NPO法人「大雪りばぁねっと。」問題の県の検証報告書の内容について、本日予算委員会の商工労働観光部の審査に組み入れる形で質疑応答が交わされた。
委員(議員)からは、身内(検証委員会のメンバーのうち商工労働観光部の県職員が大半、座長は当部の副部長)で検証を行った検証委員会の設置に関する疑問。御蔵の湯という入浴施設が過大な設計になった事実等に県の関与がされたとされる疑惑に対して検証に踏み込んでいないこと(議会はこの点に疑義を抱き、先の決算特別委員会で追及したが、行政からは説得力ある答弁なし)。県の同種の委託事業に対し、県は中間管理をする体制に疑惑が生じていること等の質問が相次いだ。
それでも答弁は、「検証委員会は公開で行われている。多様な意見は併記した。検証は十分にされた。」の繰り返し。
質疑と答弁は終始かみあわず、空虚な時間のみが流れる結果となった。
これでは今後いくら審議をしても意味がなく、後は議会側がこの検証結果に対してどのような判断と行動を起こすことに展開を変えていかねばならないだろう。