人は立場が変われば考え方も違う。
世の中ではよくある話で驚くことではありません。
先週に県職員の幹部と酒の席ではありますが、つっこんだ話しをする機会があり、県知事の県勢推進の方向性について自分との意識の差に愕然としました。ここで職員の方を批判するつもりはありません。あくまで意識の差があるということにフォーカスして以下記述しています。
曰く「知事はここまで復興についても一生懸命やってきた。成果は上がっている。」
私は酒席だったこともあり、その場では反論しませんでしたが、職員の目から見るとそういう風になっているのかということに驚きました。そこで、あえて前知事の評価についても聞きました。
曰く「前知事は足元を見ないで、東京の方角を気にしていた。」
どうも論点がズレているような気がしました。
その方の意識の中には前知事との相対比較で現知事の方がマシという感覚が強く働くのかもしれまでせんが、決算をここ3年連続議会から不認定とされて、それでも政策推進の方向性は間違いないという感覚はとても議会人の私からは相容れることのできない感覚です。
県庁を会社に例えるなら(ちなみに増田知事時代は県庁株式会を目指せと民間感覚を取り入れる努力をしましたが、今はそんな気風は微塵にも感じることが私は出来ません。)社員を大事にするのも社長の役目ではありすが、一番大事なのは株主である県民の利益を現在から未来へと導くことが最優先であるべきと私は考えます。そのためには社内改革は不断に行う必要がある。ここらへんで良しという評価が職員の間であるならば、むしろ改革は進んでないのではないかと思うのが私の見立てです。
県民利益について付言をさせてもらうと、対外的な岩手県のリーダーとして振る舞い(対霞ヶ関や諸団体等)がどのような評価になっているのか、そしてそれが東日本大震災からの創造的な復興についてどれだけの過程評価になっているのか、それらの課題は県民利益に直結する問題でありますが、残念ながらこれらの評価についてはマスコミも含め表明化していないように思えます。
年も明けて、先々で知事選挙の話も聞かれるようになりました。ここ8年間で私が本会議場や委員会で論戦を知事に挑んできた様子などから皆様に知って頂きたいことはできる限りこれから明らかにしていきたいと思います。
その目的はひとつ。岩手をより良くするためです。