
ところが、今日の進行の仕方には腑に落ちない点が・・・
二次医療圏ごとに設置された「地域医療を守る懇談会」は5年前の2月定例議会で県立病院の無床化問題が議論沸騰し(県民にとって不名誉な達増知事の土下座事件も起きた)、議会側が増額補正修正案と併せて附帯要項として提案し、可決になったのを受けて設置されたもの。
行政側が唱えた「限りある医療資源を有効かつ効率的に活用する」を県民が認識し、厳しい医療環境がより良くなるために関係者が率先して行動を起こすのを目的としたものである。
ところが、喉元過ぎれば何とやら、ここ数回は県が策定している岩手県保健医療計画の評価連絡会議が主たる目的になってしまっていた。県の立場としてはこれほど有効な会議の設定はないわけで、願ったり叶ったりの懇談会であるが、何やら県のご都合良き懇談会に利用されている進行の在り様に、最後に発言を求められたので前段のに書いた説明と意見を申し述べた。ここ5年で懇談会のメンバーも変わり、当初の設置目的が変わっているのを知っている人も少数。これではいけないと思い、あえて苦言を呈させて頂いたものである。
会議は事を創造し行動を起こすために建設的な議論があるべきものと私は考えるので、地域住民代表の方からも指摘があったが、説明にほとんどの時間を費やすような会議の持ち方ではよろしくない。
どうも最近は知事の県政懇談会といい、目的不明瞭な会議が多すぎる。
執行部が自信を持って地域医療の進展に関して行っている政策「クリティカルパス」の導入についても、思ったような成果が上がっていないことも報告されたので、この件も併せて次の9月議会で明確に指摘をしていきます。
それにしても会議中は部屋が暑くて、汗がダラダラ滴り落ちました。