2014年03月31日

用地取得に向けて

今日は平成25年度の年度末。
いよいよ明日から消費税8%と共に新年度が始まる。
言うもでもなく本県の最大の行政課題は震災からの復興への取り組みであり、その中でも用地の取得が大きな壁となって被災地の自治体を悩ませていた。

今日の新聞報道によれば、本県選出の与党の鈴木俊一代議士や野党の複数の代議士も議員立法の動きがあるようだ。野党の議員立法がどれだけの効力があるかは不明だが、この際、与野党の枠を超えて被災地の一日も早い復興のために尽力願いたい。

本県でも岩手弁護士会と県が共同で、国に対しての土地利用に関しての特例措置を申し入れた経過があるが、復興庁からは憲法を盾に当時は一顧だにされなかった。

復興庁への要望を伝える新聞記事

この特例措置は岩手弁護士会が熱心に取り組まれた成果で、第三者からもとても良くできているとの評価があり、県はもっと積極的に政府に働きかける必要があるのだが、(私も代表質問で取り上げた)達増知事の動きは極端に鈍い。

来月の19日(土)に岩手弁護士会との土地利用に関する勉強会があるので参加して、各党の議員立法の内容とその実現性について把握したいと考えている。
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2014年03月30日

国道343号大原バイパスが全面開通!

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【小学生が放った風船が、未来へつなげとばかりに勢いよく空へ放たれる】


震災の影響で遅れましたが、待望の「大原バイパスの全面開通」です。
県の特段の配慮で、県道江刺室根線の延長という手法を取ってようやく実現の運びになりました。

当時の増田知事が分権を国より先駆けて試行した「事務事業の一括委譲」で行われた事業でこの大原バイパスは取り組まれました。残念ながらこの一括委譲方式は県において定着しませんでしたが、現場では大好評でした。現場主義の増田県政の面目躍如たる成果だと私は思っています。

達増知事に変わり、このような現場主義に基づいた取り組みを見たことも聞いたこともありません。
あるとすれば観念主義に沿った希薄な掛け声だけです。なんと空しい現実がここにあります。県民のほとんどがこの現実を知りません。

ILCの実現も目前に迫り、いよいよこの路線も重要性を増すことから、新笹の田トンネル建設への期待が大きくかかるます。私は予算特別委員会の質疑でこれから毎回、新笹の田トンネルについて発言することを言明しました。実現するまで一般質問、決算委員会、予算委員会で徹底して行います。

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2014年03月27日

決議の重さを知事は汲み取るべきだ!

山田NPO問題 第三者の再検証求める 県議会が決議案可決
 岩手県山田町から緊急雇用創出事業を受託したNPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市、破産手続き中)が事業費を不適切に使ったとされる問題で、岩手県議会は25日の2月定例会本会議で、県の内部検証が不十分として、第三者による再検証を求める決議案を賛成多数で可決した。決議に拘束力はなく、県の対応が焦点となる。
 決議は、自民ク、いわて県民ク、民主の3会派が提案。県の検証委は8人中6人が県職員で客観性に欠け、再発防止策の柱に掲げた中間検査も形式的だったとした上で「期待された検証目的から乖離(かいり)した極めて不十分な内容」と批判し、第三者委員会を設置して、再検証すべきだ強調した。
 希望・みらいフォーラムの一部議員を除くほぼ全議員が賛成した。
 達増拓也知事は「検証委の所期の目的は達成されたと受け止めている。議決された内容は十分精査する」との談話を出した。
 検証委は問題に対する県の直接的な責任を指摘しておらず、中間検査など本年度の再発防止策の効果や反省は検証の対象外とした。
 本会議前の議会運営委員会で、小田島智弥総務部長は4月から総務部総務室内に補助制度や委託事業について実務指導する特命課長を新たに配置することを明らかにした。県は全庁的な再発防止に取り組むという。

〜河北新報より転載〜

県議会が決議にまで至った最大の原因は、この問題に対する知事の認識の甘さに尽きる。
特に知事の「報告書をまだ読んでいない。」の発言は言語道断。

組織統制を内部職員に任せきりの状態がこのまま続けば、いつかはまた同じことが起こる。

その意味において岩手県議会の一部会派を除いてこの決議が成立したことは、議会の権能を十分に発揮したと言える。二元代表制の一翼を担う議会は、監視の目を絶対に緩めてはいけない。

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2014年03月24日

アウトドア宣言! ただし来月から・・・

長かった2月議会も明日で閉会。代表質問をしたのも遠い昔に感じます。

今日は穏やかな春の訪れを感じる日中でした。

そんなサニーデイなのに、先週から風邪気味で、なかなか右肩上がりに回復しない。
というのも理由があって、少し治りかけた時に油断してお酒を飲んではまた悪くなるの繰り返しが2回。

この2週間の休日は閉校式があったりして完全休息の日がなかったせいもあるけれど、ここまで回復力が衰えたことにもショック。

まぁしっかり節制すれば良かっただけの話ですけれど。

免疫力をつけるために努めて体力づくりをしなければまずいと痛感する日々でございます。

来月からは「花鳥風月」のカテゴリーに話題が提供できるようにアウトドアでの活動を頑張ります。
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2014年03月15日

人間風車を惜しむ

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まだ春の訪れが遠いみちのくでは寒い日が続いており、毎日慶弔欄を見るたびに恐ろしくなります。
そんな中、私のヒーローが寂しくご逝去されておりました。

その方はプロレスラー「ビル・ロビンソン」

外人レスラーでありながら、日本人に支持されたレスラー第一号ではないかと思われます。
昭和40年代初めに国際プロレスで日本のマットに登場するや必殺技のダブルアームスープレックス、別名「人間風車」でちびっ子プロレスファンの心を一気につかんだのです。

テレビで見ていたビル・ロビンソンの試合が組まれた国際プロレスがなんと隣町の千厩町で興業する機会があり、父に連れられて観戦した記憶は鮮明です。昭和44年か45年頃と思います。

サンダー杉山やグレート草津もメインイベントの前でタッグマッチで出ていました。
そしていよいよメインイベント、ビル・ロビンソンの登場。子どもの興奮は一気にボルテージに達します。なにしろテレビで見ているものが目の前で起ころうとしているのですから。

ところが、その試合は開始20分頃までビル・ロビンソンの相手がず〜〜〜っとヘッドロックをしたままで、ビル・ロビンソンも外そうとしない。そして20分経過のアナウンスがされた途端に、ヘッドロックがスポッと抜けて人間風車一発で3カウントで試合終了。

この試合は子供心にも胡散臭さを感じました。省エネマッチに対する怒りです。大人のインチキを初めて知った瞬間かもしれません。

しかし、こうした記憶があるのも父に連れていってもらったことに感謝しなければなりません。

でも、ビル・ロビンソンは今でも私のヒーロー。
人間風車だけでなくクリーンな試合運びはいまでも印象に残っています。心からご冥福を祈ります。
posted by 飯沢ただし at 16:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月14日

質疑応答かみあわず

NPO法人「大雪りばぁねっと。」問題の県の検証報告書の内容について、本日予算委員会の商工労働観光部の審査に組み入れる形で質疑応答が交わされた。

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委員(議員)からは、身内(検証委員会のメンバーのうち商工労働観光部の県職員が大半、座長は当部の副部長)で検証を行った検証委員会の設置に関する疑問。御蔵の湯という入浴施設が過大な設計になった事実等に県の関与がされたとされる疑惑に対して検証に踏み込んでいないこと(議会はこの点に疑義を抱き、先の決算特別委員会で追及したが、行政からは説得力ある答弁なし)。県の同種の委託事業に対し、県は中間管理をする体制に疑惑が生じていること等の質問が相次いだ。

それでも答弁は、「検証委員会は公開で行われている。多様な意見は併記した。検証は十分にされた。」の繰り返し。

質疑と答弁は終始かみあわず、空虚な時間のみが流れる結果となった。

これでは今後いくら審議をしても意味がなく、後は議会側がこの検証結果に対してどのような判断と行動を起こすことに展開を変えていかねばならないだろう。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月13日

3.11合同追悼式に出席

あれから3年。
今年は県の追悼式は山田町と合同で挙行されました。

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開式前に華道家の前野博紀さんが奉納献花をされました。

被災地に何かをしたいとの思いが「ガレキに花を咲かせましょうプロジェクト」に至り、各地で活動なされているとのこと。

一本一本の桜の枝を活けるごとく、復興に着実に進む思いが列席した一人ひとりにあらためて込められたと思います。鎮魂の思いと共に。

これから、この世に生きて命をつなぐ責任ある我々が、次世代の人たちにに誇りをもってこの地生きられるよう頑張れねばなりません。そんな決意を新たにした日でありました。
posted by 飯沢ただし at 23:59| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月09日

2014県政報告会〜摺沢会場

約束の報告会を8日の10時から地元の摺沢地区対象で行いました。

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前日は会派の懇談会があり、盛岡泊だったため朝7時30分に議員会館を出発したものの、雪のため会場着いたのが15分前。ちょっと焦りました。

議会開会中ということもあり、先日行った代表質問の内容や地元課題(大東病院、大原バイパス、新笹野田トンネル)とILC計画の現況について話をしました。

ILCについては関心が高く、財源の問題等、数年前と比較すると質問のレベルが格段に上がっています。

政治、行政問題だけでなく、地域経済の衰退に関する心配ごとの意見も出され、人口減社会の諸問題が確実に表面化している実態が見て取れる貴重な内容の意見を頂きました。

人口減と地域社会の存続については、後日このブログで自分なりに考察していることを綴りたいと思います。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 ☁| Comment(0) | My Report 【県政報告会】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月05日

「ホウ・レン・ソウ」はどうなってる?!

昨日、商工文教委員会で「大雪りばぁねっと。」事案に係る検証委員会の報告書の内容について報告があったが、委員からは批判が相次いだ。

NHK盛岡放送局のニュース

私も当委員会の委員であるので、意見を述べたが、論点は2つ。

1.検証委員会の委員が大半が県職員では客観的な検証が得られたのか、というそもそもの構成メンバーが妥当性を持っていたのか。
2.先の決算特別委員会で議論の中心になった「御蔵の湯」が突如として県が補助金の対象となった部分が県の関与に対する肝の部分なのに、突っ込んだ議論を避けて県側の手順の適格性に重きを置いたこと。

不十分な報告書とはいえ、完成品との県の答弁であったので、昨日の時点で内容に不満をぶちまけたところで何も変化がおこるはずもなく、敢えて内容については2の部分だけに留めた。

さて、議会としてこれからどのように処していくかは明日にも予算特別委員会の総括質疑が始まるので、検証委員会の在り方や県の報告の在り方について議論があるのは必至であるので、その流れに注目したい。
早速、今日の議会運営委員会で、明日の委員会に商工労働観光部長に出席を求めることが決まったようだ。


そして、今日、知事の定例記者会見で驚くべき発言があった。
知事は記者会見直前まで検証委員会の報告書を読んでいない。との発言。

刑事事件にまで発展し、議会が決算を不認定にした最大の要因で、庁内に検証委員会を設置して県の責任を検証を余儀なくされて、社会問題にもなっていて、復興の負の話題で世間の耳目を集めている県政の重要課題に対して「読んでいない。」との発言はどういう意味ととらえればいいのだろう???

知事は無関心ですまされるのか?
県庁内のガバナンスはどうなっているのか?


これらの問題も今週末の総括質疑で厳しく質されることでありましょう。

同情を禁じえないのは一生懸命仕事をしている県職員の方々。
部下の労苦に、いとも簡単に社長が「オレは知らんがね」と公言されたら、どれだけ部下の士気が下がるか。
普通に考えればわかりそうなものですが・・・ 
posted by 飯沢ただし at 18:35| 岩手 🌁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月03日

会議通訳士 長井鞠子さん

たまたまNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見た。
今晩は同時通訳者の長井鞠子(ながい まりこ)さん。

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40年にわたり世界の最前線で同時通訳士として活躍している女性。

「自分がトップにいるという安心を持ってしまったら進歩がない」
「準備と努力は裏切らない」

画面から伝わる仕事ぶりから、彼女が発する言葉には重みがあります。

過去の失敗の教訓から絶対に自分流儀の準備は怠らない、その姿勢に感動を覚えました。

こんなプロフェッショナルが世界の要人から尊敬され、日本人として世界の主要な舞台で活躍なされていること、すばらしいです。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☀| Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする