2013年12月19日

陽炎の奥に何を見たか

映画の名作「アラビアのロレンス」の主役、ピーター・オトゥール氏が逝去された。
最近では「ラストエンペラー」で出演されていたのが記憶に新しい。

アラビアのロレンスx.jpg


アラビアのロレンスは70mmの大作で、初めて見たのが18歳の頃に渋谷パンテオンで。
監督デヴィット・リーンの映画を見たのは初めてだったので、スケールの大きさ(映画館も最高!)に圧倒されて、フラフラになって井の頭線に乗って帰った記憶がある。

それからデヴィット・リーンの映画に一時的に虜になり、「ドクトル・ジバゴ」「ライアンの娘」「戦場にかける橋」「旅情」と立て続けに見た。

アラビアのロレンスの主役はピーター・オトゥールだが、私はアリ役のオマーシャリフとのセットで砂漠をイメージする。砂漠における白(ロレンス)はと黒(アリ)のアラビア服のコントラストは鮮やかであった。

飄々とした演技の中でも存在感を失わせないピーター・オトゥールの力はむしろ脇役の方が発揮するが、この超大作に彼を起用した監督の慧眼には恐れ入るばかりだ。

現在の映画はCGを駆使すれば大体の迫力は出るが、俳優の迫力は演技の中からしか表れない。
また思い出の名優が一人世を去っていった。

オトゥールさん たくさんの思い出をありがとう。安らかにお眠り下さい。
posted by 飯沢ただし at 23:03| 岩手 ☔| Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする