2014年04月20日

船の復元力

朝鮮日報日本語版 旅客船沈没 貨物量少なく報告、固定に問題も

韓国で起こった旅客船の沈没事故。本当に痛ましい事故が起きてしまいました。
一刻も早く不明者が救出されることを祈ります。


船は水に浮かんでいるので、悪天候の影響や操舵ミスなどが原因で船が限度を超えて傾き、復元力が失うと元にもどりません。その結果、水が船内に流入し沈没します。

貨物船の場合荷物によって、航海ごとに状況が異なるので船倉毎の重さのバランス(左舷と右舷、船首と船尾)には細心の注意が求められます。やむなくバランスが異なる場合はバラストで調整することとなります。

自分が横浜で働いていた時に、不運にも貨物船が沈没する事故が発生しました。

v.anurag2.jpg

【On 14/1/1987 ”VISHVA ANURAG” capsized and sank in Japanese waters as the result of a cargo shift.】

沈没の原因は積み荷であった不安定な形状の鉄板が、荒天の影響で固縛していたにも拘らず、船内で動き暴れてしまい船の復元力を失ったことが原因とされました。

事故には必ず原因があります。不運に不運が重なったから仕方なかったではすまされません。
人命がかかっている旅客船ならもっと注意が必要だったでしょう。

事故が起こる原因は、成すべき手順を省いてしまう(要するに手抜き)が一番の原因と私は三井倉庫時代に教わりました。

他国の事故として傍観せず、教訓とし、他山の石とせねばなりません。
posted by 飯沢ただし at 03:51| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする