報道によれば賛否が拮抗していて、女王陛下も異例の政治介入ともみられる発言があるなど、注目をあびている。なぜならば投票結果によっては今後の英国の存立にかかわる問題だけでなく国際社会にも影響が出るからである。
スコットランドのイングランドへの対抗意識は歴史的な背景や北海油田の実利的な問題などが絡み合い、一言で言い切れない根深いものがある。

【紙幣の発行はスコットランド銀行等のスコットランドローカルの£紙幣である。この紙幣は英国内で流通するがイングランドではあまり歓迎されないと当時聞いた。】
1988年にスコットランドを訪れる機会があったが、その独立意識の強さは日本では考えられないものがあり、大変驚いた記憶は鮮明である。
スペインでもカタルーニャ地方の独立の住民運動が盛んになっており、民族の独立と経済の実利を主眼とした目的で国家が成立するかどうか、成熟した民主主義国家がどのような判断をするのか実に興味深い。