2016年02月29日

うるう年はオリンピックイヤー!

言わずと知れた4年に1度のうるう年は、夏のオリンピック年です。

かつては冬の五輪も夏と同時に行われていましたが、冬のリレハンメル大会から中間年に置かれることになりました。1992年のアルベールビル五輪から1994年のリレハンメル五輪の間は2年だけになり、当時日本の男子複合陣は世界でもトップクラスでしたから、この期間短縮のタイミングをも味方にして見事に複合団体で連続金メダルを達成しました。

20160105_1503676.jpg


4年前も2月29日にオリンピックに関わる記事を書きましたが、4年前の状況と比較すると今回のリオ五輪は今の時期になっても不安要素が満載で、整備が進まない会場建設、そして追い打ちをかけるようにジカ熱の脅威の拡大です。はてさて大会も円滑に進むのやら直前になってもやきもきすることになるのでしょうか。


4年前は記憶にあるメキシコシティ大会とミュンヘン大会について書きましたが、今回は順番に1976年のモントリオール大会の思ひでをば。

何と言ってもこの大会はナディア・コマネチでした。
nadiax.jpg


後に白い妖精とも呼ばれ、同年代の男子の心を鷲づかみにしました。同級生の〇君は「コマネチ!コマネチ!」と熱狂していたのを思い出します。

私は日本体操の団体五連覇(ローマ⇒東京⇒メキシコシティ⇒ミュンヘン⇒モントリオール)が印象に残っています。チームの柱だった笠松選手が直前で虫垂炎で離脱、藤本選手も途中離脱、日本は一人もミスを出せないという苦境を乗り越えて達成した偉業です。最後の鉄棒演技者の塚原選手がムーンサルトを成功させた瞬間に金メダルが決まるという劇的なものでした。日本の体操団体はこの後中国の台頭などもあり低迷し、再び金メダルの栄冠を手にするのは28年後の2004年のアテネオリンピックまで待つことになります。

montreal olmpicx.jpg


スポーツ庁が創設されて間もないですが、2020年の東京五輪にどのようにつなげていけるか、結果と過程がいつもの五輪イヤーよりも注目されます。
posted by 飯沢ただし at 00:31| 岩手 ☀| Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月28日

わが国の平和維持の最前線へ

平成27年度の自衛隊入隊・入校予定者激励会が昨日行われました。
毎年2月下旬から3月上旬にかけてこの会は岩手県隊友会県南支部が主催して開催されています。私は公式行事が重ならない限りここ最近は出席をしています。

DSC_0294x.jpg


安保法制関連法が成立し、なおかつ国際情勢が刻々と決して良いとは言えないほうに変化している中で今年の入隊予定者の数は気になるところでしたが、胆江地区と両磐地区の合計で28名の予定者が参加をされました。

私は今回久しぶりに祝辞を述べさせて頂きましたが、入隊予定者の方々の力強い決意の言葉に感激しながら、保護者の皆様にもご子弟の進路決定に際して後押しをされたことに敬意と感謝の意を伝えました。

東日本大震災時の自衛隊の活動、さらには私も議員になって幾度となく水害にみまわれた時にも自衛隊の協力なくして復旧はありえませんでした。これからも困難な場面に敢然と立ち向かうことが多かろうと思いますが初心を忘れずに志を同じくする仲間と厳しい訓練に耐えて国の平和維持や社会の安寧のために奮闘されんことを心から期待するものです。

DSC_0295x.jpg


恒例になっている自衛隊音楽隊の演奏会があり、アンコール曲は私の好きなカーペンターズの「青春の輝き」 (I need to be in love)でありました。

今日はその後、千厩町で開かれている「千厩ひな祭り」も観てきました。

received_464763170385649x.jpg


FB友達の穂積さんに偶然お会いして写真を撮って頂きました。
20年来開催されている千厩ひなまつりは私にとって歴史ある旧横屋邸に触れるだけでも厳粛な雰囲気になるのですがお祭り自体も年々グレードアップして、すっかり地域の行事に定着した感があります。

千厩という町はこうした文化的な行事にはすっーと自然に地域の皆さんが溶け込んで行う不思議なパワーがあるのです。(もちろんリーダーはじめお世話する方々は大変でしょうけれど)

3月3日までには入場者一万人が達成できるかもとスタッフの皆さんも張り切っていました。達成の暁には花火を盛大に上げるかも?と企画に余念がないようです。さすがです。
posted by 飯沢ただし at 01:37| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月26日

意見書を提出します!

先にこのブログで問題提起した「軽井沢バス事故」から浮き彫りになった運輸業界に横たわる問題点を洗い出し、今定例議会にいわて県民クラブから意見書にまとめて提出する予定です。

意見書とは地方議会が国に対して法改正や制度改革を求めものです。議会では過半数の同意がなければ意見書として成立しません。

他会派から賛同を得られるようにこれからさらに修正して来週の月曜日に事務局に提出します。

我が会派からは現在のところこれを含めて4本の意見書を提出予定となっています。
posted by 飯沢ただし at 23:58| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月25日

本日は代表質問

代表質問は基本的に年に一回。
登壇者は交渉会派のみです。テレビ中継もあります。

答弁者は知事のみなので県政の指針を問うのには議会人にとって最高の舞台です。

なのに質問者の意図をはぐらかすようないつもながらの冷熱答弁に対してはもう自分もコメントする気も起きません。同じ会派の新人の千葉絢子議員が「がっかりポンや!」と放った言葉に象徴されています。

最後に登壇した中平議員が質問した「今後の三陸地方の産業振興は?」に対して、
何と「これから自治体とも相談して協議会をつくり議論していきたい。」これには一番がっかりしました。
私ですらこうですから、これでは被災地沿岸の議員の落胆は相当なものでしょう。
今まで何をしてきたの?これから話し合いをして決める?広域振興局の仕事は産業振興でないの?

こんな調子が続くのがいい訳がありません。
posted by 飯沢ただし at 19:00| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月23日

安定期にこそ人材関連投資とビジョンを!

岩手県競馬組合の議会が開かれ、私も県議会から選出されている議員なので、議会審議のため盛岡競馬場まで出向きました。

競馬場での本場インターネットによる売り上げが堅調で、年々総売り上げの比率を伸ばしています。
平成27年度の総売り上げに対するインターネット売り上げ比率は37.7%、28年度の同売り上げ見込み比率は39.8%としています。売り上げに対して貢献していることはありがたいことですが、中身を精査するとJRAの電話投票会員を地方競馬へも開放したことによる恩恵を得てるのであって、真の自助努力で売り上げを維持しているわけではありません。(JRA側にも開放した理由があって、地方競馬なくして日本の競馬が成立しないことを重くみているわけで、両者の共存共栄を図るといった方針は今後も続くことが予想できます。)ですから決して油断してはいけないということは押さえていかねばなりません。

戦後復興のために特別に自治体に競馬開催することを許可された現在の法律も実態とかい離しているところも多く、またその時代の社会背景によってファン層も変節していきます。そういう意味からインターネット発売に関しては額や伸び率だけでなく経営環境を思料する有効な材料になります。

kyu morioka rt.jpg

【懐かしの旧盛岡競馬場の名物3コーナー手前の急な坂】


昨日の質疑の中で私があえて管理者である知事に見解を求めたのは論点は以下の通り

♦(他力本願ではあるが)経営が安定基調になっている今こそ経営基盤を強くするため人材育成に重きをおくべき。

♦インターネット発売の割合が50%超になった場合は、現在の財政競馬たる地方競馬の存在意義が薄れてくる指標とも捉えられるので、国の動向(競馬法の改正)を注視しながら将来の岩手競馬に対するビジョン検討にも着手すべき。

♦増加しているインバウンド誘客対策としてオプショナルツアー企画を組めるよう旅行会社に積極的に働きかかるべき。

管理者には域を超えた答弁を最初から期待していませんでしたが、日ごろ私が思っていることを問題提起しました。他の議員からも、競馬運営を支えている現場スタッフの補充にも大変苦慮していることから、満遍なく配慮をしてほしいとの要望意見もありました。

330億という巨額の融資を構成団体から受けておこなっている岩手競馬は9年間連続黒字を達成したことには関係者の努力の賜物と評価します。とはいえ、しっかりと次の備えをする時期であるということを特に経営に携わっている方々には気付いてもらいたいです。

posted by 飯沢ただし at 14:46| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

2月定例議会が始まる

2月定例議会が本日開会しました。
2月の定例議会は次年度予算を審査するので予算議会とも呼ばれています。
2月議会の開会日には慣例となっている知事演述と教育委員長演述が行われます。

今日の達増知事の演述にはご本人のやる気を垣間見たのは国体の成功を!くらいで、他の「震災復興完遂」、政府の地方創生に係る「ふるさと振興総合戦略」は新規計画の初年度にもかかわらず、迫力、熱、思いが伝わってくるものはありませんでした。

これまでも達増知事の演述に対しては同義のコメントを新聞記者にも何回も話をしてきましたし、このブログでもこれまでに散々書いてきました。まったく改良の形跡がありません。むしろ改選前より熱が冷めている印象です。それにしても同じ内容をまた書き留めるのも私自身ウンザリのですが、事実は事実として発信せねばなりません。

昨年久保孝喜議員が鋭く指摘をした自画自賛の礼賛行為には至ってなかったのがせめてもの救いでしょうか。

事業内容を報告するだけなら事務方の職員で事足りるわけであって、知事演述に求められるものはトップリーダーとしての覚悟や事業戦略の方向性を明確に示すことにあります。それが県職員や自治体関係者、県民に対する強力なメッセージとなり県政推進のための重要なエンジン点火となるのを知事たる職にある方は意識するのは当然なはずなのですが・・・

「この事業は来年度の最大の目玉。何が何でも動かします!」「そのためにこのような人事の配置を考えています。」「どうか県内の自治体の長はじめ県民の皆さん、10年後の布石を一丸となってつくろうではありませんか。」くらいはあってもいいのではないでしょうか。

また、残念なことに大雪りばぁねっと。やDIO問題について震災復興絡みのマイナス要素には一切触れず、県内市町村との連携についても具体的な言及がされませんでした。

所詮その程度と事前に予想できるのも嘆かわしい現実です。

さはさりながら、議会人としての努めを果たさなければなりません。分厚い予算書をしっかり吟味してこれらの長丁場議会に備えます。

posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月10日

DIO問題で達増知事が陳謝

本日開かれた東日本大震災津波復興特別委員会において達増知事も出席の下DIOジャパン問題に係る集中審議が行われました。

IBC岩手放送のニュース記事と映像

P1040343x.jpg


事業を受託した市町からは「県にも責任の一端がある」との複数の首長が発言されており、県の責任の所在に関して知事に質問が集中しました。

私も本会議や決算、予算特別委員会等で何度も達増知事に対して「県の責任を明らかにして問題の収束を早期に図れ!」との質疑や意見ををぶつけてきましたが、佐竹秋田県知事の潔さと対照的にこれまでは一切責任に触れた答弁はありませんでした。あまつさえ「私が謝罪するのなら当該事業を受託した首長も謝るべき」との達増知事の珍答弁も過去にはありました。

しかし、私の予想に反して「県民の皆さんにお詫びします。」との発言が飛び出し、県が事業破たんの責任の一端を認めることとなりました。

P1040360x.jpg


これによって私の予定していた質問内容も大幅な軌道修正を余儀なくされましたが、当該事業の失敗の後始末の仕方を通じて信頼を失った県政の反省点は多く、中二階と揶揄される県行政、通達行政とも言われる県行政を改め、市町村と目線を合わせた行政運営をするように強く注文をつけました。

知事の陳謝は時期を逸したの感がありますが、とりあえずは県の非を認めたことは了としたいと思います。
これでDIO問題は一つの大きなコーナーを回ったこととなりましょうが、むしろこれから本県の震災復興並びに地方創生を成し遂げるためには市町村との協力は不可欠であり、相当な努力を要すると感じます。

P1040346x.jpg


なぜなら私の「市町から県への不満が報道される中、直に首長と連絡を取ったのですか?」の問いに達増知事が答弁不能となったことはオール岩手の実現とはほど遠い県と自治体とのコミニケーション不足が明らかになったからです。

もちろんこれからも議会は、知事の陳謝を受けて会計検査院の指摘事項について県と市町の協議を仕方をしっかりと監視するする必要があるのは言うまでもありません。
posted by 飯沢ただし at 23:27| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

北京の蝶

7日(日)に一関市藤沢町において藤沢町住民自治協議会40周年、藤沢町婦人消防協力隊40周年の両式典と記念講演に行ってまいりました。

藤沢町は合併以前から住民自治の精神を掲げ、理念と実践が結びついた歴史ある県内でも稀有な自治体です。
今日の婦人消防協力隊の存在も住民自治組織の意識の高まりと密接に関係している点を私は強く感じております。めでたく40周年を迎えられたこと今後とも市内の先進モデルケースとして輝き続けることをご期待致します。

記念講演の講師は北川正恭 現早稲田大学名誉教授。

DSC_0244.jpg


北川先生のお話は何度もお聞きしていますが、今回は地方政府とまで言い切った地方制度調査会が分権論議を高めてきたのに最近はすっかりトーンダウンしてしまった状況がどうなってしまったのか私なりの問題意識を持って拝聴しました。

講演に入る前から藤沢町の様子を下見して、具体的な数字まで押さえてユーモアを交えながら聴衆を引き込んむ北川節はすばらしい! 「北京の蝶」の例示も健在です。

DSC_0245.jpg


ほめる!⇒ 問題意識を示す ⇒ 具体的な成功事例を紹介 ⇒さらに意識を喚起させる

北川先生曰く。ようやく中央政府が地方に光を当ててくれるようになった地方創生は行政も住民も一緒になって推進する必要がある。
このキーワードは連携協働

この言葉を聞いただけで私にとって成果のあった講演でした。
何度でもお聞きしたい北川先生のお話です。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月08日

エネルギー革命は日進月歩

「エネルギーを考える議員連盟」で東芝の水素エネルギー研究開発センターを勉強しに府中市まで出かけてまいりました。

DSC_0238.jpg


結論から申せば、実証実験段階とはいえすでに実現モデルまで水素エネルギー社会を展望している民間力に驚きました。注目したのは「離島モデル」と称している現在の高い物流コストを要している離島にターゲットをあてて完全地産地消型のエネルギー供給システムが可能になること。このコンセプトは水素エネだけに限らず自然エネルギーの宝庫である本県でも大いに対応発展できそうです。

DSC_0240.jpg


東芝社と言えば30年前に横浜で勤務していた折に、クウェート向けの「Az zour power station」火力発電プラントの船内荷役の仕事に数年間お世話になったことがありました。仕事は大変でしたがやりがいのある仕事でした。大きなジェネレーターや電磁コイル、配管ダクトなど荷姿が様々で苦労しました。80年代半ばは日本からのプラント輸出も最後の方でしたから当時の若い自分に大きな仕事を任せられたことは今でも誇りとしています。

az-zour-south.jpg


調べましたら、Az zour 地区では別のマルチタイプの発電所プラントが建設され稼働してるようです。

この30年間の世の移り変わりをエネルギーの側面からも気づかされます。
posted by 飯沢ただし at 06:09| 岩手 ☁| Comment(0) | My Inspection 【視察日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月02日

天網恢恢疎にして漏らさず

昨日の総務常任委員会は県内視察がありました。
最後の視察先は先々月の委員会で私が取り上げたIGRいわて銀河鉄道です。

議会では県庁内の担当部局に間接的にしか聞けませんので、直接的にIGRの社長以下と質疑が交わすことができることは有意義なことです。視察先に選んでもらった小野 共委員長のご配慮に心から感謝申し上げます。

私の問題意識は、来年からJRからの鉄道使用料が大きく減収になる見込みであり、営業収入減が予想されるのにIGRは自ら掲げた「県民に信頼される鉄道」という中期計画に基づいた経営を行っているか?
にあります。

先のブログにも書きましたが、最近のIGRの経営は華々しく関連事業に執心していますが、社内的なコンセンサスを得て行っているのか不透明。私はその点を何点かに分けて質問しました。

P1040331x.jpg


前回に書いた私のブログは県庁内でもコピーしてマーカーまでつけて出回っているようですから、IGR側も説明は前準備に余念がなかったようです。

しかし、今回のやりとりで、IGRが自信を持って拡大展開している旅行斡旋業については採算割れしていることが社長自らの説明で明らかになりました。

また、来年度からはJRの線路使用料の減で約3億円の減収が見込まれることも確認しました。

経営は黒字の時こそ将来の備えに向けた人材投資を行うべき。これが私の持論であり、見栄えのいい関連事業に経営陣が執心している姿を現場で働いている社員がどう感じるか、その浮かれた雰囲気を社員は敏感に嗅ぎとるものです。事実、複数の関係者からこれでは会社がダメになるという悲痛な声が私にも届いています。

P1040326x.jpg


昨日のやり取りの中で社長は私が求めてもいないのに、発言を求める場面もありました。こんな視察は議員になって初めてです。なぜそれほど力む必要があるのでしょうか。不自然な姿にますます疑惑は広がっていきます。いくらこの委員会で体裁を整えてもお天道様はしっかり見ています。天網恢恢疎にして漏らさず。

P1040328x.jpg


もうしばらくIGRの経営には監視が必要と強く感じた視察でした。

posted by 飯沢ただし at 17:23| 岩手 ☁| Comment(0) | My Inspection 【視察日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする