把握する努力が足りない。と言えます。このことは県のガバナンス全体に深くかかわる問題でもあり、県政の姿勢そのものに通じていきます。

県は「離見の見(世阿弥のことば)」を持って誠実な対応をすることが必要ではないでしょうか。知事は県民が構成員である3市やIGRの職員への愛情を少しでも捧げる気持ちがあればと違う対応がされるはずと思うのは私だけでしょうか。いかがでしょうか?

この私の質疑の後に部局別審査でもIGRの経営問題は他の議員からも追及があり、今後も注視が必要です。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月04日

築城3年落城1日

なでしこジャパン、今日の敗戦でリオ五輪の出場が、かなり困難な状況になった。

野村克也氏の言葉を借りれば、「負けに不思議なし」
敗北に至るには明確な要因がある。

ワールドカップ優勝から変わり映えのない同じメンバーでやっているマンネリ。
ベテランを押し上げるフレッシュな人材もなかなか出てこない。
加えてアジアの他国も日本を追いつき追い越せと目標にして力をつけてきている。

チームが生き物であることが悪い方で証明された中国戦であった。
勝負の世界はまことに厳しい。

残りの2試合は悔いのないように戦ってほしいが、監督も含めたなでしこ再編成が早まるのかもしれない。
posted by 飯沢ただし at 21:46| 岩手 | Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月03日

切れ味鋭くいきたいが

今日は本会議は休会で常任委員会。

この年度末に開かれる最初の常任委員会は平成27年度の補正予算審議が主な議事内容です。補正予算の大概が国の補助事業が確定したのを受けたもので、行政では27年度の決算に向けて事業が確定したものは早めに議会の承認を得ておこうという趣旨なのでしょう。

緊急雇用創出事業の県基金への積戻しについて質問しました。

Q:いまだに会計検査院から指摘を受けた補助金返還には納得していない自治体があるが、その自治体の分も県への基金へ積み戻されたものとして処理されているのか?

A:会計検査院から指摘を受けたものは、返還すべき額とみなして全額計上している。

Q:もし現在開かれている各々の自治体議会で返還額が年度内で確定しなかったら、どうなるのか?

A:その場合は未収額で処理される。

予算総括でDIO問題で知事に直接質問する機会があるので、この辺で止めておきましたが、会計処理は会計処理として齟齬なく正確に処理は可能でしょうが、あらかじめ事業を行ったすべての市町が年度内に返金するといった処理をしたことに釈然としないのは私だけではないはず。

この件については総括質疑後にまた報告することにします。

今晩は改選前一年前の2月定例議会の一般質問をオンデマンドで見ました。
久保孝喜議員と及川あつし議員。緊張感バリバリの質問の様子を再度確認しました。
お二人の切れ味に迫ることを目標にして予算特別委員会に臨みます。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月01日

今日から弥生3月

月が替わって今日から3月です。3月は別れの月とも言われていますが、今日は私にとって嬉しい再会の日でした。

大学を卒業以来、32年ぶりに大学時代の旧友K君と再会することができました。
K君がわざわざ議会棟に私を訪ねてくれて、近況や学生当時の話で盛り上がりました。
K君は20代後半から健康面で不安を抱えているとのことですが、それにもめげず弱者の気持ちを察することができたと前向きに淡々と話す姿に感動しました。私も沢山の元気とやる気をもらいました。
次回は東京で再会することを約束してお別れしました。K君お互いにそれまで元気で会いましょう!


午後は本会議で一般質問4目。
いわて県民クラブの新人千葉絢子さんが初登壇。彼女が選挙戦で訴えてきたものを素直に表現し、厳しく当局に質問できたと思います。次回は今回以上に頑張って欲しいです。

3人目の質問で私にとって経験したことない珍事が議場内で発生しました。
それはベテラン6期目のS議員の質問の時に起きました。S議員は人一倍リアリズムにこだわり数字にも強く、時間を有効に使う速射砲の異名を持つ議員ですが、登壇中に原稿を途中で紛失したのに気づき、

あろうことか、無断降壇⇒議場内右往左往⇒無断議場退席⇒再登壇⇒無断降壇⇒議場内右往左往⇒無断議場退席⇒再々登壇を質問中にやってしまいました。その間無情にも時間だけが刻まれていき、約10分間の空白時間を生んでしまいました。

原稿に不具合が生じた時点で議長に休憩なりの申し入れをすることも可能でしたが、それもしませんでした。

人間は完璧ではありませんから間違いを犯すことは誰にでもありますが、S議員らしからぬ今日の失態はいただけません。事前の原稿確認をすれば良かっただけのことです。ベテラン議員は範を示す立場なのですから、こんなことを神聖な議場で決してやってはなりません。

常に緊張感をもって本会議場に臨むこと。今日のことは他山の石として自分の教訓と致したいと存じます。

いろいろなことがあって生涯忘れられない3月1日になりました。
posted by 飯沢ただし at 23:00| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする