2009年02月26日

本日県議会「代表質問」

本日の議事日程は一般質問。

だが、岩手県議会は2月定例会は恒例として、一般質問の初日は会派を代表しての「代表質問」となり、答弁は全て知事が行うこととなる。


そして代表質問はテレビの中継があり、まさに議員にとっては晴れ舞台である。


私も過去2度の経験があるが、自分の興味のあるジャンルだけでなく、県政全般の問題に触れなければという意識が働くので、いつもの一般質問よりは、かなり神経質になるものである。



我が会派からは奥州選挙区選出の「亀卦川 富夫」議員が登壇し、堂々の質問を行った。

今議会は「県立病院の新経営計画」が目玉であるので、会派でも内容については吟味をした上で亀卦川議員も質問に臨んだのである。

亀卦川議員は医療局のあり方(組織論)から住民との合意形成の必要性まで6点にわたり多角的に質問を知事に投げかけた。


しかし、知事の答弁は一貫して

「4月に計画を進めないと岩手の医療は崩壊する。」


私が知事答弁で気になったのは

・県立病院の院長が合意を得て作り挙げた計画である。
・知事本人も医師と懇談して窮状を理解した。

をやたらに強調。

県病勤務医の労務環境が急激に悪化していることは理解するが、


一方の利用者側の意見を反映したと言っているのは、計画策定後。
それも極めて短期間で、決して理解を求めるといった環境で行った意見聴取とは言えないもの。


これはどう考えてもおかしい。


知事は何につけ県民の力をもってすればいかなる困難も突破できると言っているが、この問題に関して県民の力をどやって引き出すというのだろう。

4月以降も市町村や住民との協議は続けるとの答弁があったが、ベットを取り上げられた後に、住民側は冷静な議論をする心境になるであろうか? 



今までと異なることがあったとすれば、知事が無床化になる地域の方に陳謝する場面があった。

だがその答弁の場面でも、それを言う段になって、答弁用紙が見つからず3分ほど壇上周辺を右往左往。最後は副知事から答弁書が回ってきて、それを読む形で陳謝した。


陳謝するなら、病院問題の答弁の一等最初であるのが普通であろう。しかし最後にとってつけたような陳謝。それも3行ほどと思われる内容の答弁用紙がなければ言えないとは・・・・ 


私は本当に何とも言いようのない空しさを感じた。





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2009年02月23日

いわい太鼓同志会15周年

私が顧問を努めさせてもらっている「いわい太鼓同志会」が結成15周年を迎え、記念式典と祝賀会が盛大に挙行されました。

15年という月日は長いようで短いですが、私自身も顧問になってちょうど10年、振り返ると感慨深いものがあります。創成期の会を盛り上げてきた東山町の鈴木さんが昨年逝去されて、悲しい出来事もありましたが、

↓の写真のように子供達が見事な演技が披露されて、いわい地方の太鼓を継承する力が表れてきたのも、これまた月日の成せる技です。


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結成当時、東磐井郡内だけの太鼓の仲間で集まって始めた会ですが、その当時から東磐井限定ではなく「いわい」とした名称にしたことが、先見性のあるところで、市町村合併を契機として旧一関市や花泉町、平泉町の団体も加盟し文字通りの「いわい」の名に相応しい立派な会に成長しました。

今後も地域の振興の活力として、より一層の会の発展を祈ります。


posted by 飯沢ただし at 00:16| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

二周り目の県政報告会【2】

2月14日(土)と2月21日(土)に県政報告会を二ヶ所づつ開催しました。

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【2/14 渋民会場】

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【2/14 曽慶会場】

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【2/21 猿沢会場】

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【2/21 興田会場】


どの会場も50人以上の方々に集まって頂きまして、心から感謝感謝です。県立病院問題が報道される機会が多いために関心度が高まっているせいもあるかと思います。


県立病院の再編問題、農業の持続策をどのように図っていくか、林業のと行政の係わり合い、リニアコライダー誘致の件等、どの会場も時間一杯まで質疑意見交換がなされました。


一年に一度でもこういう機会が確保されることは、大変有意義であることを再認識するとともに、議員の活動説明責任の重大さを改めて強く感じる報告会となりました。
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2009年02月20日

飛行機ネタ

最近、、政治関係記事が多かったので、ここらで脱線したヤツをば。


今日フィリィピン発成田行きのNWA機が、乱気流に遭遇し、多数の乗客が怪我をしたというニュースがありました。飛行機に乗っていて突然の揺れはビビリますよね。私もそういうのに敏感な方な者なもんですから、シートベルトは絶対に外しません。

先月県議会の委員会視察の帰りの飛行機が、運よく富士山の真上を通過しました。右側の窓をめがけて乗客が右によって、皆感動の声を上げておりました。

富士山だけ雪で真っ白なんですよ。真上から見るとシルエットが本当に綺麗でした。さすが日本一の山。



仙台行きの便でしたから当然東北出身の方々が多いわけでありまして

「お、ほれ、ほれ、ずさん。ほれ、ずさん

という声が富士山の真上で聞こえまして、

「ずさん?」「ずさんって何やろ」と思ってましたら

富士山のことだったんですな、「ふ」が発音されないんですね。
多分津軽方面の方と推察されますが・・・
なんか「H」が発音されないフランス語とおんなじあせあせ(飛び散る汗)exclamation&question



富士山の写真は撮れなかったですが、その日は珍しく雲がまったくなくて空気がものすごく澄んでいた日でしたので、関東平野がすっかり地図のように見ることができました。

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【真ん中の丸い部分が東京湾。窓から新宿の副都心も房総半島の輪郭も肉眼で見えました】


posted by 飯沢ただし at 23:27| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

平成21年2月定例会が開会

本日2月定例会が開会しました。

会期は3月25日までの35日間の長丁場。

2月の議会恒例の知事演述がありました。

注目していた県立病院の新計画案については既定路線の話を淡々と述べたという印象でありました。


この県政の重要課題について、医療局開設責任者としての「地域医療を絶対に守る」という強い覚悟を感じる取ることができませんでした。まことに残念としか言いようがありません。


今日は診療所無床化反対の各団体の方々が多数傍聴に来ておりましたが、知事の演述をどのように捉えたでしょうか。



知事は県政運営基本指針として「県民との信頼」の構築を言っています。しかし、今回の県立病院の改革については関係自治体との信頼が既にヒビが入っている状態に関わらず、医療局側の一方的な姿勢で押し切ろうとする状況は、知事の方針とは明らかに背反しています。


言葉が言葉で終わってしまっている。リーダーとしての言葉の重みがこの二年間でどんどん褪せていく印象を受けました。





posted by 飯沢ただし at 16:05| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月17日

誘致なるかリニアコライダー

某地元紙に14日(土)の一面に紹介された
「国際リニアコライダー(ILC)」に関して、「加速器科学研究会」が仙台市内のホテルで開催されるというので参加してきた。

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東北経済連合会と東北大、東北6県が、総延長約30`の巨大加速機「リニアコライダー」に関する研究会の設立に向けた準備を進めていて、国内の有力候補地に岩手県南の北上山地が上がっており、誘致に向けた環境の整備を目指す。との報道があった。

「リニアコライダー」は巨大加速器の意であり、
素人ではなかなか理解不能であるが、電子と陽電子を衝突させて宇宙誕生のビッグバン状態を再現する施設。

「リニアコライダー」は国境の枠を超えた世界の研究者による施設であり、基礎科学の最先端施設。

この研究により、医学原子力廃棄物の処理など、さまざまな分野に応用できるデータが抽出できるという。

この施設の立地は、どこでもいいというわけではなく、深さ100bを掘らなければならないことから地盤が安定していることが立地の絶対必要条件になってくる。北上山地は最も有力な地形とされている。

この施設の誘致が成功すれば、研究施設だででなく、千人規模とも想定される研究者のための住環境整備、学校、病院などの整備も必要となってくる。

しかし、誘致へのハードルはとてつもなく高く、8000億とも言われる予算の捻出をはじめ、国内でも福岡県など強力なライバルがあり、これからの東北全体での産学官の連携力が試される。

最近は暗いニュースばかりで、沈みがちであったが、夢のある実現可能なビッグな話題に触れ、ムクムクと胸が湧き上がる思いであった。

ここまで誘致の話が進んできたのは、故 椎名素夫先生がノーベル賞をもらった小柴さんとの関わりで、日本への誘致への道筋をつけたからであり、あらためて椎名先生の情熱と先見性に深く感じ入った次第である。
posted by 飯沢ただし at 22:52| 岩手 ☀| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

26人の力

去る10日(火)に医療局から県立病院の新しい経営計画に関して説明があり、パブリックコメントや地域説明会を経た、医療局の最終案が示されたが、地域の声や提案を協議や検討もしないまま、ほぼ原案のとおり有床診療所の無床化を含んだ計画案ということに相成った。


12月議会で付帯意見を付して(県に対して住民との広範な協議を継続すること)県民からの請願は採択となった結果も全く無視された格好になり、当然の如く、議員からは医療局には非難の声が飛んだ。


この改革案は議決案件ではないため医療局の執行権で実行されることになる。このままだと議会の意思が全く反映ずに、4月1日を迎えることになるため、明日17日に県医療制度改革推進本部会議で最終決断される前に行動を起こそうということになり、


本日、知事と医療局長あてに以下の要請を行った。


1.県立病院の新しい経営計画案の4月実施を一時凍結すること
2.その上で、当該自治体、住民と地域医療確保における合意形成を図るべく協議を継続し、改めて県政の最重要課題として、あらゆる分野、方法での同計画案の再検討を実施すること


特に、大事なのは2.の項であり、部局横断どころか県庁を挙げてこの問題に取りみ、県と市町村と住民が共通理解の下に県民医療を構築する「岩手モデル」を作り上げることが今、求められているのではなかろうか。



この週末、断続的に12月議会で請願に賛成した議員全員に連絡を取り、行動の趣旨に賛同を求めたが、残念ながら民主県民会議の議員からは賛同を得られなかった。しかし結果として26人もの県議会で過半数を超えた議員が集まったのには大きな意義がある。


知事は不在で副知事が対応したが、いつもの説明に終始した。

「このままだと岩手の医療が崩壊する。」



されど計画案が発表された後も県病の医師の退職意向の報道が後を絶たないのは計画案に展望が持てない査証ではないのか。前にも述べたが、根本的な問題の根が残されたままなのである。


我々の行動で変化が起きることを期待したいが、このまま強行突破の姿勢であるのなら、また次の一手を考えねばなるまい。



posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

由々しき事態

今朝の地元某紙によれば

県町村会が県が求めていた2009年度医師養成奨学金の負担金の一部について、「県病の医療改革で県に町村の話を聞く姿勢が見られない」として、「抗議」の意思を示すため各町村が直接支出しないことを決めた。

とあった。


これは由々しき事態である。


町村がこのような形で県に抗議行動を起こしたのは私の知る限り聞いたことがない。それも一つの町村ではない。町村会全体の意思だ。

県がまったく聞く耳を持たない姿勢が、こういう形で既に町村との間に軋轢を生じさせている。原因は全て県にある。こんな調子では県は病院問題に限らず、指導的な立場など保持できようか。


私は12月議会の県立病院の診療所無床化問題の請願採択における賛成討論で最も危惧される事態として、県と当該町村との信頼関係が壊れかけていることを指摘したが、それ以上の事態に発展してしまったと言える。



県は一刻も早く関係修復に動くべきである。


こんな形で4月1日に予定通り、県立病院の改革案を実行したならば、さらに関係が悪化することは必至であろう。
posted by 飯沢ただし at 20:57| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

驚くべき、呆れた提案

本日2月定例議会のための10日前議運があり、執行部から驚くべき提案があった。

それは本会議においての再質問の答弁方法について


再質問において複数の質問がなされる場合、質問内容の把握や入念な答弁内容のの整理に基づき、十分な内容でわかりやすい答弁をすることは相当な困難が伴うことがあることから、次の対応をお願いしたい。

計3点対応案が示されたが、その中で呆れたちっ(怒った顔)極致は

知事答弁の前の事実説明答弁

再質問の中で、知事が答弁する内容が含まれている質問項目であっても、(中略)知事答弁に先立ち、前段で部局長から答弁を行っても差支えないことにしてはどうか。


この提案の趣旨は

@ 知事になるべく答弁をさせない。

A 一問一答方式を想定して、時に脱線する知事擁護対策の一環


としか思えない。


大体にして議員が知事に答弁を求めるのは、県政運営の根幹に関すること。枝葉末節なことを知事に答弁を求める訳がない。



こんな提案を平然としてくるのは、二元代表制を無視した議会を軽んじた考え方であり、私は憤りを通り越して悲しくなってしまう。


岩手県議会が議会基本条例を制定したのは、議員と県の最高責任者との建設的な議論を戦わせることが県民にとって利益となるということ。この趣旨を全く理解していない。



こんな提案をする前に答弁検討のやり方を模索するとか、もっとましな改善策がなかったのか。こんなことを議運という公式な場所に提案することがまったくもって情けない。



こんな姑息な手段で知事を擁護することが、

知事にとって為にならないことが分からないのだろうか。



本日の議運では後日検討ということで結論が出なかったが、不快な一日になってしまった。


posted by 飯沢ただし at 23:14| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月08日

二周り目の県政報告会【1】

二周り目を迎えた「私の約束」で掲げた県政報告会。

今年は昨日開催した藤沢町がトップを切っての開催となりました。

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今回は

1 達増県政の二年を振り返っての評価

2 県立病院の新経営計画案について

3 県議会での動き(政策条例など)
 
4 藤沢町の課題

について報告しました。

知事の評価についてはかなり辛口な評価を述べましたが、これも知事という役職の重さを思うからこその評価と忖度して下さい。

病院問題と農業問題について質疑と意見がありましたが、藤沢町立病院設立と運営の先見性について話しましたが、藤沢町民も、やはり県立病院の医師の不足と全県をあまねく医療の均てんを設立の趣旨とした県立病院の運営状況には大きな関心があるようです。

将来に希望の持てる農業政策をとの意見がありましたが、これは私自身も強く感じているところ。とりもなおさず減反政策の見直し等、国の政策が大きく影響を受けますので、将来に布石を打つ政策を期待するしかありません。


先月、農業問題について、ある政党関係者と意見交換をする機会を得ましたが、私が感銘を受けたのは日本全国一律の農産物を作る政策ではなく、適地適作を明確にしたやり方を徹底するということ。これは現実的に温暖化の影響で西日本では米の品質が低下してい事実を踏まえても有効な施策と感じました。

無理な転作政策が農業営農持続を阻害していることも事実だからです。

来週からまた報告会を開催しますので、ぜひ足を運んで頂きたいと存じます。



posted by 飯沢ただし at 17:41| 岩手 ☁| Comment(0) | My Report 【県政報告会】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月05日

改革への覚悟

今日、開業医の方と県立病院の現状と課題について2時間ほど意見交換をしました。

その医師の方は県立病院勤務も経験のある方で、現場勤務を通じて思っていること、県の医療局がなすべきことについて率直な意見を伺いました。


自分の想像をはるかに超えた勤務実態を聞くに及び、将来の県立病院改革への道程の厳しさを実感すると同時に、小手先の改革をいくら重ねても改革の本丸には辿り着けない、問題の根の深さを感じました。


例えば、過多なペーパーワーク、医療訴訟に備える自己防衛、チームワークの大切さ など

詳しくは書きませんが、患者側からの視点では分らない実態が浮かび上がりました。


また、医師は患者から「先生、ありがとうございました。」の感謝の言葉が何よりであり、それを誇りにして医師をしているのだととも。



2月10日(火)には次の2月定例議会の議案説明会で、おそらく医療局から先に発表された新しい経営計画案の本案が出されます。

今日まで、各種報道も診療所の無床化がクローズアップされてきましたが、今日の話を聞くに及び、診療所を無床化にしたところで医師の退職が止まるという保証は全くないことの認識が深まりました。要は

本気で県立病院の存立存続にかかわった覚悟がプランに示されるのかどうか
であり、

以前から私が指摘しているように

 医療局の経営体制の抜本的見直しを前提とした岩手の地域医療を守るかの県立病院設立の理念を活かした考え方が求められていると思います。


今日までのプランでは医者の一時的な退職をとめるだけであり、この考え方に沿うと中核病院ですら存続が防げなくなり、二次医療圏を中心にした県民医療の完結などは全くの絵空事になってしまいます。


一方、県民も今までのように誰かに頼めば何とかなるという幻想めいた考えも捨てなければ問題の解決の道は遠ざかっていくばかりです。


県は4月から計画を実行しなければ鬼が来るごときの姿勢でなく、じっくりと県民と対話しながら事を進めることが必要ではないでしょうか。
 


posted by 飯沢ただし at 23:50| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

逸脱のツケ

NHKスペシャル「衝撃・世界自動車危機」を見た。

現在のGM(ゼネラルモーター)が何故短期間に転落したのかが良くわかった。

要は、買える能力のない人に担保設定もろくにしないで、高い車を適当に売りつけたことが発端なのだ。

サブプライムローンと全く同じ事を車販売で行っていたということである。

債務者の借金を債権化して、債権が市場に出す前に売られ易いように粉飾加工して投資家に買ってもらうことでGMは見かけの売り上げを伸ばしていた。そんな偽装販売が世界一の生産台数とは・・・これではいくら公的資金をつぎ込んでも病巣を完治するには及ぶまい。


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【かつてのデトロイトのGM本社】

4年前にデトロイトを訪れる機会があってGM傘下の工場を見学させてもらったことがある。今から思うといい経験をさせてもらった。泊まったホテルもGM本社の周辺に隣接しているホテルだった。

会社の図体が大きくなると、部門が分化して、セクト責任に走ってしまう。その結果、何とか売り上げを伸ばすために金融市場を利用することを考えついたのであろう。また、株主に対する責任が重いアメリカの経営は短期で利益を上げなければならないシステムもこれに拍車をかけたに相違ない。GMの行き着いた先は商売の鉄則を誤った必然的な結果である。


前にもここで紹介した商道(サンド)のイムサンオクの師匠が、こう言っていた。

「とかく商人は、金ではなく人をもって財となせ。人が残ることそれが利益なのだ。」


この言葉の発する意味がとても重く響くこの頃である。




posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする