今年もあと10時間を切りました。
私にとって4年に一度の選挙による審判の年ということもあり、あっという間に過ぎ去った感があります。
おかげ様で5度目の当選をさせて頂きました。ご支持を頂いた有権者の皆様の負託に応えるよう今後とも精進してまいります。一方で、選挙戦においては反省すべき点が多々ありました。
今でも、口惜しいのは県政の流れを変えようという旗印を掲げ、長い期間を費やし積み上げてきた知事選が、全くの寝耳に水の候補者の撤退宣言に至ったこと。そのことに多くを起因し、岩手をより良くしようとする同志を複数失うこととなりました。また、国政へ自らの働く場所を決断した盟友も行き場を失うこととなりました。今にしても誠に残念で残念でなりません。
今、県政は東日本大震災という大きな課題を乗り越えなければならないときにあります。また、被災地では街をつくるという大事業の最中にある。静かに進行していた人口減少問題も一気に表面化している。そんな中で県職員が各々の責任を遂行し進んでいる復興事業をトップリーダーが自分の成果のごとく自画自賛している暇などないはずですが、そうなっていることに失望感を禁じえません。国民の理解を頂き復興途上であるからこそ行政としては国の理解を得て、あらゆる手段を講じて先進的なチャレンジする絶好の機会なのに動かない歯がゆさは何とも言えないものがあります。
政策提案はこれまでも幾度としてきましたが、答弁はいつも「やってます。やってます。」成果物は何があったのでしょうか。さらに私は庁内では人材の育成を図るを最大の課題と定め、次代を担う若手職員を切磋琢磨させて次なる展開へ準備する需要な重要な時期と思っていますが、それを推進している形跡も見え難い。このツケは5年後10年後に必ず跳ね返ってくる感があります。
トヨタ東日本が小型ハイブリット車を東北に集中的に生産することを決定しました。宮城県の村井知事は日夜トヨタ社と意思を通じ、次なる新しい展開にも対応しようとしていると聞き及んでいます。増田元知事が自動車関連産業はエンジンとミッション部門を誘致できなければ自動車関連産業の地元誘致は完結しないと常々言っていましたが、この間の9年でやすやすと後発の宮城県にさらわれました。本県の知事はどれほどのトップセールスをしてきたのか。職員で動かすことは自ずから限界があり、トヨタ社が欲している県としての姿勢は私達からは見えない。そして、どういう対応しようとするのか定例の記者会見でも明らかになったことはないと記憶しています。
達増県政を評価する64%のアンケートの評価結果が、2月定例議会の知事演術に出てくるのか大体の予想がつくこと自体に恐ろしさを感じます。
さりとて、三選を許してしまったことは現実に起きてしまったこと。
その現実からは目を背けることは出来ません。来年は議会人として最大限に何ができるかを深く追求し、合わせて地元課題にも初心に帰って真摯に取り組んでまいります。
今年一年このブログを読んで頂いている皆様に心から感謝を申し上げ、どうか来年もお付き合い願いますことをよろしくお願い致します。ありがとうございました。
2015年12月31日
2015年12月30日
今年最後の街宣活動
「いわて県民クラブ」の街宣活動のマイク納めを昨日市内の東大橋で行いました。
仕事納めが昨日だったせいか車の往来は半分程度でしたが、心をこめて一年の御礼も述べさせて頂きました。
今日の朝刊で達増知事を評価するが64%となったアンケート結果が出ていました。
特に生活の現状に支障がなければ肯定的に答えるのが岩手の県民資質のようなとこらがあるので、額面通りには受け取れないでしょう。恐ろしいのはこの数字が独り歩きし、都合のいいように利用される事でしょう。政治的に利用しているかどうかはこれから注視していかねばなりません。
また、知事本人がコメントしている「県民党スタンスが基盤となる」とはいかなる意味なのか理解に苦しむところが多い。ご本人の言う県民党と政府筋が捉えている県民党とはかなりの乖離があると私は分析しています。客観的に自己評価をされているのでしょうか?私には疑問です。
アンケート結果を見る中で22%の県民が評価しないといったことに真摯に耳を傾けるべきでしょう。
私の県政への問題意識とこのアンケート結果はかなり隔たりがあり、それはすなわち議会人としての私たちの努力が足りないことでもあります。来年も街宣活動等を通じてより多くの県民と県政課題の共通認識を図るよう頑張ってまいります。
来年もご通行中の皆様、ご近隣の皆様よろしくお願い申し上げます。
2015年12月26日
実践第一主義
もう数年前のことになるが県議会の特別委員会視察で県立大学を訪れ、地域貢献がテーマだと記憶しているが学生と意見交換したことがあった。
その学生の一人が政治家の仕事に関して我々にダイレクトに一石を投じてきた。
彼は最初から斜に構えて何か言いたそうな雰囲気を出していた。
曰く「今の政治家は住民(有権者)に対しての仕事内容が不十分である。」
実社会の厳しさを知らない弁の立つ学生にありがちな内容だな、と聞いていたがなかなか止まらずヒートアップしてきた。
そこで発言したのが我が盟友である及川あつし議員「意見は聞いたが、グダグダ言う前に明日から自分の事務所に来なさい。まずはポスター貼りから。政治の基本をしっかり教えてあげるから。」
及川議員は煙に撒くでもなく、聞き流すでもなく、しっかりと学生と向き合った。
そのとき私は感動すら覚えました。
彼は行くとも行かないとも言わなかったが、一気にトーンダウン。
毎日政治と関わっている実践者のことばに返す言葉がなかった。
徳川家康は息子の秀忠に「学問が頭だけでやるものではない。体(からだ)学問を修めよ!」と忠告したと聞く。
まさに必要なのは体学問。私は若いうちに人間社会の理不尽さに接しておく必要性は大いにあると思う派です。クリエイティブな仕事をするにしても、そこに住んで生きている人の在り様を知らねば口から出る言葉は机上の空論とことば遊びにすぎない。言葉や実践は「私が」が主語ではなく「地域の皆さんが」のはずです。
あらためて自省とともにこんなことを感じた一日でした。
その学生の一人が政治家の仕事に関して我々にダイレクトに一石を投じてきた。
彼は最初から斜に構えて何か言いたそうな雰囲気を出していた。
曰く「今の政治家は住民(有権者)に対しての仕事内容が不十分である。」
実社会の厳しさを知らない弁の立つ学生にありがちな内容だな、と聞いていたがなかなか止まらずヒートアップしてきた。
そこで発言したのが我が盟友である及川あつし議員「意見は聞いたが、グダグダ言う前に明日から自分の事務所に来なさい。まずはポスター貼りから。政治の基本をしっかり教えてあげるから。」
及川議員は煙に撒くでもなく、聞き流すでもなく、しっかりと学生と向き合った。
そのとき私は感動すら覚えました。
彼は行くとも行かないとも言わなかったが、一気にトーンダウン。
毎日政治と関わっている実践者のことばに返す言葉がなかった。
徳川家康は息子の秀忠に「学問が頭だけでやるものではない。体(からだ)学問を修めよ!」と忠告したと聞く。
まさに必要なのは体学問。私は若いうちに人間社会の理不尽さに接しておく必要性は大いにあると思う派です。クリエイティブな仕事をするにしても、そこに住んで生きている人の在り様を知らねば口から出る言葉は机上の空論とことば遊びにすぎない。言葉や実践は「私が」が主語ではなく「地域の皆さんが」のはずです。
あらためて自省とともにこんなことを感じた一日でした。
2015年12月22日
いわて県民クラブが政策要望
平成28年度の予算編成時に合わせて、私が代表を仰せつかっている県議会会派「いわて県民クラブ」で県に対して政策要望を本日行いました。(写真は後日掲載致します。)
私たちが関心を持っている県政課題について、選挙前にご提示した8つの政策に基づいての政策提案です。(単なる予算要望という位置づけではありません。)今回の要望のとりまとめと政策起案には、政審会長である佐々木努議員(奥州選挙区選出)が渾身の力を込めて作成した力作です。
要望項目である大項目は以下の8つ。
1⃣ 東日本大震災津波からの復興について
2⃣ 人口減少・少子化対策について
3⃣ 地域医療の確保について
4⃣ 教育の向上について
5⃣ 国際リニアコライダーの誘致促進について
6⃣ 農林業の振興について
7⃣ 放射能汚染対策について
8⃣ 県が出資する団体等の経営健全化について
佐々木努議員の役所の実務経験と知見の豊かさをして、実に明快かつ丁寧な要望書となったと思います。
来年からは新人議員のお二人にも立案してもらい、我が会派ならではの色を鮮明に出せるよう工夫を重ねていきたいと考えております。
私たちが関心を持っている県政課題について、選挙前にご提示した8つの政策に基づいての政策提案です。(単なる予算要望という位置づけではありません。)今回の要望のとりまとめと政策起案には、政審会長である佐々木努議員(奥州選挙区選出)が渾身の力を込めて作成した力作です。
要望項目である大項目は以下の8つ。
1⃣ 東日本大震災津波からの復興について
2⃣ 人口減少・少子化対策について
3⃣ 地域医療の確保について
4⃣ 教育の向上について
5⃣ 国際リニアコライダーの誘致促進について
6⃣ 農林業の振興について
7⃣ 放射能汚染対策について
8⃣ 県が出資する団体等の経営健全化について
佐々木努議員の役所の実務経験と知見の豊かさをして、実に明快かつ丁寧な要望書となったと思います。
来年からは新人議員のお二人にも立案してもらい、我が会派ならではの色を鮮明に出せるよう工夫を重ねていきたいと考えております。
2015年12月21日
会社を食い物にするような輩は絶対に許さない!
12月議会の総務常任委員会でIGR(いわて銀河鉄道)の経営状況について質問しました。
IGRは第三セクターの経営で岩手県が保有株の50%以上を保有しています。
私が当選した平成11年から東北新幹線の北進に伴い、並行在来線の取り扱いについて議員間でも勉強会を随時行っていました。結果、IGR(いわて銀河鉄道)の誕生を見たわけです。
IGR(いわて銀河鉄道)は県民の足を守るという公的な交通機関の使命を追っていますが、その主たる収入はJR東日本の鉄道使用料に大きく依存しているといって過言ではありません。それも使用料の単価交渉でJR側が折れて大幅に譲歩し単価を引き上げたのが幸いして黒字経営となっているのが現況です。
しかし、最近華々しく不動産事業や旅行斡旋業を拡大、焼き鳥屋や物販販売など、はたして採算が合うのかと疑問を生ずる事業外の多角事業に執心し、本業に対してどれだけの人材投資等をしているのかが不透明な状態であることが調査で明らかになったのです。旅行斡旋事業は旅行業協会に保証金を積み増ししてまで海外展開まで可能なものにしたようですが、IGRが海外旅行者、インバウンド増を図ってどれほどの社内への波及効果があるのでしょうか?この部門の純利益を示して欲しいと質しましたが、IGRは内容を開示できないと拒否しました。
来季からはJRの寝台特急が廃止になったので、線路使用料は1.8億円の減収が見込まれるとのこと。そんな中で人材育成につながらない多角事業を行う意味があるのかというのが私の問題意識です。
達増知事が会長職を務めているIGR。しばらく黒字が見込まれるからその範囲で見込みのない事業を展開するという経営陣が貧弱な経営方針であるなら言語道断。今後とも重大な関心を持って注視していきます。
2015年12月20日
VIVA!成蹊大ラグビー部
先週のことになりますが、母校である成蹊大学ラブビー部は2年前に明治学院大学に不覚の敗北を喫してから臥薪嘗胆、3年ぶりに関東大学対抗戦のAグループに復帰を果たしました。
入替戦の相手は過去に入れ替え戦で接戦を強いられている立教大学。
スコアは45−8の大差でした。
今年のチームは後半戦になって俄然チームのまとまりが強くなってきた印象です。
成蹊大は花園出場した高校生をセレクションするシステムもない環境で頑張っています。おそらくはコーチ陣をはじめバックメンを充実させるにもご苦労が絶えないと推察します。こうした中での頑張りには心から敬意を表します。
来季はAグループでの厳しい戦いが始まりますが、レベルを上げるためには強い相手を求めていかねばなりません。とりあえずは2勝を目指して頑張って欲しいものです。一度秩父宮ラグビー場へ行って応援に行ったことがありますが、来シーズンは是非応援に行きたいと考えています。
入替戦の相手は過去に入れ替え戦で接戦を強いられている立教大学。
スコアは45−8の大差でした。
今年のチームは後半戦になって俄然チームのまとまりが強くなってきた印象です。
成蹊大は花園出場した高校生をセレクションするシステムもない環境で頑張っています。おそらくはコーチ陣をはじめバックメンを充実させるにもご苦労が絶えないと推察します。こうした中での頑張りには心から敬意を表します。
来季はAグループでの厳しい戦いが始まりますが、レベルを上げるためには強い相手を求めていかねばなりません。とりあえずは2勝を目指して頑張って欲しいものです。一度秩父宮ラグビー場へ行って応援に行ったことがありますが、来シーズンは是非応援に行きたいと考えています。
2015年12月17日
いきいきサローンで生き生きと
昨日は市内大東町摺沢の上摺沢自治会の「いきいきサロン」に話題提供者として参加させて頂きました。
「いきいきサロン」は摺沢地区では自治会ごとに催されていて、高齢者を中心に月に一回程度お茶のみ話をしたり、勉強会をする会です。上摺沢自治会は温泉にも行ったり活動が充実しているようです。
先日、タイヤ屋さんに行ったときに呼び止められて要請されその場で快諾したのでした😃。
話題提供者は元大東町長の小原伸元氏と一緒にでした。小原氏の話は政治の話から宗教の話、人生訓まで幅広く、そのあとに話をするのは大変でしたがILCについてなるべく分かりやすくお話しました。選挙関連以外で一緒に話をするのは初めてでした。
おやつは雁ヅキと甘酒、みかんにお菓子。手作りのお菓子は最高の贅沢ですね。
話題提供した後に、話題の中心となったのはやはり人口減問題や結婚問題。生活の現場からの声は貴重です。
皆さんから逆に温かいおもてなしを受けてほっこりして帰宅の途に就きました。
「いきいきサロン」は摺沢地区では自治会ごとに催されていて、高齢者を中心に月に一回程度お茶のみ話をしたり、勉強会をする会です。上摺沢自治会は温泉にも行ったり活動が充実しているようです。
先日、タイヤ屋さんに行ったときに呼び止められて要請されその場で快諾したのでした😃。
話題提供者は元大東町長の小原伸元氏と一緒にでした。小原氏の話は政治の話から宗教の話、人生訓まで幅広く、そのあとに話をするのは大変でしたがILCについてなるべく分かりやすくお話しました。選挙関連以外で一緒に話をするのは初めてでした。
おやつは雁ヅキと甘酒、みかんにお菓子。手作りのお菓子は最高の贅沢ですね。
話題提供した後に、話題の中心となったのはやはり人口減問題や結婚問題。生活の現場からの声は貴重です。
皆さんから逆に温かいおもてなしを受けてほっこりして帰宅の途に就きました。
2015年12月16日
私は決して忘れない〜6年前のこと〜
米アップルやグーグル、フェイスブックの企業首脳らが創設した団体が顕著な科学研究に贈る2016年の「ブレークスルー賞」の表彰式が8日(日本時間9日)、米サンフランシスコで行われ、素粒子ニュートリノに質量があることを確認した鈴木厚人(あつと)県立大学長(69)=高エネルギー物理学=らのグループが基礎物理学賞を受賞した。
ニュートリノ研究で今年のノーベル物理学賞に決まった梶田隆章・東京大宇宙線研究所長ら5グループの共同受賞。鈴木学長が長年取り組んできた宇宙の謎に迫る研究が世界で高い評価を受けた。
16年のブレークスルー賞は、基礎物理の分野でニュートリノ振動実験に関する五つのグループが選ばれた。日本はこのうち▽スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)▽カムランド(同)▽長基線ニュートリノ振動実験K2K・T2K―の計三つのプロジェクトが受賞した。
鈴木学長は飛騨市神岡町の地下に観測装置「カムランド」をつくって実験。ニュートリノに質量があることを観測した。
=岩手日報より抜粋=
梶田隆章博士はニュートリノに質量があることを実験にて証明し、2015年のノーベル物理学賞を受賞。同じくノーベル賞を受賞した小柴昌俊博士の門下生です。
これらの受賞は素粒子物理学や宇宙物理学の基礎研究の分野での日本の研究陣の厚みを世界に証明しました。私も同じ日本国民として誇りに思うところです。これからも予定されている国際プロジェクトILCが実現すれば我が国の優位性をますます発揮することが期待されます。
さて、6年前の民主党政権時の事業仕訳でこれらの事業予算が切り捨てられようとしたことを記憶している方はどれだけいらっしゃるでしょうか。
スパコンの「2位ではダメなんでしょうか?」を自信満々に言った国会議員の方もいらっしゃいました。事業仕訳という目的だけを達成しようとした思慮深さに欠けた自らの資質を世に知らしめてしまいました。まさに木を見て森を見ず。まことに恥かしいかぎりです。
国会議員はもとより地方議員も未来に向けて、何をすべきか、どんな布石を打つのかを念頭に入れて常に勉強と精進を重ねなければなりません。事業仕訳の件は他山の石として教訓に致します。
ニュートリノ研究で今年のノーベル物理学賞に決まった梶田隆章・東京大宇宙線研究所長ら5グループの共同受賞。鈴木学長が長年取り組んできた宇宙の謎に迫る研究が世界で高い評価を受けた。
16年のブレークスルー賞は、基礎物理の分野でニュートリノ振動実験に関する五つのグループが選ばれた。日本はこのうち▽スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)▽カムランド(同)▽長基線ニュートリノ振動実験K2K・T2K―の計三つのプロジェクトが受賞した。
鈴木学長は飛騨市神岡町の地下に観測装置「カムランド」をつくって実験。ニュートリノに質量があることを観測した。
=岩手日報より抜粋=
梶田隆章博士はニュートリノに質量があることを実験にて証明し、2015年のノーベル物理学賞を受賞。同じくノーベル賞を受賞した小柴昌俊博士の門下生です。
これらの受賞は素粒子物理学や宇宙物理学の基礎研究の分野での日本の研究陣の厚みを世界に証明しました。私も同じ日本国民として誇りに思うところです。これからも予定されている国際プロジェクトILCが実現すれば我が国の優位性をますます発揮することが期待されます。
さて、6年前の民主党政権時の事業仕訳でこれらの事業予算が切り捨てられようとしたことを記憶している方はどれだけいらっしゃるでしょうか。
スパコンの「2位ではダメなんでしょうか?」を自信満々に言った国会議員の方もいらっしゃいました。事業仕訳という目的だけを達成しようとした思慮深さに欠けた自らの資質を世に知らしめてしまいました。まさに木を見て森を見ず。まことに恥かしいかぎりです。
国会議員はもとより地方議員も未来に向けて、何をすべきか、どんな布石を打つのかを念頭に入れて常に勉強と精進を重ねなければなりません。事業仕訳の件は他山の石として教訓に致します。
2015年12月15日
D(どこでも)I(いつでも)O(お電話下さい)が空しさ響く
DIO問題については12月定例議会の本会議でも「いわて県民クラブ」では引き続き問題提起しました。
会計検査院や厚生労働省の調査結果が発表され、補助金返還額が確定したのを受けて具体的な県の対応方針が求められる段階に至ったのを受けての対応です。
他の会派では一般質問で取り上げる様子はなかったので、初登壇のハクセル美穂子さんに質問項目を追加してもらいました。
県の対応方針については一向に具体的なものは示されず、事業を受け入れた当該市町との協議中であるとの経過報告に答弁がとどまっていたので、その中身のない答弁に業を煮やした私は関連質問を知事にしましたが、県の責任意識や補助返還の県の関与についてはいつも通り言及がなされませんでした。
議会はDIO問題の集中審議を通じて、補助金返還額の確定作業をはじめ県の責任所在を明らかにする必要があります。なぜなら反省なくして、教訓や市町村との信頼関係が保持できないからです。来月の復興特別委員会でまずは第一ラウンドで審議する予定となっています。
昨日の一関市議会の一般質問の答弁にて勝部市長は「DIOジャパン問題は県にも責任の一端はある。」との見解を示し、県と市町との立場では隔たりがあることが明らかになりました。
これは重みのある発言です。あらためて県の事業に対するスタンスが問われることになります。
達増知事自らトップセールスまでして引っ張ってきたのがDIO社です。確かに緊急雇用創出事業の破たんの責任は一義的にDIO社にあるとはいえ、県の主導的な役割を果たした来た経過は、トップセールスを重ねただけでも県の事業投入にいかに執着してきたことは明白です。これは否定できようもありません。
いつまでもこの問題を長引かせるわけにもいきませんので、来月の審査には「いわて県民クラブ」が一貫して主張し答弁を引き出してきた「県は市町には迷惑をかけない。」を実行させるように努力してまいります。
会計検査院や厚生労働省の調査結果が発表され、補助金返還額が確定したのを受けて具体的な県の対応方針が求められる段階に至ったのを受けての対応です。
他の会派では一般質問で取り上げる様子はなかったので、初登壇のハクセル美穂子さんに質問項目を追加してもらいました。
県の対応方針については一向に具体的なものは示されず、事業を受け入れた当該市町との協議中であるとの経過報告に答弁がとどまっていたので、その中身のない答弁に業を煮やした私は関連質問を知事にしましたが、県の責任意識や補助返還の県の関与についてはいつも通り言及がなされませんでした。
議会はDIO問題の集中審議を通じて、補助金返還額の確定作業をはじめ県の責任所在を明らかにする必要があります。なぜなら反省なくして、教訓や市町村との信頼関係が保持できないからです。来月の復興特別委員会でまずは第一ラウンドで審議する予定となっています。
昨日の一関市議会の一般質問の答弁にて勝部市長は「DIOジャパン問題は県にも責任の一端はある。」との見解を示し、県と市町との立場では隔たりがあることが明らかになりました。
これは重みのある発言です。あらためて県の事業に対するスタンスが問われることになります。
達増知事自らトップセールスまでして引っ張ってきたのがDIO社です。確かに緊急雇用創出事業の破たんの責任は一義的にDIO社にあるとはいえ、県の主導的な役割を果たした来た経過は、トップセールスを重ねただけでも県の事業投入にいかに執着してきたことは明白です。これは否定できようもありません。
いつまでもこの問題を長引かせるわけにもいきませんので、来月の審査には「いわて県民クラブ」が一貫して主張し答弁を引き出してきた「県は市町には迷惑をかけない。」を実行させるように努力してまいります。
2015年12月04日
師走・・外は雪・・本会議場はお寒い知事答弁
今日から県議会は一般質問。
初日のトップバッターは釜石選挙区選出の3期目の小野 共議員。
小野議員は震災から4年9カ月にならんとする今の現況を、被災地からの切実な声と自らの分析をもって知事に見解を質した。
その主な内容は
1.震災後のもっとも重要な課題は住居の確保であったが、土地の収用に平時の法律に順じて当て込もうとした結果、徒に調整に時間を取られ故に未だに終の棲家に辿りつけていなかった現状があるのではないか。これをどのように分析するのか。津波災害に応じた緊急的な立法措置をもっと早く求めるべきではなかったのか。
2.未来への産業基盤を成す「三陸創造プロジェクト」は結局、従来の産業育成策の焼き直しであって、新鮮味に欠け被災地の若者に希望を与えるような施策になっていない。現状と課題を示せ。
【→ この指摘は私の問題意識とまったく共通するもの】
それに対する知事答弁は、県のありったけの成果のみを述べて、課題認識も示さずに終わり。
いつもの達増知事のこととは言え、これでは展望も開けないし、県政全体の課題解決にはなりません。
2月議会で久保孝喜議員が知事の知事演術に対して成果のオンパレードで課題認識も示されない、批評の対象にもならない演術と指摘したが、姿勢はその時と全く変わらない。
誰かが指摘しなければならないので、せめてこのブログを読んで頂いている方には、こうした現状があることを知っていて欲しいです。
来週の火曜日にはわが会派のハクセル美穂子議員が初登壇。
しっかりと自分の政策論点を示して頑張ることを期待。
初日のトップバッターは釜石選挙区選出の3期目の小野 共議員。
小野議員は震災から4年9カ月にならんとする今の現況を、被災地からの切実な声と自らの分析をもって知事に見解を質した。
その主な内容は
1.震災後のもっとも重要な課題は住居の確保であったが、土地の収用に平時の法律に順じて当て込もうとした結果、徒に調整に時間を取られ故に未だに終の棲家に辿りつけていなかった現状があるのではないか。これをどのように分析するのか。津波災害に応じた緊急的な立法措置をもっと早く求めるべきではなかったのか。
2.未来への産業基盤を成す「三陸創造プロジェクト」は結局、従来の産業育成策の焼き直しであって、新鮮味に欠け被災地の若者に希望を与えるような施策になっていない。現状と課題を示せ。
【→ この指摘は私の問題意識とまったく共通するもの】
それに対する知事答弁は、県のありったけの成果のみを述べて、課題認識も示さずに終わり。
いつもの達増知事のこととは言え、これでは展望も開けないし、県政全体の課題解決にはなりません。
2月議会で久保孝喜議員が知事の知事演術に対して成果のオンパレードで課題認識も示されない、批評の対象にもならない演術と指摘したが、姿勢はその時と全く変わらない。
誰かが指摘しなければならないので、せめてこのブログを読んで頂いている方には、こうした現状があることを知っていて欲しいです。
来週の火曜日にはわが会派のハクセル美穂子議員が初登壇。
しっかりと自分の政策論点を示して頑張ることを期待。